東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い松下製トランジスタラジオ AT-175Jの修理(7/7)

2013年11月21日 | 古ラジオ修理工房

 一年近く休んでいた松下製トランジスタラジオ AT-175Jの修理を再開しました。前回までに電子回路内の修理や筐体の洗浄が済んでいたので、今回からは主にラジオ筐体周辺の修復をします。まず始めに、イヤホン端子を取り付けました。取り付けたイヤホン端子は、私が秋葉原に行った時に傷んだイヤホンの代わりに修理用として購入しておいたものです。

 ピッタリはまったイヤホン端子     ワッシャー部分が1mm程度露出
 

 次に電源用の端子を取り付けました。電子回路のテスト用として定電圧装置から電源を引いていたため、その線を取り去って006P用の端子を取り付けました。半田付けした個所に同じ赤色と黒色の絶縁チューブを取り付けておきました。。

    6Vの電池BOX端子にはめ込むための9V 006P端子を取り付ける


 006P端子を取り付けると、単三4本を入れる電池BOXにはめ込みました。この電池BOXも秋葉原行った時に、このラジオ用に購入したものです。
 次に、アンテナねじ込み端子を元のように筐体に取り付けました。この端子は短波をより良く受信するために、ねじ込み式アンテナをはめ込む端子です。このラジオが製造された昭和30年代初頭は、アンテナはラジオに内臓されておらず、手でねじ込むタイプが多かったようです。そのうち、アンテナが内臓されるタイプのラジオが販売されるようなりました。アンテナを紛失することが多かったり、手でアンテナをねじ込むことが面倒だったのでしょう。

 6V電池BOXを006P端子に取り付け  アンテナねじ込み端子を筐体に取り付け
 

 イヤホン端子やアンテナねじ込み端子を取り付けた後、裏蓋が閉まるかどうかチェックしました。すると、ピッタリと裏蓋を閉じることができました。次に、イヤホン端子やアンテナねじ込み端子に電線を取り付けて、一通りの修理は終わりました。

      電池BOXを収納後、裏蓋がピッタリ閉まるかどうかチェック

コメント
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