湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

結末のない顛末

2007-05-04 21:24:28 | あんな話こんな話家族編


今日は、世にも奇妙な、世にも間抜けな、そして世にも失礼極まりない話を聞いていただこう。
愚息の愚行である。
身内だから愚息と言っているわけではない。決して。
愚息オブ愚息、キングオブ愚息、ミスター愚息の名を、欲しいままにしたのだ。
昼間、買い物から帰宅すると、一本の留守電が入っていた。
「中央図書館ですが、お財布が届いています。図書館のカードが入っていたので、こちらでお預かりしました。連休が明けたら警察に届けますので、その前に取りに来てください」
さっそく息子が自転車を飛ばして引き取りに行った。
ところが、遠くはないのになかなか帰ってこない。どこかに寄っているかと心配になった頃、帰宅。
そして、こう言う。
「お金も入ってたよ。でも、その財布、落としちゃった」

言葉を失ったぞ。
「図書館を出て自転車に乗る時までは、手に持っていたんだけど…」
仏の僕も(自分で言うな)、さすがに怒らざるを得なかった。
だって、拾って届けてくれた人、預かって連絡をくれた図書館の人にも申し訳ない。第一、お金の大切さをわかっていない。
「もう一度、探して来い!見つかるまで帰ってくるな!」
「何度も、行ったり来たりして探した!でも、なかった!」
大声でやりあった後、彼はそれきり部屋に引きこもってしまったが。
これまでにもいろいろ愚行はあったが、今日という今日は呆れた。高校生ですよ。
親の顔が見たい…。
これで、またいい人が拾ってくれて、また図書館に届けてくれたとしたら、図書館の方は…。
考えただけで、世にも恐ろしい。
写真は『エスプレッソをかけたアイスクリーム』。買い物の途中で。留守電は、この間に。