湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

もうカズには関係のない数

2009-09-09 23:58:18 | あんな話こんな話


学生時代に横浜スタジアムで球場係員のアルバイトをしていた。
持ち場はバックネット裏のすぐ脇、一塁側の11番ゲート。
そこに立っていると、いつも試合の途中の5回だったか7回だったか、坊主頭でコワモテの球場営業部の人がやってきて、場内をグルリと見渡しては戻っていった。
ひょっとしたらひょっとするぞと思って、ある日カマをかけてみた。
グルリとやったところで「1万9000」とつぶやく。
すると、そのコワモテを一瞬崩し、僕の顔を見ながら「2万3000」とポツリ。
やっぱりだった。彼は、スタンドを眺めてその日の入場者を数えていたのだ。ひとり日本野鳥の会で状態である。これが、翌日の新聞に載っていた。
今でこそプロ野球でも1の位まで入場者数を発表するようになったが、かつては千の位までで、ドンブリだったのか、水増しだったのか。
消化試合で川崎球場に出張したときに観客は100名足らずだったが、翌日の新聞には「2000人」と書かれていて驚いたことがある。ところが、この数字には年間指定席が含まれているということを後で知る。つまり、実際に球場に来ても来なくても、売れている席数だけは予めカウントされているということ。
逆に後楽園球場などは、いくらすし詰めにしても判で押したように公式発表は「5万5000人」。こちらは、「定員5万5000人」と届け出ているのために、たとえ6万人入っていたとしても消防法の関係で5万5000人以上の数字を表記できないのだと聞いた。

さて13日の平塚競技場で開催される対横浜FC戦のチケットは『J’sGOAL』によると、すでに1万2700枚が前売りされているという。これには、年間パスの分が含まれていても全く問題はない。あとは、雨が降ろうが槍が降ろうが、必ず行ってスタンドを緑と青で埋め尽くして応援することが大切だ。
かつてはカズ選手人気で賑わったスタンドだが、今はもう地力(自力)で1万人!
ということで、今日の写真は同じキングでもベルで。