東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

オリーブの収穫とミカンの収穫ほか

2013年11月30日 | 樹木,果樹

 高校同級生のI君と周防大島町に行きました。朝9時頃に彼の車に同乗させてもらい、周防大島町に住むSさんを訪問しました。目的は、春に苗を購入したSさんの家を数か月ぶりに訪問するためです。我家に苗を植えたオリーブは、まだ実が成るどころではない幼苗です。苗を植えても数年は実が成らないようですので、今回はSさんのオリーブを収穫させていただくことになりました。

                 実がたくさん成っているSさんのオリーブの木


 私はオリーブの実を初めて見て,触って,そして食べてみました。まず見た目ですが、一粒の大きさや色はブドウによく似ています。またナツメにも似ています。触った感触ですが、ブドウよりは硬い感じです。
 ところが、食べてみるとブドウとは大違いです。食べた瞬間、口内に苦みが広がって思わず吐き出してしまいました。ただ、渋柿のように吐き出しても口内に張り付くように残る苦みはありませでした。渋柿の苦みとは成分が違うようです。ただ、この苦みのため、鳥や獣の食害がありません。

    たくさんぶら下がるオリーブの実           大きさも色も、ブドウとナツメ似
 

 ミカンの収穫袋にオリーブの実を収穫しました。ブドウやミカンは、はさみで丁寧に収穫しなければなりませんが、オリーブは手でかき寄せるように収穫します。雑に扱ってもよいのはとても楽ですが、数が多いので手もぎは効率的ではないように思いました。地中海の国々のように、幹の下にシートを敷いた上で、機械で幹をブルブルと強制的に震わせると良いようです。

               収穫袋に入れた、いろいろな色が混ざったオリーブの実


 ところが、実を収穫してから調理に使うまでの調製が私にはまだ分かりません。塩漬けにする方法、そしてオリーブ油を取る方法です。個人的には採油に興味があるため、なんとか考えてみようと思います。
 オリーブの実を収穫後、I君の車に乗って3人でレストランに行きました。元田布施農業高校分校の「おげんきハグニティ」の郷土料理店「鯛蔵」です。雰囲気も良く,とても美味しく,そして手ごろな値段でしたので、子供達や家内が来たときには連れて行こうと思います。

     元田布施農業高校の大島分校         静かで穏やかな、たちばな園
 

 食事が終わると、由良地区にある施設たちばな園に行きました。かつてI君が勤めていたようで、園長とI君が親しげに話をしていました。この園で、Sさんがオリーブについて園長に話をしていました。その後、園生の工作室や陶芸室を見学させていただきました。その時、園生が作った鍋敷の一つがとても気に入ったので購入しました。突然にお邪魔しましたが、とても丁寧な対応に感謝いたします。ありがとうございました。

             Sさんの自宅近くのミカン園で、ミカンを収穫するI君


 たちばな園を出ると、もう3時過ぎになっていました。日が傾いて、風が冷たくなってきました。Sさんの家に戻ると、近くの段々畑のミカン園でミカンを収穫させていただきました。Sさんありがとうございました。
 ミカンを収穫したのは小学生以来です。その頃は、まだ周防大島大橋がありませんでした。大畠から船に乗って小松港まで行き、今ダムがある近くのミカン畑までバスで行って収穫しました。小学生で体が小さかったため、ミカンの木に登って収穫したことを覚えています。

    真っ青な空に映える橙色のミカン           収穫袋に収納したミカン
 

コメント (2)
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