横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

小石川の木と実

2005-10-13 16:43:53 | あれこれ


東京ドームの隣にある小石川後楽園は水戸家ゆかりで、二代藩主光圀のときに完成した庭園だ。
稲刈りの終わった田圃にも黄門様ご一行がいらっしゃる。



紅葉には少し早いが、静かな時間が流れていた。


後楽園から2kmぐらいのところに、東京大学付属の小石川植物園がある。
植物の勉強のため、初めて訪れた。

今日は樹木と実の一部の写真を羅列する。
植物園だけに、植えてあるものには名札が付いているので助かった。

 
シマサルスベリ(ミソハギ科)            ユリノキ(モクレン科)

都心にこんなに広い林が広がっているとは知らなかった。
そして大木に育っている木が多いことにも驚いた。
大正天皇が皇太子のころ、この木を見てユリノキと命名されたそうで、高さはこの何倍もある。


 
モッコク(ツバキ科)                タラヨウ(モチノキ科)

いろんな木が実りの季節を迎えている。
タラヨウももうすぐ赤くなるはずだ。
モッコクもタラヨウも雌雄異株なので、揃っていないと実がつかない。

 
ロウヤガキ(カキノキ科)              シセントキワガキ(カキノキ科)

どちらも中国原産で日本の柿より小粒、食べられるかどうか知らないが、観賞用が多いのだろう。
やはり、どちらも雌雄異株だそうだ。

 
ヒメグルミ(クルミ科)               シナマンサク(マンサク科)

オニグルミとちがって、ヒメグルミの実の表面は凹凸がない。
ヒメグルミは雄花と雌花が咲き姿が面白いらしい。
シナマンサクもマンサク同様に、黄色い紙テープのような花を咲かせるという。
ヒメグルミの花もシナマンサクの花もまだ見たことがない。

 
シロガネヨシ(イネ科)別名:パンパスグラス     フクロミモクゲンジ(ムクロジ科)

植物園の門の近く、背高のパンパスグラスのさらに上で色づいているのは、フクロミモクゲンジの実だ。
近所でみたモクゲンジより木も実も大きいようだ。
もう少しして茶色くなると、袋が三つにはじけて固い黒い種が出てくる。