湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

やるじゃねえか湘南、夏

2011-07-30 17:57:35 | 湘南ベルマーレ


おっさん二人旅メンバーから招集がかかり、早起きして東京へ輪行のはずだった。ところが、予報は昼まえから雨。 残念ながら延期に。
そこで、雨でも関係ないFリーグの開幕戦を観に代々木に向かった。

実は5シーズン目のオープニングゲームで、しかも相手は“絶対王者”名古屋である。
先週のカップ戦でも3戦無失点という圧倒的な強さで優勝を飾っている。昨シーズン話題をかっさらったリカルジーニョ選手は去ったが、またまたマルキーニョ選手という大物をはじめこれでもかという補強を敢行。今日の登録メンバーも、呆れるほど有名な選手がズラリと並んでいた。

そんな相手に挑む湘南は、過去4シーズン下位に低迷している弱小クラブ。みんな別に仕事をもっている“なでしこ”スタイルの選手ばかりだ。
いや、だからこそ、この組み合わせは面白い。応援しがいがあるというもの(笑)。

予想通り名古屋に押し込まれる展開。なんとかこらえていたものの、森岡選手らしい豪快なシュートで先制される。いつもならこれでガタガタっといっちゃうところなんだけど、なんと追いつき、後半早々には逆転してしまった!
こんな大観衆の中、スクリーンに浮かび上がった1-2というスコアにゾクゾクしたのは僕だけじゃないはず(笑)。
しかし、地力にまさる名古屋にすぐに追いつかれたと思ったら、あっという間に4-2と突き放される。
ところが、ここからが面白かった。2本がポストに阻まれたものの、パワープレーで1点差。さらに最後まで攻め続けて“絶対王者”を慌てさせたのである。
やられても、やられても、取りにいく、体を張る、飛び込む…

やるじゃねえか湘南!

タイムアップのブザーと共に湧き上がった拍手は、そんな驚きと、湘南の健闘を讃えるものに聞こえた。

雨は残念だったが代わりにいいものを観た感動を胸に表へ出て見上げると、青空と夏の雲が見事なコントラストをみせていたのである。


4000人とは思えないほど、2階席までよく入ったスタンド。三ツ沢や味スタ、等々力みたいに黄緑と青が集結したら、逆転していたかも!と思わせる盛り上がりだった。サカ割で1200円と超お得なんだけどなぁ。こんなにワクワクできるのに、なぜ集まらないのか、あいかわらず不思議。