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先日、仕事で某化粧品メーカーの工場を訪ねた。
お相手はその会社らしく女性。そして、お話を終え工場の玄関まで送っていただく。
お辞儀をして表へ出て、受付にゲストカードを返す。ここで振り返ると小雨のパラつく中、彼女はこちらを向き、また深々とお辞儀である。さすが老舗、教育が行き届いていらっしゃる!
さらに工場の敷地を出たところでもう一度振り向くと、思ったとおり彼女は雨の向こうでお辞儀をしていた。
こういう丁寧すぎる対応には辟易する場合もあるのだが、この時はなぜかちっともイヤではなかった。
どうしてだろうと考えた。
そうか、お辞儀をする姿が美しいのである。
飛びぬけてスタイルがいいというわけではないのに、実にキレイに映るのだ。
ちゃんとお辞儀しているのに、なにかこう軽やかというか、スーッとさり気ないというか。
細かい雨の向こう、できればそのお辞儀する姿をずっと見ていたかった。
でも、ずっと見ていたら彼女はずーっとお辞儀を続けるしかないので、仕方なく歩き始めたのである(笑)。
雨の中のワンシーンだったが、写真はその時の心の中を。今朝の空。