東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

整経と経糸張りが終わり、やっと布を織り始める

2020年03月26日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 織物を整経から始めています。最初、整経台を使って208本の経糸を1本1本を作りしました。続いて、作った経糸を1本1本ずつ織機の綜絖や筬に通しました。いやはや、その細かな作業に疲れました。特に目が。目が良い若者ならば難なくこなすことが出来ますが、目の悪い私には苦行の連続でした。そんなこんなで、ようやく経糸を張り終わり布を織り始めました。今回は、整経,経糸張り,そして織りの勉強が主です。試作のつもりで布を織りますので、いろいろな模様や色合いを確認したり試行してみようと思っています。

    やっと織り始める、まずはいろいろな色でチェック模様

 経糸を張り終わって、布を織る前の調整時に最初のトラブル発生です。経糸の1本が、隣の1本と交差していたことが分かりました。その1本だけ筬から外して、正常な位置に通しました。そして、再度筬に通しました。経糸を通している時にチェックしたはずなのですが、見逃してしまったようです。

   交差した経糸      正常な位置を通す    再度筬を通す
  

 続いて、経糸の巻き戻しをしました。これは、筬側に巻いていた経糸を綜絖側に巻き戻す作業です。これは私のミスかも知れませんが、経糸を織機に巻き込む時の順番と巻き込む経糸の幅を間違えていたようです。出来上がりの布幅で最初に巻き込んでおけば良かったと反省です。この時、経糸の交差部を止めていた糸の輪を切って開放しました。これでようやく布を織る調整が終わりました。

  経糸の交差部を解放    布幅に経糸を合致    経糸の巻き直し
  

 これで布を織り始めましたが、筬を手前に引いた時に違和感がありました。経糸に弾力があるのです。経糸を固定している布に弾力があるのかも知れません。この織機固有のものかも知れません。解決方法としては経糸を巻いている筒を強く巻きます。そんなこんなで、やっと布を織り始めました。最初に、いろんな色の横糸を通してチェック模様を試してみようと思います。布が織りあがるにはまだまだ時間がかかります。気長に作業しようと思います。

   経糸を強く張って布織り開始     杼が短いので横糸通しが難
 

コメント
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