湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

にく焼いちゃいました

2016-11-18 23:15:11 | あんな話こんな話


最後に焼き肉を焼いたの、いつだったろう。
みんな大好き焼き肉だけど、そもそも僕はそれほど魅力を感じたことがなかったような気もする。

しょうが焼きも、とんかつも、牛丼も大好きだから、お肉自体に魅力を感じていないわけではない。

早い話が、自分で焼くのがめんどくさいだけなんだ(笑)。

落ち葉拾い

2016-11-17 22:51:26 | 自分四季報


毎朝、駅までの道の途中、公園で定点写真を撮っている。
季節の変化を見ることができそうで、一年経過したらつなげてみようとは思いつつ、いつから撮り始めたのか記憶が定かでなく、時間もなく、そもそもめんどくさく、そのままになってる(笑)。

ここのところ地面を落ち葉が染めていい感じじゃんと思っていたら、今朝はちゃんとおじちゃんおばちゃんたちが掃き掃除をしてくださっていた。

不審者に思われないように、スマホのスピーカーを押さえてシャッター音を消しつつササッと撮って走り過ぎる。だんだん盗撮技術も身に付いてきた(付いてない)。

ナニゴト?

2016-11-15 23:44:26 | あんな話こんな話


一昨日の朝のこと。
大船駅に滑り込んで来た電車のドアが開き乗り込むと、正面、つまり反対側のドアの前に若いニイちゃんが横向きで寝っ転がっていたのだ。

寒そうに体を曲げた体勢で。小さなバックは足の先の方。どう見ても酔っ払ってそのまま寝ちゃったかんじ。

「あら、タイヘン、息してるかしら」
「やだー」

後から乗り込んで来たおばちゃんたちが騒ぎ始めた。

「真っ青じゃない」

そう言われると唇の色が悪い。でも、その唇の半開き状態が爆睡中を物語ってはいないか。

電車はすでに発車している。
目障りではあるけれど、混んでいるわけでもないので、そのままにしておいてもいいだろうと思っていた。

「どーしましょ」
「車掌さんよね、知らせないと」

「わたし、呼んできます」
少し若いおばちゃんが最後尾に向かって走り出した、

おやおや、タイヘンなことになってきたぞ。
さすがに黙っているわけにはいかないので仕方なく僕も立ち上がった。


「おい、おい、だいじょうぶ? おーい、おーい」
肩を叩く。
「う〜ん、うるさ・・・」

なんだよ、やっぱり寝てるんじゃん。僕は席に戻った。


「ダメダメー、車掌さんいませんでした」
さっきの方が戻ってきた。
いやあ、いないことないでしょ、いまアナウンスしてたしね(笑)。

「前のグリーン車に行ってきます」
「そうよ、グリーンにも一人乗ってるはずよ」

いや、声だしてるからだいじょうぶですよという僕の声も聞かず、小走りで行っちゃったよ。

さて、おばちゃんの一人。彼に近づいて恐る恐る鼻の下に手をかざす。でも、確認できないで困っている。

北鎌倉駅が近づいてきた。
僕はおばちゃんに聞こえるように
「彼の背中のドアが開くいてそのままゴロンといっちゃったら危ないから起こしましょうね」
と言って、彼の肩を揺らす。

「こっちが開くよ、危ないから、さあ、立って、ほら!」
強めに言ったら、むっくり起き上がった。

おばちゃんたち、後ずさり(笑)。

その場に立ったままなので「寝るならこっちでな」とシートに導いた。

「あぁ、よかったわ」
「酔って寝てたのね」

って、どー見てもそーだったでしょ!


「グリーン車にも車掌さん、いませんでした・・・あら?」
再び戻ってきた若い方のおばちゃんは、さっきの場所に彼の姿がないのでびっくり。すでにシートに腰掛けているのが彼だとは気づかなかったようだ(笑)。

というわけで、人騒がせな酔っ払いと人騒がせなおばちゃんたちの顛末である。
何事もなくて良かったのか、そもそも何事もなかったのか。車内の急病人はこうしてつくられる。のかも(笑)。


写真は夜遅くの横須賀線車内。そう、そのあたり横たわっていた。

導かれて

2016-11-13 22:44:09 | 室長日記


蔵書室のドアが開くと、見覚えのある顔が。
シワがありヒゲを蓄えていたが、すぐに中学校の同級生だと分かった。

何十年ぶりだろうか。当時はやっていたフォーク村のような組織を一緒に運営していたのである。だいたい大学生がやるようなことを中学生がやっていたというところが、いま思うとかわいい(笑)。

ホリデー快速の鎌倉号みたいなのがあることを知って、昨夜思い立ち夫婦でやってきたのだという。
僕が蔵書室をやっていることは知っていたが、ネットで鎌倉を調べていたら「名前が載っていて思い出した」と、埼玉から訪ねてくれたのである。

僕がこんな仕事をしていなければ、もう一生会わなかったかもしれない。しかも、鎌倉だったからこそ。「こちらへ」と導いてくれたわけだね。

57歳定年で(というと分かる人には分かってしまう勤め先)、いまは関連会社で働いていて、孫も二人。最近会う同級生はみんなおじいちゃんだ。若いと思い込んでいる自分を、そのたびにリアルな歳に戻してくれたのである(笑)。

かまくら駅マイシアター

2016-11-12 23:37:43 | 湘南ライナーで見る


とある会員さんの家族となってプライベートで映画を観る。
もちろん参加費はナシ。茶の間でおしゃべりしながら楽しむ。
今回観たのは、小津安二郎監督の「晩春」。
どこにでもある家族の悲哀を静かに綴る独特の映像はいつ観てもやさしく楽しい。

鎌倉からサイクリングに出掛けて七里ケ浜を目指したが、気持ちいいので茅ヶ崎までいっちゃったという場面。
終戦から5年しか経っていないので、現在の134号線には英語の標識が見える。そしてなぜかコカコーラの看板。モノクロなのに、真っ赤に見えちゃうから不思議だった。

若武者アラワル

2016-11-11 23:13:49 | 室長日記


先日、10代に見える若者が入室してきた。

「下で(案内板を)見てですか?」と問うと頷くと同時に舐めるように書棚を見回し、中から一冊の本を抜き取り着席した。そして、長身の背筋を伸ばし静かにその本を読み始めたのだ。

しばらくしてから、会員制であることを説明すると目を丸くした。公共の図書館と間違えたのだろうか。

「どうしたら会員になれますか」
学生さんなら年会費の5,000円と鎌倉に関する本を持参すれば1年間ここを使いたい放題ですよと伝えた。

帰り際、聞いてもいないのに「久米正雄が好きなんです」と。
鎌倉文士であることは記憶にあったが、僕は読んだことも、いや著書を目にしたことすらなかったので、今度はこちらが驚いたのである。


今日、また勢いよく入ってくると、彼は風呂敷包みから古い本を出し真っ直ぐな目をして「入会します」と言った。

渡された本は、久米正雄著「破船」。
見た目の古さに奥付けを見ると戦前の発行だった。

「こんな貴重な本、いいの?」ときくと
「いいんです、すてきな場所だから、ここに」

なんだかウルウルきてしまったよ。

しかも、入会申込書を見てまたまたびっくり。

中学三年生だった!

久米正雄はお父さんの書棚がきっかけだったというが、そのお父さんは僕より年下。久米正雄だったら、おじいさん、ひいおじいさん世代ではないか。

「受験生なんだからゲームやスマホばっかりやってないで勉強しなさい」
といわれるところ、
「本はいい加減にしなさい」
と叱られるという。

なんともすごい若者が会員に加わったものである。

ばかうけクッキー

2016-11-10 22:31:55 | あんな物こんな物


昨日の取材先のヒット商品だ。
「ビキニクッキー」(600円+税)

ハートのクッキーを逆さまにしてパンツをはかせたら面白かったのがきっかけ。
そこに上半身も加えたら面白さが倍以上になって大ウケだった。
そもそも洋菓子が売れない夏場のテコ入れにと考えていたのに、今では年中コンスタントに出るそうだ。
もちろんギフト用が中心。特にバレンタインデーやホワイトデーはかなり出るという。
取材中も「テレビで見たという親戚に頼まれた」と買いにきたお客さんも。

店主の人柄もすてきで、なるほどと納得させられるアイデアである。なんだかここに、いろんな要素や未来が詰まっているような気がするのだ。



読書ができないカフェ

2016-11-09 21:29:18 | B食の道


いつもは実家詣での定休日だが、今日は取材が入ったためそちらもお休みに。
取材を終え、腰の肉離れで整形外科に行っていた妻を拾ってそのままお昼を食べようとあの日以来の「ららぽーと湘南平塚」へ。

ところが平日だというのにレストラン街もフードコートも大混雑。並んでまでは・・・と諦めかけたが、そうだと思い直して有隣堂が運営する「ストーリーカフェ」へ。
予想通りすぐに着席できたのである。



「ふわふわたまごサンド」(880円+平日400円でドリンク・サイドセット)、「ステーキサンド」(1,280円+200円でドリンクセット)を頼んで妻とシェア。ここは隣接する有隣堂の書籍を3冊まで持ち込めるのだが、そんなことはおかまいなしにひたすらサンドイッチにかぶりついてしまったのである。玉子焼きも肉々しい牛肉もおいしかったけど、それを挟むパンが実においしかった。
ゆっくり本を読んでいる場合ではない(笑)。

通勤電髪

2016-11-08 23:41:22 | あんな話こんな話


パーマをかけている途中ですよね。
さあ、いよいよパーマ液をかけましょうという段階。

前を歩いていくときまぢかで見たから間違いない。たしかにその頭で電車に乗ってきて、隣の車両に移動していき座ったのだ。

座った後も恥ずかしがる素振りもない。もちろん、言い訳などひとつもしていない(と思う)。

彼女にいったい何があったのだろう。
巻きが上手な美容院から、液かけと加熱のスペシャリストのいる美容院には転院するというのか。朝っぱらから(笑)。



帰宅してから娘に聞いたら、パーマじゃなくてクルクル巻くやつらしい。
どこかでクルクルを披露するどこか。それにしても、スカーフ(昭和!)巻くとか、帽子被るとかしないのかな。

毛玉取りが毛玉になる

2016-11-07 23:16:51 | あんな話こんな話


ちょっと寒そうな気がして厚めのパーカーを、この秋はじめて手にした。
羽織って表へ出て日差しの下で見たら、毛玉だらけだった。

そうだ、だいぶ着たからもう家の中で着る専用にしようと、春に決めていた服だったのだ。

戻って着替えるのも面倒だと思い駅へ向かったのだが、見れば見るほどどこもかしこも毛玉だらけで恥ずかしい。

鎌倉に着いたら100円ショップへ直行。毛玉取りマシンを購入した。

これがまた、よく取れる。面白いほど取れまくる。
取れまくるので、やりまくる。こんなにやったら生地が痛むよなと思いつつも楽しいのでやめられない止まらない。

ヒゲを剃っている感覚。歯を磨いているときに陥るトランス状態。刹那。な〜んも考えていないような。

ふと我にかえると、20分位が経過していて、毛玉がこんなに溜まっていたのである。靴下の片方くらい編めそうな(笑)。