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80歳以上の相談件数が過去最高に!周囲の見守りがいっそう重要です。

2020-10-13 14:30:19 | 日記
独立行政法人国民生活センター 2020年9月17日公表

2019年度にみる60歳以上の消費者トラブル
 ~80歳以上の相談件数が過去最高に!周囲の見守りがいっそう重要です~


全国の消費生活センター等に寄せられる相談のうち
契約当事者が60歳以上である相談は、2018年度には約43万件と過去10年で最も多い相談件数に達しましたが、
2019年度は約37万件に減少しました。
これは架空請求に関する相談が減少したことが一因と考えられます。
また、年代別にみると、60歳・70歳代の相談件数が減少しているのに対し、
80歳以上の相談件数は増加しており、過去10年で最も多い件数となっています。

契約当事者が60歳以上である相談の内容をみると、
健康食品」などの定期購入に関する相談が2018年度に比べ約2倍に増加
また、アダルトサイトなどを含む「デジタルコンテンツ」「インターネット接続回線」などの
情報通信関連のトラブルに関する相談が、60歳以上のすべての年代において多く寄せられています
特に、60歳・70歳代においては情報通信関連の相談や通信販売に関する相談が多く、
一方で、80歳以上になると「工事・建築」「新聞」などの相談が多く寄せられるほか、
訪問販売や電話勧誘販売によるトラブルが多くなる傾向があります。

相談事例
 事例1 大手通販サイトと弁護士をかたる相手からの架空請求で次々にお金を払ってしまった

 事例2 お試しのつもりで購入したら定期購入だった。表示が小さくて読めない

 事例3 強引に光回線契約を勧められたが、インターネット環境がなく不要なので断りたい

 事例4 自宅を訪問した業者に勧められ、よくわからないまま電力会社を変更してしまった

 事例5 出会い系サイトに誘導され、求められるままお金を払ってしまった
 
 事例6 定年退職したことを理由に、賃貸アパートの契約者を変更するように言われた

 事例7 認知症の両親が、既に実施していて不要なはずの屋根修理工事を契約していた
 
 事例8 母が、5年後から購読が始まるという内容の新聞の定期購読契約をしていた


60歳以上の契約当事者のトラブルの特徴
 ・架空請求の相談は減少したが、健康食品などの定期購入に関する相談が増加している
 ・情報通信関連の相談が非常に多い
 ・高齢になるにつれ、訪問販売や電話勧誘販売の相談が増加している

消費者へのアドバイス
 〇消費者トラブルはひとごとではありません。自分は大丈夫と思い込まず、
  日頃からいろいろな消費者トラブルについて知っておきましょう。


 〇消費者トラブルを防ぐには、周囲の方による見守りも非常に大切です。
 
 〇不安に思った場合やトラブルになった場合は消費生活センター等に相談してください。

  ※消費者ホットライン 188(いやや!)番

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2019年度は2018年度に比べ架空請求相談が減少しましたが、
また架空請求の被害が出てきています。
コロナ禍により高齢者の方が家にいる時間が多くなり
悪質な訪問販売や電話勧誘販売などに狙われています。

高齢者消費者の見守りが必要ですね。
石川県では高齢消費者被害防止見守りセミナーを開催し、
高齢消費者見守りネットワークの設置に向けて取り組んでいます。

今年度は金沢・加賀地区 11月9日(月)石川県地場産業振興センター  
    七尾地区    11月10日(火)フォーラム七尾で
13:30~15:30まで開催するそうです。
関心のある方はぜひ参加を!

参加申込 NPO法人消費者支援ネットワークいしかわ
TEL 076-254-6733
FAX 076-254-6744
mail info@csnet-ishikawa.com
※所属、氏名、電話番号、金沢・加賀地区か能登地区のどちらかを選択
 ファックスかメールで申し込みます。

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インターネット通販のトラブルにあらためて注意!

2020-10-13 13:55:37 | 日記
独立行政法人国民生活センター 2020年9月17日公表より

「新しい”消費”生活様式」の影響で相談増加!?
 ~インターネット通販のトラブルにあらためて注意!~


「新しい生活様式」の実践例に通信販売の利用が示されているなか、
PIO-NETによると、インターネット通販のトラブルの場合は増加傾向にあり、
2020年5月には相談全体の30%を超えました。

今後も、「新しい生活様式」の推進により、
インターネット通販のトラブルが増加することが考えられます。
そこで、新型コロナウィルスの感染拡大に伴って増加した
インターネット通販に関するトラブルの概要についてまとめ、
これから気を付けるべきポイントについて注意喚起を行います。

PIO-NETにみる相談の傾向
 インターネット通販に関する相談契約当事者の年代別件数
  各年代において、2020年4~6月に寄せられた相談件数が最も多くなっている。
  特に20歳未満の件数は増加率が大きく
  2020年4~6月に寄せられた相談件数は、前年比約1.8倍になり、全体に占める割合も増加している。

 インターネット通販に関して相談が多く寄せられたトラブル
  ・2019年7月9月以降の各四半期で、「健康食品」に関する相談が最も多くなっている。
   「お試し〇円」などと通常より低価格で購入できることを広告する一方で、
   複数回の購入が条件となっている、定期購入トラブルに関するものが目立つ。
  ・2020年1~3月から4~6月にかけて、洋服やかばん、靴、家具類などの身の回りの品に関する相談件数が増加しており、
   「注文した商品が届かない」「粗悪品・模倣品が届いた」など、詐欺的な通販サイトに関するトラブルがみられる
  ・マスク、体温計、消毒用アルコールなどの新型コロナウィルス感染対策商品について、。
   コロナ禍の混乱に伴い、2020年2月以降、「高額な値段で販売されている」「商品が届かない」「粗悪品が届いた」などの
   相談が多数寄せられた。
  ・「モノ」だけでなく、「サービス」の契約トラブルとして、映画配信サービスや、スマートフォンやゲーム機を用いた
   「オンラインゲーム」に関する相談が目立った。


相談事例

 事例1 高校生の娘がダイエット青汁を定期購入とは認識せず申込、解約しようとしたら高額な料金を請求された。
 
 事例2 「新しい生活様式」の実践のため、初めてインターネット通販を利用したが、2週間たっても商品が届かない。

 事例3 格安で販売されていた有名ブランドの時計を申し込んだら、写真と異なる偽物が届いた。

 事例4 解約したはずの動画配信サイトから料金を請求されている。

 事例5 小学生の息子が祖母のスマートフォンでオンラインゲームに高額課金した。


消費者へのアドバイス
 〇通信販売には、クーリング・オフ制度はありません
  事前に返品・解約の条件や販売事業者の連絡先を確認しましょう。

 〇お金や個人情報の搾取等を目的とした詐欺的な通販サイトがあります。
  少しでも怪しいと思ったら利用しないようにしましょう。

 〇「お試し」のはずが、高額な料金を請求されたという相談が寄せられています。
  注文前に定期購入の契約になっていないか確認しましょう

 〇未成年者のインターネットトラブルは、家族など周りの保護者が目を配って防ぎましょう

 〇不安に思った場合や、トラブルが生じた場合、また「怪しいかな?」と思ったら、
  すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう。
 
  ※消費者ホットライン  188(いやや!)
 


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「新しい生活様式」の実践例として通販で買い物をするもあげられていました。
コロナ禍の中で、
マイナンバーカードのポイントも、
国勢調査の回答もネットを推奨し、
「gotoトラベル」や「gotoイート」など
ネットを利用した取組が多く
この機会にネットを始める方もいるのではないでしょうか。

不慣れな操作やフィッシング詐欺、架空請求など
危険を回避する方法を知っておくことが重要です。
まずは、アドバイスを参考に慎重に注文しましょう!

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