東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

織機の経糸、ようやく半数張り終える

2020年03月21日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 織機の経糸を張るのに四苦八苦しています。たかだか208本の経糸なのですが、遅々として進みません。一般的な反物は600本以上の経糸を張ると聞きます。その1/3の本数に過ぎないのですが苦労しています。一番苦労しているのは、私の目が悪い事です。裸眼と遠近2種類の老眼鏡を使い分けて、糸を選んだり,綜絖通し,筬通しを使っています。目も疲れます。今ようやく、128本の経糸を通し終わりました。

        やっと128本の経糸を通し終わった織機


 実質初めての経糸張りなのですが、なかなか要領が分かりません。色別に分けた経糸16本13組を、綜絖を通しやすいように整経器で1本ごとに交差させています。その1本1本を摘まんでは、最初に綜絖通しで綜絖に通します。通常この作業は二人でするようです。私は1人でしています。左手で糸を選んで、右手に持った綜絖通しでその糸を受け取ります。そして、綜絖の穴にに通しています。

1本1本交差した経糸    経糸を通した綜絖   筬通しで糸を受け取る
  

 整形をした経糸を張ったことがある人ならば分かると思いますが、1本ずつ交差させた糸を選んで、間違いなく綜絖に通すのはとても集中力がいります。たまに間違えると、以降通した糸を全て外してやり直しです。下の画像で、Aは偶数番目の糸、Bは奇数番目の糸です。Cは綜絖と筬に通し終わった糸です。1組を16本にして色分けしたのは、区切りが良いようにと考えた結果です。16本ごとに確実に通せば、13組全体として確実に通せるかなと思いました。

 糸を交互に選んで綜絖に通す     やっと5組80本の経糸を通す
 

 あと数日で全ての経糸を通すことができるめどが立ちました。あとは、どんな色の横糸を通そうかなどと考えています。今のところ、経糸が色ごとに16本なので、横糸も16本ずつ変えてもいいかなと思っています。ただ、経糸は比較的隙間があるため、強く横糸を通すと経糸の色が隠されてしまいます。また、模様を入れられないかなどと考えています。

 やっと経糸半分    ようやく112本の経糸   残り96本で経糸完成
  

コメント
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