湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

雨の向こうで彼女は

2011-07-22 20:49:15 | あんな話こんな話


先日、仕事で某化粧品メーカーの工場を訪ねた。
お相手はその会社らしく女性。そして、お話を終え工場の玄関まで送っていただく。
お辞儀をして表へ出て、受付にゲストカードを返す。ここで振り返ると小雨のパラつく中、彼女はこちらを向き、また深々とお辞儀である。さすが老舗、教育が行き届いていらっしゃる!
さらに工場の敷地を出たところでもう一度振り向くと、思ったとおり彼女は雨の向こうでお辞儀をしていた。

こういう丁寧すぎる対応には辟易する場合もあるのだが、この時はなぜかちっともイヤではなかった。
どうしてだろうと考えた。

そうか、お辞儀をする姿が美しいのである。
飛びぬけてスタイルがいいというわけではないのに、実にキレイに映るのだ。
ちゃんとお辞儀しているのに、なにかこう軽やかというか、スーッとさり気ないというか。
細かい雨の向こう、できればそのお辞儀する姿をずっと見ていたかった。
でも、ずっと見ていたら彼女はずーっとお辞儀を続けるしかないので、仕方なく歩き始めたのである(笑)。

雨の中のワンシーンだったが、写真はその時の心の中を。今朝の空。

おでんパブでしょうが焼き

2011-07-21 19:40:27 | B食の道


久しぶりに大船でお昼になったので、全定食がワンコインでいただける『おでんセンター』の階段を上った。
以前にも食べたのになぜかエントリーしなかった「しょうが焼き定食」を頼む。「おでん定食」以外には、おでん種のたまごか大根が付く(「おでん定食」には冷奴が付く)のが嬉しい。ご飯は少なめだけど、味噌汁や漬物も付いて500円はかなりのお得感である。
肝心のしょうが焼きも豚バラ感が絶妙(豚バラ感って…)で、キャベツやサラスパも載っていて満足度は高いのだ。
前回のエントリーに出てきた「和風ハンバーグ定食」はもちろん、他の定食も500円以上の価値あり。僕たち庶民の強い味方である。自動ドアがグァ~ンと開いて見えた光景が、懐かしいパブ?カラオケスナック?だとしても、文句を言う余地など一切ないのだ。


1階の入口もなかなか(笑)

玉丼と特製玉子丼

2011-07-20 22:00:10 | B食の道


実は玉丼が大好きである。
ただ、日頃は食堂のメニューにあっても、なかなか頼みづらいものだ。
なぜなら、安いから。
そう、カツ丼や親子丼ならトンカツや鶏肉という卵にとじられることになった主役の存在がある。しかし、玉丼には主役が不在だ。いや、本来は卵そのものが主役だったのだろう。しかし、カツ丼や親子丼の登場によって、何かもの足りないような、そしてすっかり安価な料理に成り下がってしまったのだ。

例えば、懐かしい造りのちょっとすてきな定食屋の暖簾をくぐったいい大人が、いきなり「玉丼ね」と言ったら、「やだあの人、お金がないのかしら」「なんにも入ってない丼なんて頼む人がいるんだ~」なんて思われちゃうはず。お店の人からは「なんだよ~、もっと高いもん頼めよー」的な視線が返ってくることウケアイだ(笑)。

だから玉丼がなかなか頼めないでいる。ホントは大好きなのに。
そんな思いをずっと胸に秘めながら小林屋のカウンターに座っていたときに見つけてしまった。
「自慢のタレで作りました 特製玉子丼390円」の文字。
やっぱり安い。ほとんどのメニューが480円という低価格のお店の中でも、ご飯ものの最安値である。
ちょっと恥ずかしかったが、思い切って今日頼んでみた。カウンターで食券を差し出すと店員さんは店中に響く大声で「玉子ど~ん」と言うのだった。

しかし、目の前に現れたそれは、僕が知っている、僕が大好きな玉丼の姿ではなかった。もっと乾いた感じで、なるとの細切りの白と赤などが黄色の中に見え隠れしているビジュアルが、僕にとっての玉丼だったのだが。
ところが、これは確かに「特製」だけのことはある。高級な、そう1,000円超、2,000円にも迫ろうという親子丼のシズル感なのである。しかも、定食屋の丼モノにしては、かなりやさしいおいしさ。「特製」の冠に偽りなしである。さすが小林屋だ。

「はい、カツ丼お待たせしました」
隣のおじさんの前に置かれた丼からは、はみ出さんばかりにカツが並んでいる。それが
480円。
ということは、僕の玉子丼との差額は90円。たった90円を上乗せすれば豪華なカツ丼が食べられるのである。その場で揚げたサクサクのトンカツが90円?
ということはですよ、考えようによっては僕の玉子丼はとても高いのではないのか。玉子丼に390円を支払うのは、相当な贅沢な行為なのかもしれないぞ。
そう思うとさっきまでの恥ずかしさなんてすっかり失せて、僕は堂々と胸を張って小林屋の階段を下りるのだった。

仕事で泣いたことがない

2011-07-19 23:23:32 | あんな話こんな話


私が仕事で泣いたあの時

混んだ電車のドアにもたれて見上げたら、そう入力して検索をと書いてあった。
転職サイトの広告である。

「仕事で泣いた」かぁ。
何十年という仕事歴を振り返ってみたけど、そんな記憶はまったくない。
あぁ、仕事に追われて「泣きてぇ~」とか「涙が出るよ」とか「死にそ~」なんて言ったことは数え切れないほどあるけれど、涙は一粒たりともこぼしたことはないぞ。ドラマを見たり本を読めば、数秒で洪水のように涙を流し続けることもよくあるのに(笑)。

検索してサイトを開いてみた。
「本気で仕事をしていれば、涙のひとつやふたつ流れるだろう」とあった。ということは、僕は本気で仕事をしてこなかったということになるのかな(笑)。

悔しかった、悲しかった、感動した、嬉しかった、楽しかった…
涙を流すことは一度だってなかったけれど、僕の仕事はそんな小さなエピソードにあふれていたし、きっとこれからもそんな毎日になるはず。みんなそうでしょ?それが仕事っていうもんだよね。

サプライズは至福

2011-07-18 22:26:01 | 湘南ベルマーレ


とびきりのジャイキリ。
こういうことがあるから(当然期待はしていたわけだけど)面白いのだ。
そう、今朝ニッポン全体が体感した至福こそ、ベルマーレやベイスターズが好きな者がいつも味わっている至福なのである(笑)。
おめでとうなでしこ、ありがとうなでしこ!

ちなみに平塚には撫子原という地名から、なでしこ小学校、なでしこ幼稚園、なでしこ公民館、なでしこ公園、なでしこ歯科クリニック、なでしこ運輸、グループホームへいあんなでしこ、なでしこ整骨院、なでしこ美容院など「なでしこ」づくしのエリアがあります。

写真は本文とは特に関係ありません。応援と世界と青のイメージかな(笑)

戻ってきた

2011-07-17 22:27:10 | 湘南ベルマーレ


先制点、複数得点、完封、勝ち点3…それから、そうそうすっかり忘れていた強い者を倒すという快感も久しぶりに戻ってきたのだ。
スタンドみんなで一喜一憂し、手拍子をし、立ち上がり、拳を振りあげ、叫ぶ。以前なら同じ黄色に圧倒されてしまったものだが、今日は同じ黄色に埋まったアウエーのスタンドの応援にまったく負けていなかった。
笑顔の帰り道が、こんなにすてきなものだったことも、久しぶりに思い出したのである。

強い者を倒すといえば、なでしこ。最高の舞台で、その快感を味わいたい。
そういえば、大きい選手がいる相手だしね(笑)。

市民のクルマ

2011-07-15 20:38:53 | ぶらかま


鎌倉の住宅街を歩き回っていて気づくのは、ガレージに外車が多いこと。
だからといって、いかにもバブルっぽいやつを見かけないのもまた鎌倉らしい。
日曜などは、そのいかにもバブルっぽいデカくて白い車がやって来て渋滞に巻き込まれイライラしているシーンを見かけるけどね(笑)。

写真は、おや懐かしい日産サニー。何度か見かけたけど、これは地元のかどうかは不明。

砂糖をかけて食べたのだ

2011-07-14 19:22:10 | 思い出日和


前にも書いたかなぁ。
子供の頃のトマトは今のように完熟じゃなくて、いわゆる「青いトマト」で、砂糖をかけて食べたのだ。信じられないと思うけど。
でも、その砂糖の甘さが青さに妙にマッチしてうまかったのを思い出す。
今は糖分控えめが主流だけど、砂糖がありがたい時代が合ったのだ。
って、いつの時代よ(笑)。

写真は青いけど、これは真っ赤になる前の青さ。昔のは真っ赤にならなかったんだよね。