ちょっと寒そうな気がして厚めのパーカーを、この秋はじめて手にした。
羽織って表へ出て日差しの下で見たら、毛玉だらけだった。
そうだ、だいぶ着たからもう家の中で着る専用にしようと、春に決めていた服だったのだ。
戻って着替えるのも面倒だと思い駅へ向かったのだが、見れば見るほどどこもかしこも毛玉だらけで恥ずかしい。
鎌倉に着いたら100円ショップへ直行。毛玉取りマシンを購入した。
これがまた、よく取れる。面白いほど取れまくる。
取れまくるので、やりまくる。こんなにやったら生地が痛むよなと思いつつも楽しいのでやめられない止まらない。
ヒゲを剃っている感覚。歯を磨いているときに陥るトランス状態。刹那。な〜んも考えていないような。
ふと我にかえると、20分位が経過していて、毛玉がこんなに溜まっていたのである。靴下の片方くらい編めそうな(笑)。