朝から娘と二人で横浜の実家に顔を出す。
夕方帰宅し、平塚八幡宮の「ぼんぼり祭」に出掛けた。
もう10年ぶりぐらいかな。以前は3～4軒出ていた露店も、現在は神社関係者が運営するテントのみに。焼き鳥、おでん、焼きそば、綿菓子など、とてもささやかなものだ。
人出もそれほどではなく、賑やかなお祭とは違った、神社の夜らしい厳かな雰囲気をかもしだしている。
たくさん並んだぼんやりと赤いぼんぼりは、もちろん周りを明るく照らすほどの強さはない。境内全体はあくまでも暗い。それがかえって良い。
突然、暗がりから巫女さんが現れて驚いた。
ぼんぼりの灯りをともし終えて歩いて帰って来たらしい。数が多いので、すべてともし終えるのに時間がかかるようだ。
今晩は中秋の名月。神社とぼんぼりと月。
時折吹いて来る涼しい風に、♪あぁ風流だなんてひとつ俳句でも…てな気分。
中秋の夜空ほのかにぼんぼりの灯
