東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

放課後学習 成器塾 サトウキビ試噛,糸紡ぎ,田布施農工高校見学(前半)

2019年09月27日 | 子供の育成関連

 9月2度目の放課後学習成器塾がありました。前回は主に藍染めや紅花染めをしましたが、今回から「紡ぎの学習」に入りました。なお、最初にサトウキビを噛んで甘みを体験してもらいました。私が子供の頃には甘いお菓子やケーキ類があまりありませんでした。野山の実や茎を食べたり、海の牡蠣を剥がして食べたりしていました。そして、甘みと言えばサトウキビです。当時、芯を噛みながら甘みを楽しんでいたように思います。その甘みと噛み方を、今の子供に体験してもらいました。その体験が終わってから本題の「紡ぎの学習」に入りました(前半)。その後、紡ぎの素材にする羊の毛をいただきに田布施農工高校に行きました(後半)。

        足踏み糸紡ぎ器のペダルの踏み方を練習、いつか糸紡ぎを


 たまたま台風で倒れたサトウキビを刈り取って小学校に持っていきました。噛む潰せるように、ノコギリで茎を切断し節を取り除きました。このままでは強い力で噛む必要があり、とても小学生には無理です。そのため、硬い皮を剥いで中の芯を取り出す体験もしてもらいました。
 そして、子供の前で私がサトウキビの芯を噛み潰してみせました。続いて、サトウキビの芯を子供に手渡して同じように噛んでもらい、その汁を味わってもらいました。しかし、美味しいケーキやお菓子に慣れている今の子供には、サトウキビの甘みはあまり美味しくなかったようです。

 刈り取ったサトウキビ    鉈で硬い皮を剥ぐ    あまり美味しくなさそう
  

 サトウキビ体験が終わると、本題の「紡ぎの学習」に入りました。初めに羊の毛をカーディングして毛の方向を揃えます。そして、スピンドルを使って羊の毛を紡ぐ学習です。いきなりは難しいので、スピンドルを回す練習をしてもらいました。続いて、足踏み糸紡ぎ器を体験してもらいました。まだ糸紡ぎするには難しいので、まずはペダルの踏み方を練習してもらいました。足踏みミシンの要領で回します。これらの体験が終わると後片付けをしました。
 次に、紡ぎの素材にする羊の毛をいただきに田布施農工高校に行きました。待っていた先生に、飼育されている羊,鶏,牛などの動物について説明していただきました。

 茶色綿をカーディングしてふわふわに     スピンドルを回す練習
 

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