湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

彼岸花と海岸花

2005-09-25 16:43:04 | 自分四季報


娘のバレーボールの送迎当番で、7時に家を出てみんなを乗せて開成小学校へ(足柄上郡開成町、酒匂川沿いの町)。
東名高速で下っていくと、秦野中井を過ぎて山の中から一気に視界が開け松田周辺の町並みが一望できる、そう、あの第一生命のビルで有名になった(古いねどうも)あたりだ。
今日は東名ではなかったが、やはり突如現れた景色は感動的だった。
台風の影響で風が強く、暗い割にはなにもかもがクッキリと見えた感じ。箱根の外輪山に手が届きそうだった。



すぐにお役御免になったので、帰路は一人高台へ登ったり、少しゆっくり走ってみたりした。
そして、南の方の空が何とも不気味な感じになっているので、海岸へ。


いやぁ恐ろしかった。
5~6メートはあろうかという波が、後から後から押し寄せては強い北風に当たってブレイク。その激しい波しぶきと地鳴りのような破裂音の迫力に一人興奮しまくりだった。


いったいどのくらいのスピードなのか、雲の流れも速い。その雲の向こうに見え隠れする空は、江ノ島方面は黒に近いグレーだが、さっき行ってきた松田方面に目を転じればまさにスカイブルー。ちょうどその真ん中に立っていたわけだ。
こんな自然を大パノラマで見ることができて、ますます興奮。
爽やかな海もいいが、力強さに圧倒され、また海が好きになった。
一人で盛り上がっていると、じっと沖を見ている若い女性を発見。強い風に細身を揺らしながら立つ、さっき見た彼岸花のよう。
この感動をいま共有しているのかと思うと、声をかけずにはいられないぞ。
でも、いけません。昔から曼珠沙華を持ち帰ると家が火事になるというので。