東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施農工高校 羊毛による毛糸紡ぎと緑綿の種くり体験

2021年10月28日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

  1ヶ月半ぶりの田布施農業工業高校でした。前回は、洗浄した羊毛をハンドカーダーやドラムカーダーでカーディングする体験をしました。そして、少しの間だけでしたが、スピンドルよる糸紡ぎを生徒さん達に見学してもらいました。
 今回は主にスピンドルによる羊毛の糸紡ぎを体験してもらいました。それに加えて、綿畑で緑綿が収穫できたので緑綿の種くり体験もしてもらいました。そして、綿による糸紡ぎも体験してもらいました。糸紡ぎは少しばかり難しいため、次回11月も糸紡ぎを生徒さん達に体験してもらうことにしました。また、足踏み糸紡ぎ機も体験してもらう予定です。

       スピンドルによる羊毛の糸紡ぎと緑綿の種くりを体験中


 私は羊毛用のスピンドルと自作の綿用スピンドルを持ち込みました。最初、カーディングされた羊毛をスピンドルで紡ぐ体験を指導しました。やはり、一定の太さの毛糸を長く紡ぐのは難しいようでした。特に、毛糸が切れてしまった場合の繋ぎ方が難しいようでした。しかし、高校生だけあってのみ込みも早いように思います。私が初めてスピンドルを手にした時よりも器用でした。なお、一昨年小学生にも糸紡ぎを教えましたしたが、小学生にはまだ糸紡ぎは早かったようでした。

 収穫したばかりの緑綿   トルコ型スピンドル   スピンドルを教える
  

 私は5年位前にスピンドルを使って糸紡ぎを試み始めました。当初は散々な出来でした。糸紡ぎの先生もおらず、自己流で紡いできました。その後、足踏み糸紡ぎを使うようになりました。高校生達は今の私よりも覚えが早いです。さすがに若さは違います。次回も糸紡ぎ体験を続行します。
 ところで、田布施農工高校の羊の毛を紡いで織ったタペストリーを生徒さんに見せようと思います。紡いだ毛糸を織って作った布に関心を持ってくれるでしょうか。

   緑綿から種を取る種くり作業      糸紡ぎ体験中、なかなか上手
 

コメント
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