さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

26 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! (2010.09.11 109シネマズ川崎 シアター5)

2010-09-12 11:32:52 | 映画日記2010
シリーズ3作目。いつもの青島は健在だった。

世間ではあまり話題になっていないので、心配半分・期待半分で見た。
が・・・、実は話題になってないのではなく、話題にしにくい(謎がバレバレになってしまう)と言う事の様な事なんだなと思った。

新しい湾岸署、なくなった拳銃、これまで捕まった拘留中の凶悪犯、日向真奈美、新しい署長・・・

いろんな事をココに書きたいが、ネタバレになっちゃうのでやめておきますが、上のキーワードが頭の中をぐるぐる回ってしまうが、でも、キチンと整理されて展開されていく。
青島はいつもどおり、すみれさんもいつもどおり・・・。やっぱ、「踊る・・・」はこれじゃなくっちゃって感じで安心して見ていられる。

ただ、今回はちょっとした小ネタがイタい。もうちょっと「面白く」して欲しいな。

さんちゃん評価:4点(シリーズを見てきた人はいつも通り楽しめる!)

25 時をかける少女 (2010.08.28 目黒シネマ)

2010-08-31 06:02:24 | 映画日記2010
83年、原田知世で公開された映画の続編といったところ。
母親の謎を娘が解いて行くという映画になっているが、当然、その娘もタイムトラベルの非常な現実に、涙してしまうと言う落とし処に号泣してしまった。

基本は、母親のラブストーリーが基本になっていて、そのラブストーリーに娘のタイムトラベルによる出会いがうまく絡み合って、見る側が、この二人の行く末を想像し、映画の展開を予測するが、意外な結末に展開してしまうと裏切りが気持ちのいい作品になっている。

仲里依紗と中尾明慶のコンビがなんともいい感じだ。この二人の微妙な存在がこの映画の重要なポイントとなるが、二人の好演で映画がうまく展開していくような気がしている。

ただ、重要なタイムトラベルのシーンがいただけない。まあ、本編を左右するようなシーンではないが、なんか適当な感じが残念だった。ま、マイナスはそれくらいかな。

もしも泣きたい映画を見たい方にはオススメ!

さんちゃん評価:4点(臭いシーンでマイナス。でも、なかなか泣けるぞ!)

24 人間失格 (2010.08.28 目黒シネマ)

2010-08-31 05:51:45 | 映画日記2010
生田斗真主演の太宰文学の決定版と言うところだが、ぬるい映画に感じた。
ま、原作を読んだことはないが、ま、「人間失格」と言うタイトルから大きくかけ離れた感じがした。

当然、それなりの場面やらあるのだが、さすがに、生田斗真のキャラクターを維持したいのかそこまではわからないが、何でも綺麗に描かれている。もっと、人間の心の裏側とか、葛藤などを描くといいのだが・・・。

やっぱり、エンターテイメント的な映画なんだろうなぁ~。心は何も揺さぶられないな。

さんちゃん評価:1点(時間もお金も返して欲しいなぁ~)

23 ソラニン (2010.05.22 福島フォーラム フォーラム6)

2010-05-23 22:18:51 | 映画日記2010
宮崎あおい主演、ロックなラブストーリー。

出会った二人は、いたって普通な二人だった。仕事に悩み、生活に悩み、自分自身に悩み、お互いに悩み、そして人生に悩んでいる、いたって自然な悩みだ。そんな中で若いころに重要な緩衝材になっているのが音楽なのかもしれない。音楽は趣味であり、時には仕事になり、そして人生そのままになることもあると言うことか・・・。

が、人生には出会いがあれば別れもある。そこにも音楽がある。そんな心揺さぶられる音楽のつながりもちゃんと描いている。

ふと映画を見ると自分自身の20代とオーバーラップする。あの楽しかった事とか苦しかった事とか・・・それを感じることも映画の醍醐味だなと思いながらの2時間。20年前の自分はどうだったか、20年前に今の自分を想像していたか、なかなかそんな現実を想像しながらあの時代を生きていなかったなという思いが沸いてきた。

自分にもロックがあった。
今、曲を聴くとあの当時の思いが甦る。
そんな思いが大切でもあり、いつまでもそういった意識を忘れちゃいけないんだろうな。
と、思わせるこの映画は自分にとっていい映画に思えた。

さんちゃん評価:4点(自分のロックなあのころを思い出した・・・)

22 運命のボタン (2010.05.22 福島フォーラム フォーラム5)

2010-05-23 21:47:46 | 映画日記2010
キャメロンディアス主演の、謎の映画だ。

そもそも、話に無理がある。
突然、玄関の前におかれたボタン。そのボタンを24時間以内に押すか押さないかと言う葛藤とそれを選んだがために起こることと・・・実は何の関係性もないようなことも、選んだ結果がもたらす事だと映画は言っている。

この映画は現実的な話ではないが、「人生の不条理」をうまく描いているような気がした。
人生の中に起こる不条理を自分はどう納得して受け入れるのかという、哲学的なテーマが見え隠れする秀作のように感じた。デヴィッドリンチならもっと複雑怪奇な作り方をするような気がするが、この作品はある程度の複雑さもありつつも、結局、見てる人間に何かメッセージを伝え確認しながら先に進んでいっているような、親切な作品に思えた。

ま、キャメロンディアスを起用したのは、一人くらい目玉俳優を置いて話題を作りたかったということだろうが、ちょっと作品的には彼女のハデさを封印したようでちょっと残念だったな。

まぁ~、でも、いろんな事を考えさせてくれたなって言うことで、違った意味の映画の楽しさを味わえる気がする。

さんちゃん評価:4点(ストーリーよりもメッセージって考えさせられる)

21 書道ガールズ!!私たちの甲子園 (2010.05.15 福島フォーラム フォーラム6)

2010-05-23 00:55:05 | 映画日記2010
成海璃子/桜庭みなみの青春ドラマ。
書道部を中心とした、書の道をアバンギャルドに取り組んだ形に見えるが、本作を見るとわかるが、書の道はこんな表現もあるんだ!と思えるグッとくる作品となっている。

音楽を聴きながら大きな筆を持って表現する。
それは正しい書道ではないと言う反面、大きな筆を使った表現はこれまでもあり、それを音楽に載せてもいいだろ?というまったく自然な発想からなる表現方法だと思えた。
一生懸命に、大きな紙に表現するその姿は感動をも誘うすばらしいものに感じた。

加えて・・・キャストがいい感じだった。
まじめで硬い成海の起用はバッチリだが、個人的には桜庭みなみの可愛らしさに心をひかれてしまう。いい感じなのよね。

ま、でも、結局は2時間、涙の連続だった私には「どストライク」だった。また見たい。

さんちゃん評価:5点(思った以上に感激したぞー)

20 てぃだかんかん (2010.04.24 福島フォーラム フォーラム5)

2010-04-24 22:21:19 | 映画日記2010
ナイナイ岡村主演の沖縄でサンゴの養殖/移植に成功した金城健司氏を描いた映画。

サンゴを養殖/移植することがいかに大変なのか・・・を知るために見ていたが、実は、サンゴを増やす事を理解されないと言う部分が一番の問題だったということがこの映画を見るとよく分かる。

学者や学会が、成功もしていない話に対して批判的であり、成功を収めるとコロッと態度を変えてしまうという皮肉がいかにもって感じでいいところをついている。

しかし、実話がそうだったのであろうけど、一番心を揺さぶるのが奥様の「由莉さん」を演じている松雪の存在だ。いつもは「健ちゃんの夢だから・・・」と一緒に夢を追いかける姿、健司さんがくじけそうになると冷たくあたる姿など、涙を誘うシーンがある。

そしてラストは幻想的なシーンをモチーフにうまく描いている。

下手な環境問題を訴えている映画を見るよりも、こんな映画を見る事をお奨めする。

さんちゃん評価:5点(自然は大切なんだ!!)

19 タイタンの戦い (2010.04.24 福島フォーラム フォーラム2)

2010-04-24 21:25:13 | 映画日記2010
これこそ映画だなぁ~と思わせる魅力的な作品だ。
ま、私が「シンドバット」を愛するからに他ならなが・・・。

ゼウスが人間との間に出来たペルセウスと言う息子が中心となって、描かれたギリシャ神話の世界。ゼウスとハゼスとの対立、ハゼスと人間との戦い、さまざまなキャラクターの登場と、映画の面白い部分が凝縮されており、もともとのハリーハウゼン作品のモチーフを大切にしてこの作品は作られている。

2時間の映画があっと言う間に過ぎ去った感じがして、どっぷり浸ることの出来る映画だった。このGW中、一番のオススメと言ってもいいだろう。

さんちゃん評価:5点(思いっきり満足!また見たい!!)

18 アリス・イン・ワンダーランド (2010.04.17 福島フォーラム フォーラム6)

2010-04-24 21:13:20 | 映画日記2010
キッパリとこれだけは書いておこう。
「コミカルなジョニーディップは大嫌い」

まぁ、基本は「不思議な国のアリス」というおとぎ話を理解していることが当然の前提なんだろうけど、ふと、「どんな話だっけ?」と思っているうちにノレないまま本編はどんどん進んでいく。

この映画何がウリなんだろう?そんなことも考えると、もっともっとノレずに・・・仕舞に全然ノレないまま、睡魔が襲ってくる。

あまり感想もないな。大して面白くもないし。
基本的に、こんな映画は見るに値しないな。映画としての価値はない。
子供にとっては場面もいろいろ代わるだけに面白いかもしれないが・・・。

さんちゃん評価:1点(子供向けってことで)


17 第9地区 (2010.04.17 福島フォーラム フォーラム4)

2010-04-24 20:51:58 | 映画日記2010
どんなSFなのか楽しみに映画館に行った。

南アフリカに接近したUFO、地球で共存する事になったエイリアン。設定からして怪しい。映画冒頭はその設定とアホらしい画像の数々に笑いが出てくる。中盤は徐々に裏の世界が見えてくるとグロテスクなシーンも多くなり、徐々に気分が悪くなってくる。

が、後半になると意外な展開になってくる。そうかぁ~、そうくるかぁ~。と多くは語れないが、なかなか面白い展開になり、どっぷりはまってしまう。そしてエンディングには思いっきりな一場面。

案外期待以上だったような気がする。
上出来、上出来。

ま、でも、1回見ればOKだな。DVDで見たいとは思わない。

さんちゃん評価:4点(意外に楽しめる)

16 NINE (2010.03.21 福島フォーラム フォーラム3)

2010-03-22 13:27:56 | 映画日記2010
ダニエル・デイ=ルイス、ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソン、ソフィア・ローレン、ニコール・キッドマン・・・

定説とおり、キャストに金をかけると、いかにつまらない映画が出来るかの好例だ。

女好きのダメダメ映画監督のなりの果て・・・と言う夢も何もない映画になっている。
まあ、映画の中でも映画を作っていて、それがミュージカルになっているため、歌が流れる部分はいいんだけど、結局、夢は夢で終わっており、作品は完成されないままだ。

こんな映画に金払って見る価値はないだろう。映画として成り立っていない。
ふざけんなって感じ。

さんちゃん評価:0点(だれか、この映画の「見方」を教えてください)

15 ダレンシャン (2010.03.21 福島フォーラム フォーラム5)

2010-03-22 12:27:16 | 映画日記2010
友人の命を救うためにハーフバンパイヤとなり、闇の世界に生きることになった少年ダレンを描いたダークファンタジー。

サーカス団を隠れ蓑にしたバンパイヤ。彼らは、バンパイニーズと因縁の抗争が続いており、ダレンはバンパイヤ、命を救われた親友スティーブはいつしかバンパイニーズとして抗争の中心に親友同士が戦ってしまう。

ま、どう考えても、長いストーリーのイントロダクションではあるのだが、2時間があっという間という感じの映画になっており、イントロダクションとしては成功ではないかと思う。起承転結があり、そこに登場する人(バンパイヤ)が思いっきりはまっていて内容もキャストもなかなかいいところをついてるなぁ~と言う感じがした。

そんなに有名な俳優が出ているわけでなく(渡辺謙は出ているが・・・)、ここまで魅力的な映画にする監督は・・・「ライラの冒険」を描いた監督だが、「ライラ~」に比べたら思い切りいい映画になっていると思った。

さんちゃん評価:4点(おもしろい!早く次作を!!!)


14 シャーロック・ホームズ (2010.03.13 福島フォーラム フォーラム)

2010-03-22 11:40:02 | 映画日記2010
ご存知、探偵モノ映画。
映画を最後まで見ると「楽しかった」となるが、前半1時間がなかなかノレない。
全然意味も分からないし、何が起こっているのか理解するのも厳しい。だんだん眠くなってくる・・・。でも、時折、予告編で見られるようなアクションシーンが登場するので、全編退屈なわけではない。しかしなぁ~こんなんでいいのかぁ~と言う感じは否めない。

ま、そんな感じなので、こうやってブログに書く内容もそんなにないんだよなぁ。

結局、淡々と進んで行く感じがして、見所も結局は最後にならないと現れない。厳しい2時間も一応、アクションシーンでどうにか場つなぎしているようなもの。

まぁ、見る価値はないなというのが正直な感想だ。残念。

さんちゃん評価:2点(まあ、アクションシーンは見れるかな?)

13 ジュリー&ジュリア (2010.03.13 福島フォーラム フォーラム4)

2010-03-22 11:15:07 | 映画日記2010
メリル・ストリープ、エイミー・アダムス共演のヒューマンコメディ。
時を越えて、ジュリア・チャイルドの料理家となっていく奮闘と、ブログ開設でジュリアのレシピを再現しようとするジュリーの奮闘。この二人をうまく対比した面白さを描いた秀作。

ジュリアはそもそも料理は出来なく、自分の人生の中でLife Styleとしてテーマを持ちたく、それがたまたま料理であって、その徐々に上達するための奮闘を面白楽しく描いており、加えてジュリアのおおらかな性格がメリルがうまく描いている。一方、ジュリアのレシピの再現を必死に奮闘しながら実現しているジュリーの姿をエイミーが愛らしく描いている。この二人の姿を2時間見ることがなんとも楽しくて仕方が無い。

ま、メリルはいまさら説明の必要はないが、エイミーは、「魔法にかけられて」が結構有名だが、「サイコビーチパーティ」なんかのキワい映画にも出演している。(結構、面白い映画だが・・・)

とにかく、二人の姿を見るだけでもこの映画の面白さが十分にあると思う。

さんちゃん評価:5点(名画ではないが、思い切り楽しめる)

12 花のあと (2010.03.13 福島フォーラム フォーラム6)

2010-03-21 09:49:09 | 映画日記2010
北川景子主演の青春時代劇。
自由な結婚が許されていなかった時代、剣術の達者な女性と道場きっての達人とで一度の手合わせにて相手がいとおしく思える、そんな二人。が、男は武士の一度のミスにて自決をしてしまう。不自然に思った女は結婚すべき相手とともにその謎を解き、追い詰め、復讐を果たすというもの。

何と言っても二人が竹刀を交えて戦うシーンが意外に迫力感があっていい。
北川景子もかなり練習をしたんだろう。少なくともこの映画の肝になっているのは事実。十分に応えているように思えた。

そしてこの映画は意外な人間が全編を通して重要なポジションをおさえている。結婚相手となる片桐才助役の甲本雅裕の存在だ。最初は単なる大食らいの武士にしか思えないが、いい加減な割にその貢献度も大きく、しまいには「この男と結婚して良かったな」と思えるシーンが仕掛けられている。

強いてこの作品を否定する部分があるとすれば、全体的にインパクトに欠ける。彼が死ぬシーンも無く、事後報告の様に感じたし、ラストも「そうだな」「それで良かったんだな」ってかろうじて思えるレベルで「やったー」と言う感じではないな。

さんちゃん評価:4点(もっとインパクトや抑揚があった方がいい)