今回読んだのは「重力ピエロ」(著:伊坂幸太郎)です。
-----内容-----
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。
家族には、過去に辛い出来事があった。
その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。
連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。
そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。
謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。
-----感想-----
この本は通勤の時間
を利用して、毎日少しずつ読みました。
少しずつしか読めないのがもどかしいくらい面白い小説でした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
序盤から物語の面白さに引き込まれて、読むスピードが普段より速くなったくらいです。
物語の語り手は兄の泉水です。
でもこの物語の中心には弟の春がいます。
春のちょっと奇抜な行動に振り回されながらも、泉は一歩引いて春のことを見守っている、そんな感じがします。
仙台を舞台に、連続放火事件が発生します。
伊坂先生の小説にはよく仙台が登場するようです。
以前読んだ「チルドレン」も仙台が舞台でした。
この連続放火事件には、「火事が起きた建物の近くの壁に”グラフィティアート”が描かれている」という法則があります。
グラフィティアートとは、カラースプレーで描く落書きのようなものです。
このグラフィティアートが大きな意味を持っているんですよね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
人間の遺伝子のルールとこのグラフィティアートが密接に関係してきます。
この辺りの話はとても深い内容だと思うのですが、伊坂先生が書くとすごくすっきりとした文章になっていて、意外とすんなり読めます。
そういった話の構成の上手さを見ると、伊坂先生ってすごい人なんだなと実感します![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
また遺伝子のこと以外にも、ネアンデルタール人とクロマニョン人のことなども書かれていました。
実はネアンデルタール人とクロマニョン人は全く別の種族で、あるときを境にネアンデルタール人は滅びたというのには驚きました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
中学校の歴史だと、ネアンデルタール人がさらに進化してクロマニョン人になった、と習ったような気がします。
最近は歴史を勉強する機会がないので、ネアンデルタール人のことなんて意識することもなかったです(笑)
でもどうやら、ネアンデルタール人は何らかの理由で滅びたという説は、現実の世界でも有力視されているようです。
伊坂先生の本にはそういうトリビアのようなものがよく出てきますね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
放火事件の犯人は、たぶんこの人が犯人なのでは?と思っていた人が犯人だったのですが、その後に衝撃の展開がありました。
そこに、この物語のキーワードともいうべき「遺伝子」が関係してきます。
これも予想はついていたのですが、まさかあんな展開になるとは予想していなくて、ビックリでした。
すごく読み応えのあるミステリーでした。
ちょっとずつしか読めなかったので、読み終えるのに二週間近くかかりましたが、全く飽きなかったです。
読者を引き付ける面白さがありますね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
次に伊坂先生の本を読むとしたら、「ラッシュライフ」にしようかなと思います。
楽しみです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
-----内容-----
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。
家族には、過去に辛い出来事があった。
その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。
連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。
そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。
謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。
-----感想-----
この本は通勤の時間
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
少しずつしか読めないのがもどかしいくらい面白い小説でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
序盤から物語の面白さに引き込まれて、読むスピードが普段より速くなったくらいです。
物語の語り手は兄の泉水です。
でもこの物語の中心には弟の春がいます。
春のちょっと奇抜な行動に振り回されながらも、泉は一歩引いて春のことを見守っている、そんな感じがします。
仙台を舞台に、連続放火事件が発生します。
伊坂先生の小説にはよく仙台が登場するようです。
以前読んだ「チルドレン」も仙台が舞台でした。
この連続放火事件には、「火事が起きた建物の近くの壁に”グラフィティアート”が描かれている」という法則があります。
グラフィティアートとは、カラースプレーで描く落書きのようなものです。
このグラフィティアートが大きな意味を持っているんですよね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
人間の遺伝子のルールとこのグラフィティアートが密接に関係してきます。
この辺りの話はとても深い内容だと思うのですが、伊坂先生が書くとすごくすっきりとした文章になっていて、意外とすんなり読めます。
そういった話の構成の上手さを見ると、伊坂先生ってすごい人なんだなと実感します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
また遺伝子のこと以外にも、ネアンデルタール人とクロマニョン人のことなども書かれていました。
実はネアンデルタール人とクロマニョン人は全く別の種族で、あるときを境にネアンデルタール人は滅びたというのには驚きました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
中学校の歴史だと、ネアンデルタール人がさらに進化してクロマニョン人になった、と習ったような気がします。
最近は歴史を勉強する機会がないので、ネアンデルタール人のことなんて意識することもなかったです(笑)
でもどうやら、ネアンデルタール人は何らかの理由で滅びたという説は、現実の世界でも有力視されているようです。
伊坂先生の本にはそういうトリビアのようなものがよく出てきますね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
放火事件の犯人は、たぶんこの人が犯人なのでは?と思っていた人が犯人だったのですが、その後に衝撃の展開がありました。
そこに、この物語のキーワードともいうべき「遺伝子」が関係してきます。
これも予想はついていたのですが、まさかあんな展開になるとは予想していなくて、ビックリでした。
すごく読み応えのあるミステリーでした。
ちょっとずつしか読めなかったので、読み終えるのに二週間近くかかりましたが、全く飽きなかったです。
読者を引き付ける面白さがありますね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
次に伊坂先生の本を読むとしたら、「ラッシュライフ」にしようかなと思います。
楽しみです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
TB&コメントありがとうございました♪
これからも宜しくお願い致します。
こちらからは『重力ピエロ』のTBをさせて頂きますね~
伊坂さんの本は最近読み始めたばかりですが面白いですね~
本作の春君はお気に入りのキャラになりましたし
『ラッシュライフ』は私も読みましたよ。
なかなか技の効いた群像劇で読み応えがありました
度々申し訳ありませんでした
TB、コメントありがとうございます。
「死神の精度」、ネタバレ気味でしたが大丈夫かな?
「アヒルと鴨」でTBがえしさせていただきマス
伊坂さんの作品は本当にわくわくしますよね、今いちばん読んでいて楽しい作家です。大好きです
「ラッシュライフ」も楽しいですよ!「重力ピエロ」のあのヒトが出てきますし・・・
私も伊坂先生の本は、最近読むようになりました。
チルドレンを去年の年末に読んだのが始まりです。
すごく読みやすい文を書く人だなあと思います。
ラッシュライフ、面白そうですね♪
私も近いうちに読んでみようと思います。
あと、TBありがとうです!
めちゃくちゃ面白いですよね
トリビアいっぱいで…読み終えたあと
博識になった気が(笑)
私も犯人は気付いていたのですが
「犯人はこの人ー」
ってだけじゃ終わらなくて、奥が深くて伏線が上手く張られていて。
さらりとしているのに、読み応えありましたねー♪
私は春が好きです
近くにいたら好きになっちゃいそうだけど
ストーカーにはなりませんよ
TBさせていただきます♪
お邪魔致します。hanaです。
伊坂さんの作品は映像化された『チルドレン』が初でした。
とても読みやすくて素敵なお話ばかりでわくわくします。
個人的には『グラスホッパー』『死神の精度』『終末のフール』がおすすめです。是非。
死神の精度、かなり面白そうな気がします。
重力ピエロの春が登場すると先にわかっていても、きっと読んだら伊坂世界に引き込まれると思います。
死神と春がどんな話をするのか、気になるところです。
そしてラッシュライフ、こちらにも重力ピエロから誰か登場するのですね
作品同士がつながっていると面白いなと思います
そしてクライマックスの展開はすごかったですよね!
伊坂先生って伏線の張り方上手いなと思います
あと、読者に「こういう展開になるだろう」と予想させておいて、そこからどんでん返し的な展開が待っていたりして、ほんとに読み応えがあります。
あと、ストーカーはまずいですね(笑)
私もTBさせて頂くのよろしくです
私もチルドレンが初伊坂作品でした。
物語の時間軸が一話ごとに変わっていて、面白い手法だなと思いました
hanaさんがオススメしてくれた作品の中では、死神の精度を一番初めに読むと思います。
重力ピエロの春も登場するみたいなので楽しみにしています
丁度その頃重力ピエロを読む予定だったので、是非読んでからお礼&コメントしたいと思っておりました。
ありがとうございます。
伊坂さんの本はまだ4冊しか読んでませんが、中でも重力ピエロは本当に最高ですね!
どの作品も正義と残酷のUP DOWNが激しく、それが惹き込ませるのか?と思ったりします。
またこっそり遊びにきます!