東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

國木田独歩生誕150年記念展示会の開催、田布施町郷土館

2021年10月01日 | イベント,行事

 明日10月1日から11月30日まで、田布施町郷土館で「國木田独歩生誕15年記念展示会」を開催します。2ヶ月程度準備に時間をかけて、150点もの資料を整理したり、説明分を付けたりして展示しました。準備中に展示物や説明文を何度も変更して頭が疲れました。そのため、開催できてほっとしています。
 なお、展示会開催に合わせて独歩に関わる史跡巡りを二度計画しています。旧麻郷と旧麻里布村コースと旧田布施町コースです。各史跡に着くごとに私が解説します。とは言え、コロナ惨禍が続いていますので、県外の方はまだ入館できないなど制限があります。残念ですが仕方ありません。

     入館時の受付を済ませると、國木田独歩の展示室が目の前に


 展示会は、大きく五つのコーナーから構成されています。一つは当時の旧麻郷村です。独歩が仮寓した吉見家を中心に、高塔山などの古写真などを展示しました。二つ目は旧麻里府村です。独歩が行き来した石埼家や馬島などの古写真などを展示しました。三つ目は旧田布施町です。独歩が開いた波野英学塾や小説「富岡先生」と題材になった富永有隣の定基塾などの説明しました。四つ目は平生,柳井,そして独歩が住んだ東京の資料を展示しました。ただし、展示会場が狭いためこの地区については全てを展示できませんでした。

独歩の一生が分かる年譜    旧麻郷村のコーナー   旧麻里府村のコーナー  
  

 最後五つ目は、独歩が生誕してから亡くなるまでの年譜(4mの長さ)にして展示しました。この年譜を見ると独歩の一生と田布施の歴史を辿ることができます。そして、この年譜に田布施町が生んだ岸信介元宰相と佐藤栄作元宰相の年譜も入れておきました。さらに、独歩と関りがあった富永有隣の年譜も繰り込んでおきました。この年譜を辿ると明治時代が分かると思います。 

   平生、柳井、東京コーナー        郷土館外の展示会案内図
 

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