サトウキビや糸紡ぎ用具を片付けると、田布施農工高校に向かいました。動物が飼育されている丘の上に到着すると、担当の先生が待っていました。挨拶を済ませると、さっそく飼育されている動物たちを紹介していただきました。最初に羊を見ました。この日は中学生の1日体験入学日で、羊はその体験に駆り出されたとのこと。そのため、羊は疲れたのか寝ていました。続いて、鶏のケージを見学しました。
最近は見ることが少なくなった鶏のケージ
私が子供の頃、放し飼いで鶏を数羽飼っていました。朝になると鶏小屋の戸を開いて、鶏達を外に出しました。そして、夕方になると全ての鶏が鶏小屋に帰ったことを確認して戸を閉めました。鶏を小屋に入れる理由は、夜に鶏を襲うキツネなどから守るためです。それでも、イタチに襲われることがありました。卵はヘビによく食べられました。
鶏を飼っていた理由は卵と肉です。卵を産まなくなった鶏は解体して肉にしました。子供だった私は、解体を手伝ったことがあります。今の子供に解体作業を見せたら、きっと泣き出すことでしょう。※長女が子供の頃、東京八王子市の団地で解体したことがあります。羽をむしったり、解体している時、最初娘は気持ち悪がり隠れていました。しかし、途中から興味深そうに見入っていた事を思い出します。今年1児の母になった娘はこの事を覚えているでしょうか。
じっくりと牛を観察 気性が荒く、毛を刈れない羊
鶏を見学後、数頭の牛を見学しました。搾乳するホルスタイン種とジャージー種、そして肉牛の黒毛和牛がいました。品評会に出す予定の黒毛和牛も見学しました。特別の飼料を与えたり、審査員の印象を良くするため整髪するそうです。
田布施農工高校を離れる前、羊の毛をいただきました。ありがとうございました。次回の放課後学習から、この毛を綺麗に洗浄した後、毛糸を紡ぐ学習やフェルト加工の学習に入ろうと思います。
黒毛和牛の子供を見学、とても人懐こい