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読書日和

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細やかに治める

2017-02-28 19:10:32 | ウェブ日記


写真は昨年の4月、広島県の宮島、厳島神社に桜を見に行った時に撮ったものです。
先日1997年放送の大河ドラマ「毛利元就」の映像を見ていたら、興味深い言葉がありました。
元は安芸の国(広島県)の中の小規模な領主だった毛利が、闘いを重ねるうちに勢力を拡大していき、最後は中国地方10ヶ国を治める西国一の大名になります。
これについて元就が「これからは細やかに領地を治めていくことを考えねば、大きすぎるものは必ず自ら潰れる」と戒めていました。

私はこの言葉を聞いて、これはブログやツイッターにも言えるなと思いました。
「ブログ10周年」の記事で書いたように、ブログではたまにアクセスアップに強い野望を見せる人を見かけることがあります。
この時、きちんと自前の記事を書いていける人なら問題ないと思います。
高みを目指すのは悪いことではないからです。
ただし記事を書くのも疎かにして、様々な手法を使って無理やりアクセスアップを狙いに行っているようだと、そのブログは見た目のアクセス数のわりに中身のすかすかな、見かけ倒しの状態になってしまうと思います。
そして見かけ倒しだと、今度は何かの拍子に一気にアクセス激減を招くことがあると思います。

ツイッターではたまにツイート(つぶやき)の数がほとんどないのに、フォロワーの数が数千や数万などやけに多い人を見かけることがあります。
これは様々な手法によって無理やりフォロワーの数を増やしたか、あるいは既にツイッターをやっていてフォロワー数の多い人からそのアカウントを買い、自分のアカウントにするために前の持ち主のツイートを消したということです。
これも、このようなやり方で機械的にフォロワー増大だけを狙っても中身がなく見かけ倒しになるのではと思います。

毛利元就の言葉の印象的なのは、大きすぎるものが問答無用で自ら潰れるとは言っていないことです。
あくまで「細やかに治めていくことを考えねば潰れる」と言っています。
ブログやツイッターでの「細やかに治める」とは、日頃から自分の言葉で記事を書き、自分の言葉でつぶやくのを疎かにしないということだと思います。
強引に勢力拡大を果たしてもそれが自分自身の実力にそぐわない場合には、その重さに耐えかねて潰れてしまうのだと思います。
やはりブログもツイッターも無理はせずに、マイペースにやっていくのが一番だと思います