善昌寺というお寺の庭に、こんな実が落ちていた。
見上げると、ギンナンが鈴なりだ。
落ちている実を押してみると、まだちょっと硬めだ。
もう少し熟したら、ポトポトと落ちてくるだろう。
拾わせてもらうのは、それまで待とう。
イチョウの葉が黄色くなるのは、さらにその先だ。
その傍で山椒の実が赤くなっている。
実や葉に触れるといい香りだ。
もう少し茶色くなってくると、粒山椒として料理に使える。
鳥が持って行かなければ、はぜて黒い種が表れるようだ。
お寺からの帰り道、クチナシの実が色づいていた。
もう少し赤くなったら、お正月前の栗キントンを黄色くするのに一役かう。
いつもの秋が、もうすぐそこだ。