東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

藍の生葉を使って、濃い藍染めにトライ

2019年09月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 一昨日、放課後学習 成器塾で染め物をしました。その時、藍の生葉をミキサーにかけて汁を絞りました。その絞った後に残った団子状の藍の生葉を、何か有効利用できないかと考えました。その藍団子には、まだまだ藍の青い色素がたくさん残っているはずです。藍団子を水に溶かすなどして藍染めをしてみました。意外に濃く藍染めできることが分かりました。

        藍団子を水で溶かすなどした後、染めたい布片を浸ける


 藍団子は生葉ですので草の匂いが漂いますが、構わずアルカリ性の水に溶かしました。この液をそのまま使っても藍染めできるとは思いましたが、このままでは薄くしか染まらないはずです。そこで、還元剤を入れました。紺屋での藍染めでは、糖分や糠などをいれて還元菌を育てます。そして、還元剤を入れたのと同じ効果にします。日本の古来からの藍染めは発酵なのです。

 絞った後の藍団子      試し布を染めてみる     藍の残渣を取り除く
  

 試しに白い布を浸して液から出すと、布が黄色く染まっているではありませんか。面白いことに、その黄色に染まった布はだんだん青く変色していきました。つまり、空気中の酸素を取り込んで藍染めされたのです。紺屋にある藍壺から布を取り出すと、やはり最初は黄色だったのが青くなります。ただし、酸素は布奥には届かないようです。青く染まった布をめくると黄色のままなのです。均一に染めるためには、何度も布の上下を入れ替えたり、めくったりする必要があります。なお、流水でも少し青くなりました。水に溶けた酸素でも青く染まるのでしょうか。

  最初は黄色に染まる   だんだん青く変色     濃い青色に変色
  

 なお、藍団子を溶かしたままでは藍の葉の残渣がたくさん液に混じっています。そのままでは、染めにむらが出ることが分かりました。そのため、網を使って残渣を取り除きました。
 布は3回位染めを繰り返すと濃く染まりました。また、田布施農工高校でいただいた羊の毛を染めてみました。やはり最初は黄色でしたが、だんだん濃い青色に染まりました。今回の実験で、藍の生葉でもなんとか濃く染まることが分かりました。ただし、生葉が手に入る夏~秋でないと染めることができません。夏~秋以外でも染められるように、乾燥した藍葉で同じように染められないか試そうと思います。

   最初、黄色く染まった羊の毛       青く変色した羊の毛
 

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