一昨日、会社にいたころの先輩のお宅を訪問した。
横浜市金沢区のこのお宅は、毎年11月には家の周りをいっぱいの菊で飾り、
一年一年違うテーマの作品にしてこられた。
TVや新聞でも何度も取り上げられて、みんなその季節を楽しみにしていた。
それ以外の季節のガーデニングにも力を注いでおられて、NHK趣味の園芸Q&A春にも掲載されている。
昨年までの菊御殿の写真や、四季のガーデニングの様子は
こちらのHP 菊御殿ガーデニング を参照。
赤富士、打ち上げ花火、孔雀、丹頂の舞、火の鳥など、
どの年の作品も素晴らしいもので一見の価値がある。
菊の作品は昨年が10年目で、「不死鳥・火の鳥」を集大成として、
ひと区切りをつけることとされた。
そして今年は、あらたにコリウスに取り組まれた。
コリウスはシソ科。多彩な葉に特色があり、それを生かすために花は咲かせないようにするらしい。
この庭には16種類ぐらいのコリウスがあるとのことだ。
この写真のように上から地面近くまで何気なく広がっているが、
その裏側にはさまざまな工夫と細かい作業が隠されている。
永年の菊御殿制作のノウハウの蓄積と、夏の間も続けられた丹精によるもののようだ。
単色もまた華やかなものだ。
庭の中も今はコリウスが中心になっている。
下のほうに広がりを持たせて上をしぼってツリー状にするのも面白い仕立てだ。
この内側にもいろんな工夫がある。
二子山か、ラクダのこぶか。彩り豊かに盛り上がっている。
壁には見事なハンギング。
どこをとっても素晴らしく見頃のコリウスだが、寒さに弱いため11月半ばぐらいまでで終わり、
冬には室内で越冬させるとのことだ。
最初の写真の中央にある高さ3mぐらいの二本の木は、キダチダリアだそうで晩秋の花も楽しみだ。
追記:きょう菊御殿のHPが更新されて、これより上手な写真が掲載された。