湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

12番目が10番で1番に

2007-05-14 23:58:34 | B食の道


昼に出ようとしたら、急ぎの仕事が。
それを済ませてから、じゃあパンでも買って公園でと思って行ったら先客が多くて結局オフィスに戻って寂しくランチ。
めざましテレビの占いで、最下位だったのを思い出した。普段は、そんなの気にしたことないのにね。
夕方、M博士が麻布十番に出かけるという。麻布十番といえば、アレでしょう。
まだ未体験の『浪花屋総本店のたいやき』を、お土産にお願いした。
ところが、帰社予定の7時になっても戻って来ない。同じセクションのメンバーたちも、待ちきれずに一人二人と帰宅の途につく。
で、結局M博士が戻ってきたのは8時を回っていた。
それでも、待った甲斐があった。夕飯も抜いてひたすら待ち続けた甲斐が、オオアリだった。
まだほんわか温かいたいやきが色白なのは、よく焼けている証拠。焦げ目がまた美しい。
ボテッとした余分な厚みはなく、むしろ全体に薄い印象だが、その分あんこが端まで均一に入っているようだ。なにか眺めているだけでも幸せな気分。
食せばその幸せは、気分から現実に変わった。
「おいしー」
思わず『喰いタン』みたいに語尾を伸ばしてしまった。
パリパリの香ばしい表面がウレシー。中のあんこが決して水っぽくないところがゼツミョー。歯ごたえがサイコー!
参った。これまでにも評判のたいやきをいろいろ食べてきたが、個人的にはこれが一番ですね。ありがとう、わざわざ並んでまで買ってきてくれたM博士。おいしゅうございました。
しかも、戻りが遅かったおかげで、消化担当の胃袋の持ち主が減って、なんと僕は両手にたい焼きを持ってかぶり付くという極上の幸せに浸ることとなった。
何があっても生きていける。どんなにツラいことがあっても、頑張っていける。そう確信できるたいやきだった。※確信のしかたには個人差があります


こちらは、バイクに乗って祈りをささげるライダー。ではなく、温かい日差しの中で英気を養っているライダー。ではなく、仕事が入るのを待っているバイク便のライダー。