東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いNEC製トランジスタラジオ NT-625の修理(6/6)

2013年11月06日 | 古ラジオ修理工房

このNEC製トランジスタラジオ NT-625の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。

  修理(1/6) 修理(2/6)  修理(3/6) 修理(4/6)
  修理(5/6) 修理(6/6)

 雨が降っているため、先日から修理しているNEC製のトランジスタラジオ NT-625の修理を続行しました。今回は、修理と言っても受信周波数や感度の確認と、ラジオを包む革の清掃だけです。まず、SGで受信周波数の確認をしました。高い方の受信周波数は、1640kHzでした。そして低い方は、510kHzでした。数字を見る限り良さそうです。

   高い方の受信周波数は1640kHz           低い方の受信周波数は510kHz
 

 ラジオの裏蓋に貼ってある受信周波数規格は、535~1605kHzとなっています。測定値と規格が全く同じではないですが、許容範囲です。感度を調べるためにはSGに専用の測定装置を取り付けます。しかし、そのようなものを私は持っていません。野外で各ラジオ放送が正常に受信できるため、感度も良好と判断しました。

               ラジオの裏蓋に貼り付けてあったラジオの規格


 ラジオ受信状況を確認すると、最後にラジオを包む革の掃除をしました。濡れたティッシュで丁寧に革を拭きました。そして、革を固定するスナップ部分が錆びて固くなっていたため、少量の油をさしておきました。

      濡れティッシュで革を拭く           スナップ金具に少量の油をさす
 

 革の横側に手から落ちないための革紐があったはずですが、無くなっていました。こればかりは革細工技術がないので再生修理はできませんでした。個人的にはNECラジオ NT-620の方がデザインが好きです。しかし、NT-620は手で持った時、片手で操作できません。その点、このNT-625は個性的なデザインではなくなりましたが、持った感じがしっくりしますし楽々片手で操作できるのは良いところです。

              持つとしっくりし、片手で楽々操作できるNT-625 

コメント
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