「白イゴハン、アリマスカ?」
「白イゴハン、アリマス」
「オ茶碗イッパイクダサイ」
「オ茶碗イッパイネ」
『龍城飯店』中華丼をむさぼり食っていると、アメリカ人ぽい男性(奥様は日本人)とお店の方(たぶん中国人)の会話が聞こえてきた。
店員さんが素早く対応。そして・・・
「ワー! スッゴイ!コンナニ? ビックリシタ、食ベキレナイヨ」
だって、ここのお茶碗一杯はドンブリ山盛りってことだからね。
もちろん「一杯」と、量が「いっぱい」と間違えたわけでもない(笑)。
見ればご夫婦のテーブルには、麻婆豆腐やエビチリやら味の濃い料理が並んでいる。
そして、アメリカ人の彼はこう言ったのだ。
「ヤッパリ白イゴ飯ハ、オイシーヨ」
そんなステキなおかずだから、白飯のおいしさは一層際立っているはず。ん~・・・
それにしても外国人の口からそんな言葉を聞くとは!
それにひきかえオレときたら。
白いご飯の上に具をぜんぶ載っけちゃった「中華丼」だぞ。まぜまぜするので、白飯の本来のおいしさを味わうことなど到底できない。
日本人だというのにサムライ魂を忘れた腑抜けみたいじゃないか。いくらスープや杏仁豆腐が付いて500円だといっても、これではダメだ。
次回はぜったい、あと80円出して定食にするぞと決意を新たにする午後1時半であった。