今日お披露目となった799インチの大画面に映し出されたのは、得点シーンでもなければ、勝利のダンスでもない、頬を涙で濡らした田村選手の泣き顔だった。
いつものように肉眼で見る米粒より小さい表情だったら平気だったかもしれなかったが、フチなしの大型ビジョンのアップを見せられたのだからたまらない。
しかも、彼はこう言ったのだ。
「走り抜けた6年間、現役をベルマーレで始めてベルマーレで終わることができて幸せでした」と。
音声はこれまでと変わりはしないはずなのに、画面を見ていると涙をこらえて語る彼の息づかいまでがリアルだ。
もうこっちも涙を抑えることができなくなってしまった。
ありがとう田村雄三選手。
常に全力を尽くす姿は、反町監督の言葉を借りるまでもなくホントに「ベルマーレらしい選手」だと思う。
そういえば、スタッフの仕事を知ろうと早朝からチラシ配りに現れたこともあった。
おぉ、そうだ、ジャスコのカフェでコーヒーを飲んでいたら、オムツを積んだカートを押して隣の席にやってきたときは、パパの顔だった。
夜の駅前では、若手を連れて飲みに行く先輩の顔だった。
「あいつは間違いなくいいやつだ」
これはコンビニ店員として接している妻の個人的な評である(笑)。
今後の活躍にも期待したい。
がんばれ!田村選手!
そして、エールを送ってくれたセレッソ大阪のサポーターの皆さんもありがとうございます。
ここのところ、皆さんによくしてもらってありがたいやら、悲しいやら(笑)。
でも、エールの交換ってやつは、とてもステキな気分にさせてもらえるものだ。学生時代、神宮に母校の応援にいくと、試合前、7回、試合後に必ずエールの交換を行っていたのを思い出す。お互いを称えあう素晴らしさ、清清しさを味わえる瞬間である。
さて、今日のゲームは今年を象徴するような内容。
意地とか、プライドとかいう以前に、まったく歯が立たなかった。
リーグ最多失点のクラブと、少ない方から2位のクラブとの差、そのまま。なにしろコーナーキックすら1本も打てなかったのだ。一緒に昇格した、しかも香川選手が抜けているセレッソとの実力差を、まざまざと見せつけられたのだ。その守備の要が茂庭選手だというのも何とも…。
来季からのJ2での戦いも不安になる秋だ。
8775名という入場者数も心配を増長させるばかり。
あぁ、フットサルも浦安に大敗…。
気持ちを切り替えるのがたいへんだぁ。
こちらは、田村選手の最後の花道を覗き込む子供たち。
興味津々に覗き込む田原選手。
あの~、スポンサーさまなのでホント申し訳にくいのですが、どうもこの色といい、形といい、なにかあまり幸せでないイメージでして。実際、あの~このクルマが置かれている時の勝率も…。
最初で最後になった田村選手の紹介シーン。それにしても、すごいハイビジョン画面!ワクがないのはもちろん、画像も鮮明!5年間のレンタルだそうです。