今日は職場のランボーだった。
シェフやバリスタをやっているスタッフがウデをふるってくれた。
「あっ、やべー、ベントー持ってきたの忘れてた!」
インターンの若者が叫んだ。
「皆さんで食べてもらえますか?」
カバンから取り出してテーブルに置いた。
ママ弁である。
「実はオレもランボーだったの忘れてて、寮で作ってくれる弁当、あるんですよ。オレのも食ってください」
こちらは寮弁である。
こうして忘年会のテーブルには、かわいらしいお弁当が二つも並んだ。僕も玉子焼きなどをもらって食べたが、作り手の気持ちが伝わってくるおいしさに何だが嬉しくなってきたのだった。
みんながつまんだあと本格的に食べていたのが、シェフといつもお弁当を作る立場のママさんだったのも、ちょっと面白かった。
写真は、もう誰かがつまんじゃったお弁当二つ。