湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

ピエロショック堂

2008-12-13 20:50:58 | B食の道


「写真撮ってもいいで…」
「ダメッ!」

「いいですか?」の「すか?」を言う前に、お母さんにキッパリと断られてしまった!
大磯の食堂『ピエロ食堂』だ。
お店の方に一声かけるのがマナーだと心得ているので必ず実践しているのだが、今まで一度も断られたことはなかったのだ。予想していなかっただけに、びっくり。しかも、言われ方がキツかったぁ。
一瞬、周りのお客さんたちの箸も止まっちゃったほど。
(おいおい、おまえよー)的な空気が漂う。
「そ、そうですか」と手にしていたカメラを、慌ててカバンに戻した。
この気まずい雰囲気をなんとかしなければ…
おぉ、カウンターの上に『ひじき』の小鉢が出てきたぞ。100円という札が立っている。
思わず「いただきます!」と手に取ってしまった。
「どーぞー」
おっ、いいぞいいぞ。
お会計をして出て行くお客さんたちも、ホッとした視線を僕に送ったように見えた。
それにしても、みんな1000円札払って500円玉プラス小銭のお釣りって…。
そうこうするうちに、僕が頼んだ『しょうが焼き丼』が目の前に。
「はい、お待ちどーさま!」
さっきの「ダメッ!」がウソのようないい調子だ。よーし!
いやいや、この『しょうが焼き丼』がまたスゴイ。
脂身がほとんどない大きくシッカリした豚肉が三枚、重なり合いながらご飯を覆い尽くしているぞ。そこに、濃い目の甘辛いタレがたっぷり。ちょっとしつこいかなと思いきや、ご飯のボリュームもかなりあるので、結局バランスよく食べ終えることになった。
それに、小鉢に山盛りの『ひじき』。懐かしい家庭の味でおいしい。
「よかったら、どーぞー」と差し出された山盛りのお新香もついて、なんと450円!
このコストパフォーマンスは、なんだ。
「8年前からやってる」そうだが、8年前でもその値段じゃおかしいだろう。30年以上前からやっている絶滅食堂というなら、まだわかるけど。※こちらには冷蔵庫に貼ってある手書きのメニューが載っていますが、『なすカレー』など新メニューも加わっていました。
高校生たちが『カツカレー』を頼んだら、冷蔵庫から取り出した肉に小麦粉をつけるところから製作がスタートしていた。家でお母さんが普通に料理しているようにしか見えなかった。
というわけで、今日の食べ物の写真はナシ。興味のある方は、ご自分の目でお確かめください(笑)。
ただし、今年は21日から冬休みだそうですよ。

正しい箸と欲望の関係

2008-12-13 00:01:29 | あんな話こんな話


おかしな箸の持ち方で、何十年も過ごしてきてしまった。
もちろん、これまでたいした不便も感じていなかったので周囲からの矯正をの声にも耳を貸さなかったのだが、ここへきて時々うまく摘まめなくてイライラすることがあるのだ。
それに、お一人様の食事のときなど、振る舞いを見られていることが多い(ような気がする)。そんな時、きれいな箸さばきができれば堂々としていられる(と思う)。
そこで、現在密かにトレーニング中(笑)。といっても、食事の際に時間的余裕があれば、以前習った正しい持ち方を実践しているだけなんだけどね。
ところが、これがまたうまくいかないのなんのって。ストレスたまるたまる。しかも、好きな料理だったりすると、もう一刻も早く、そして一瞬たりとも休むことなく次々と口に運びたいのが人情ってもんじゃないですか。そうなると、トレーニングは即刻中止です。いつものおかしな持ち方で、ズルズルワシワシと、かっこむことになる。
なので、これはライフワークにしたいと思います(笑)。ボケ防止にもなりそうだしね。

写真は先日の熱海で。さんまを食べるのも難しい。