この日は短時間のうちに、かつスパゲティ、オレンジ最中ジェラート、コーヒーなどが次々にお腹に放り込まれていたのだが、突然こんな店を見つけてしまったのだから食べないわけにはいかなかったのだ。
湯河原駅にほど近い『ハンバーガーショップ カオス』である。見た目はチェーン店風だが、グルメバーガーのようだ。
「パテがなくなっちゃったもんで、いま練ってるところなんですよ」
いいタイミングだったかな。平日の午後だからか他にお客さんもなく、聞けば土日は半数以上が観光客で「わざわざウチに来てくださる方もいらっしゃるんですよ」とのこと。後でネットで見たら評判もいいみたいだ。
メニューを見ると、店名を冠したもの(280円)をベースに、具材によって、カナディアン(350円)、イタリアン(480円)、イングランド(400円)、アメリカン(530円)、ハワイアン(330円)などと命名されている。具の特徴に因んだ理由のようなものは特にないような印象(笑)。ただ、アメリカンは「厚肉2枚+チーズ+目玉焼きでボリューム満点」と記されているので大食いのイメージかな。
さてそんな中、僕はネーミングではなく、あくまでも具を優先して「イングランド」をチョイス。「厚肉+チーズ+目玉焼きのカントリーバーガー」と書かれている。ポテトとドリンクのセットでも630円とお得なのだが、お腹が減っていないのでポテトはご辞退申し上げた。いや、チェーン店ではないのに全般にリーズナブルな設定で、ちょっと心配(笑)。品質もだけど、経営的にもね。
ところが、写真では見えていないが、ちゃんとトマトも重なっていて立派なバーガーが現れたのだ。作り立て、焼きたてとなったパテも柔らかめでジューシー、ソースも好み。いちばんの特徴は、バンズのふわふわ感でしょうか。硬めで存在感のあるバンズも好きなのだが、ここまでふわふわだと何だかわからないけどニコニコしてきちゃう。チェーン店ではもちろん、グルメバーガー店でもこれまで出会ったことのないふわふわで好きですね。
そりゃあなた、1,000円超のスンバラしいグルメバーガーと比べちゃいけませんが、この価格でこれだけのものを提供できるなんてステキだと思う。そんなお店が湯河原にあるなんてうれしいなぁ。
でも、湯河原ではほかにも食べてみたいお店はたくさんあるし、困ったものだ。今回のように、おやつ代わりにしようか。一生懸命歩いて小腹を減らすしかないかな(笑)。
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