湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

栃木さイグッペ

2009-09-06 20:33:52 | お休み日和


「♪船頭泣かせのかさ掛け場~」
女船頭さんの美しい歌声が、静かな川面に響き渡った。
乗り合わせた5人の客は心から拍手をおくる。すると、川岸に佇んでいた人からも拍手が。
栃木名物ポテト入り焼きそばを食べるためだけにやってきた栃木駅周辺で、まさか川舟に揺られるとは思ってもみなかった。

(昨日の話です)
栃木という地名でありながら、栃木県の県庁所在地になっていない町。いや、だからこそ発展がゆっくりで、古い建物があちこちに残ったのかもしれない。


ママチャリで移動中に、栃木市役所別館(教育委員会)を発見。ここから古い町並みに魅せられて、川沿いを南下。すると、その川(うずま川)で船が出そうな気配。手漕ぎ(実際には漕がずに竿で川底を突いて進む)の観光船だ。
「まだ間に合いますかー」
OKサインが出たので飛び乗る。乗船料は500円。
船底をゴリゴリいわせながら動き出す。ここのところ水量が少ないらしい。今日は陽射しも強くてタップリ汗をかいていたが、川面を渡る風は涼しい。ゆっくり進むカンジも心地いい。そして、冒頭の『栃木河岸船頭唄』にシビレた。
「栃木はいいところだねぇー」
後ろに座っていたおじさんが言う。うんうんと、僕は大きく頷いた。


ちなみに、この女船頭さんの歌は、たぶん再来週くらいにオンエアーされる『アド街』で聞けるらしいですよ。驚いた!

では、古い建物をいくつか。







「理髪店」ではありません。「理髪師」って書いてあります。


こちらは、横山なんとか館という日本家屋にある「共正銀行」の文字。





最後に。聞こえてくる会話、お店の人の受け答え、みんなU字工事だったっぺよー(笑)

その栃木戦に続いて、またしても引き分け。どーなる、どーする、いやどーにかしよう!