新年会の後の朝っぱらからデモンパしてました。
参加者の皆さんは夜中から朝にかけてゲヘナをしてましたね。元気な方々です。
デモンパラサイト小坂シリーズ
「ドキッ!!新年最初の山篭り~ポロリもあるよ~」
参加PC
文楽座瑪瑙(ファランクス・カラドボルグ/GHETTA)
お馴染み武道家少女。冬と言えば山篭り。似た者な先人も出てきてその暴走振りには拍車がかかってきています。後ろで泣いている人もいますが気にしてはいけません。
猿渡次郎(ヴォージェ・ドラグーン/ミドリ)
正月でセラフィムの多くのメンバーが忙しくて来れないなか、何だか出て来れました。でも、よく考えたら、こういう人って案外この時期挨拶とかで忙しい気が…。
孫是空(ヴォージェ・ドラグーン/えび)
各所で日本の御節というものを堪能したついでに、セラフィムの仕事を引き受けてくれました。いい人なんですよ。
横太郎(ドラグーン・ガントレット/00doll)
たぶんゴンあたりに仕事投げられたんでしょう。でもまあ、動物に正月とか関係ないですから…。
NPC
丸井千鶴(カラドボルグ・カラドボルグ・ガントレット)
ROPの忠犬部隊の娘。武の道を極めるために小柴の(自称)弟子になっているようですよ。冬と言えば山篭り。行く気満々です。
三箇日も終って今年初のDB(ディアボロス・バトル)です。もちろん参加している瑪瑙は参加者の中に見知った名前を発見する。
千鶴「お久しぶりっすね、瑪瑙!!最近小坂にいなかったからこんなのがあったの知らなかったっすよ~。」
そんなこんなでDBも終了し、千鶴から山篭りしてみないかと持ちかけられる瑪瑙。こういうことに慣れている千鶴はいい場所を知っているようである。
快諾する瑪瑙。…まあ、本当は敵同士、疑ってかかってもいいとこなんだけどね~。
家に帰って瑠璃に山篭りの許可を貰おうとする瑪瑙。相手がROPの人間であるから罠かもしれず、ものすごく困った顔をする瑠璃だが、瑪瑙に同年代の気の会う友達ができたことは単純に嬉しいし(千鶴はこう見えて26歳だから違いますよ姉さん)、千鶴自体そんなことをする人間には見えないので許可を出すことに。
小坂某所
喰軍の人「というわけでエンブリオの遺産、文楽座瑪瑙の獲得に乗り出そうと思うのですが、その際屠山さんに協力を求めようと思うのですが…」
電話先はおそらく神童か、それとも喰軍の偉い人か…
喰軍の人「…はい、はい。ではそのように。あのクラスになると我が喰軍の戦力だけでは厳しいですから。」
電話を切り、更にコールする。
喰軍の人「屠山さんに仕事の依頼があります。」
セラフィム
小坂支部に集められた面々。次郎・是空・横太郎。
どうやら、多くのメンバーは正月明けで用事も多く忙しいようである。
晃野山に最近、悪魔憑きの動物、昆虫、植物などが発生しているようである。あそこは霊場であるため、そんなに人は入り込まないが、季節柄奇特な人々(山篭りとかね)が侵入する可能性がある。
そのため、その動植物の調査・キャプチャーを依頼される。
前調査として是空が晃野山について調べてみると、そこはかつて対悪魔憑き集団であった晃覇冥宗の修業場であったらしく、その名残か悪魔憑きが多いようである。
そして、周期的に悪魔憑きが増えることがあり、晃覇冥宗なき後は、そのたびにセラフィムがカルトロップなどの悪魔憑きのキャプチャーを行っていたようである。
とりあえず、明日現地に赴いて調査してみることに。
一方、山篭りを開始した瑪瑙と千鶴。千鶴がよく使用しているという洞穴へ到着し、早速当面の食料を確保することに。お互い分かれて山に分け入ります。
瑪瑙は五体のバニーオブヴォーパル(悪魔化した兎)と遭遇、よく訓練された動き(どんなだ)を見せる彼らに多少苦戦するが範囲攻撃を持っている彼女は難なく撃破。多くの兎肉を手に入れます。
千鶴は四体の殺人ヒヒと遭遇。強力な範囲攻撃を持つ彼女は余裕で撃破…ではなく、単体攻撃でちまちま撃破。千鶴曰く「カラドの電撃攻撃はどうしようもないときのものっすよ」とのこと。…がんばれ肉弾型カラドボルグ。
二人とも食料を手に入れて帰還。洞穴に入ろうかというときに瑪瑙は誰か他の気配に気づく。
瑪瑙「千鶴さん、他にも誰かいますか?」
千鶴「…?? さあ、他にもモノ好きがいるんすかね?」
???「はい、どうやら晃野山中の洞穴で山篭りのようです。噂どうりの女ですね。また、同行者が一命いるようですがセラフィムのものではありません。おそらく悪魔憑きですがこのチャンスを逃すことはできません。そのまま計画を続行します。」
通信を切る男。更に通信を…
???「喰軍の方ですね。今回の件はこちらがプロです。できればこちらの指示に従っていただきたいのですが。…はい、もっともです。では、作戦の詳細は実際あって話しましょう。では、後ほど…」
次の日も食料探しと手合わせなどをする千鶴と瑪瑙。
その一方で、次郎・是空・横太郎は調査のために山の中に分け入っていた。特に強力な悪魔憑きと遭遇することもなく、各所を調査する是空と横太郎。…え、次郎?もちろん迷子で行方不明ですよ。
是空が本当に近いうちに誰かがここに分け入った痕跡(製造年月日の近いパンの袋)を発見する。やはり、こんな所に入る物好きもいるんだなぁと思いつつ、日も暮れてきたので、次郎を見つけて帰ろうかと思っていると…突然山中に響く轟音が!!
その数瞬前、狩りを終えてねぐらに戻ってきた千鶴と瑪瑙。洞穴の中に入って、戦利品を見ていると、入り口のほうから複数の気配が…
瑪瑙「何か来ました。」
臨戦態勢をとる二人。そこに突然轟音が鳴り響き入り口が封鎖されてしまう。
入り口付近には男が一人と数体のブロブが。ブロブは適度に距離を取るように並び、男へと一足飛びに接近できないように陣形をとる。
千鶴が付けている忠犬部隊のバッチを見て、男は千鶴に声をかけてくる。
男「あんたは千呪印さんのところの人だな。こちらは神童配下・喰軍のものだ!!」
シャン…
男「こちらはそこの女の捕獲任務の遂k…
シャン、シャン…
…任務の邪魔にならないよう下g…
シャシャン、シャン…
…おい、聞いているのか!?邪魔をするなら…
シャン!!!!
千鶴「やるっすよ!!瑪瑙!!」
瑪瑙「…はい!!」
鳴り響く千鶴の鈴の音、そして戦闘開始!!
ブロブは属性攻撃をほとんど吸収・無効化、もしくは半減させてしまう相手。しかし、カラドボルグの最終能力は無属性。千鶴と瑪瑙二人でこれを撃てば一掃できそうだったんですが…
千鶴がうっかりガントレット最終能力【特異点干渉】を使用。
…ごめんなさい。GMが普通にうっかりしてました。カラドの攻撃能力って何だか軽く考えてしまうGMです。千鶴しかり、ゴンしかり…。
特殊能力をフルに使用して男へ一気に接敵する瑪瑙。更に最終能力で姿を消して頑張るが、さらに男とブロブの無差別攻撃、千鶴の衝動副作用による転倒と劣勢に…。
一方、外では是空・次郎・横太郎が入り口に到着。しかし、そこにはブラジオンミストが二体、大岩で塞がれた洞穴を守るように立っている。周りを見渡すと大きく削られた山肌とそのすぐ近くに筋肉隆々の悪魔憑き、そして彼の共生武装なのか巨大なカタパルトが…(ただヴァニシングの形状を変えただけだけどね)
カタパルト男「邪魔が入りますか…。ふむぅ、それなりに頑張りましょうか。」
中からも悪魔憑きの変身の気配を感じたPCたちは、洞穴を塞ぐ大岩をどけようとするが、それを邪魔しようと男は手近な木を片手で一つずつ引っこ抜き【身体能力増強】、【狩人の眼】で射程を延ばし、【二連射撃】でPCに投げつける。
屠山配下・片井春夫。彼はヴォージェ・ヴォージェ・アルバレストというよくわからない射撃型ヴォージェである(何だかんだで接敵されたほうが強いよ…)
得意技は50m超からの大型オブジェクトの投擲です。
ミストの攻撃もありこちらも苦戦する。
2ターン経過したところで中では大きな変化が。最終能力で姿を消している瑪瑙から反応がなくなったのである。無差別攻撃で戦闘不能になってしまったと思った千鶴は更に頑張ることに。暴走しながらも一体一体ブロブを倒して、相手の攻撃をかわして…
外では春夫の遠距離からの投擲に頭を悩ましながらも、是空が【身体能力増強】大岩を除け、ミストも撃破したことで戦況は回復。
喰軍の男は逃げようにも、巨大化した次郎に入り口を塞がれてしまい…
どうにか入り口付近の敵を一掃し、春夫も撤退していく。
さて、音沙汰のなかった瑪瑙はどうしてしまったんでしょうか?
瑪瑙「…すーすーすー、…うう~ん、むにゃむにゃ…」
そこには狩った動物の毛皮に包まって気持ちよさそうに眠る瑪瑙が。
…どうやら衝動副作用5段階【眠り】を振ったようで。
一同「なんだこりゃ…。」
暴走状態だった千鶴も倒れてしまい、とりあえずセラフィムへ運ばれることに。
セラフィムで目を覚ました千鶴は、喰軍の作戦の邪魔もしたし、さすがにまずいと思ったのかすぐに帰ることに。セラフィムの方々はよくわからない暴漢に襲われたって言ってくれるけど、さすがに言い訳できんよね。
ああ、瑪瑙はもちろん説教です。
数時間後、某所
小柴「千鶴、…今回の件は流すことができない。今の神童との微妙な状況で彼らといざこざ…、いや、セラフィムに協力し、あちらの作戦の邪魔をしたことは言い逃れのしようがない。」
剣を抜く小柴。
小柴「このままお前がここにいるならば、俺はお前を斬らなければならない。」
それ以上はしゃべらず、千鶴の目を見つめる小柴。
千鶴「………師匠。お世話になったっす!!」
勢いよく礼をして去っていく千鶴。それに声をかける小柴
小柴「千鶴。お前は俺にはなれない、だがお前はもともと俺のようになる必要はないんだ。それを忘れずに修行に励め。」
涙でくしゃくしゃの顔でもう一度礼し、去っていく千鶴。
数日後
瑪瑙は街中でフラフラ歩く千鶴を発見する。
とりあえず話でもと牛丼屋に入る二人。千鶴はお金を節約するためかほとんど注文しない。おごりましょうかという瑪瑙だが、それを断る千鶴。
大盛を注文した瑪瑙。少し食べて…
瑪瑙「ふぅ、お腹いっぱいです。…ああ、でも、残すのは勿体無いですね。どうしましょう…。」
…と、千鶴のほうを見る。
千鶴「い、いらないなら…食べてやってもいいっすよ。」
瑪瑙「…はい、どうぞ。」
待ってましたとばかりの瑪瑙。牛丼を嬉しそうにかき込む千鶴は、瑪瑙の目には犬耳・犬尻尾が生えて見えたとか…
話を聞いてみると、ROPはクビになり、社員寮も引き払うことになったようである。かといって、一年前に自分の就職を喜んでくれた両親のことを考えると、実家には戻るわけにもいかず、…現在はダラダラとネットカフェで一夜を明かす毎日のようで…。
瑪瑙「…ところで千鶴さん。実は今、私の師匠が病院で寝込んでまして、師匠の家を手入れもせず放置するわけにもいかず困っているんですよ…、それでですね…」
瑪瑙の目には千鶴が耳をピコピコさせながら、尻尾を振っているのが見えたことでしょう…
参加者の皆さんは夜中から朝にかけてゲヘナをしてましたね。元気な方々です。
デモンパラサイト小坂シリーズ
「ドキッ!!新年最初の山篭り~ポロリもあるよ~」
参加PC
文楽座瑪瑙(ファランクス・カラドボルグ/GHETTA)
お馴染み武道家少女。冬と言えば山篭り。似た者な先人も出てきてその暴走振りには拍車がかかってきています。後ろで泣いている人もいますが気にしてはいけません。
猿渡次郎(ヴォージェ・ドラグーン/ミドリ)
正月でセラフィムの多くのメンバーが忙しくて来れないなか、何だか出て来れました。でも、よく考えたら、こういう人って案外この時期挨拶とかで忙しい気が…。
孫是空(ヴォージェ・ドラグーン/えび)
各所で日本の御節というものを堪能したついでに、セラフィムの仕事を引き受けてくれました。いい人なんですよ。
横太郎(ドラグーン・ガントレット/00doll)
たぶんゴンあたりに仕事投げられたんでしょう。でもまあ、動物に正月とか関係ないですから…。
NPC
丸井千鶴(カラドボルグ・カラドボルグ・ガントレット)
ROPの忠犬部隊の娘。武の道を極めるために小柴の(自称)弟子になっているようですよ。冬と言えば山篭り。行く気満々です。
三箇日も終って今年初のDB(ディアボロス・バトル)です。もちろん参加している瑪瑙は参加者の中に見知った名前を発見する。
千鶴「お久しぶりっすね、瑪瑙!!最近小坂にいなかったからこんなのがあったの知らなかったっすよ~。」
そんなこんなでDBも終了し、千鶴から山篭りしてみないかと持ちかけられる瑪瑙。こういうことに慣れている千鶴はいい場所を知っているようである。
快諾する瑪瑙。…まあ、本当は敵同士、疑ってかかってもいいとこなんだけどね~。
家に帰って瑠璃に山篭りの許可を貰おうとする瑪瑙。相手がROPの人間であるから罠かもしれず、ものすごく困った顔をする瑠璃だが、瑪瑙に同年代の気の会う友達ができたことは単純に嬉しいし(千鶴はこう見えて26歳だから違いますよ姉さん)、千鶴自体そんなことをする人間には見えないので許可を出すことに。
小坂某所
喰軍の人「というわけでエンブリオの遺産、文楽座瑪瑙の獲得に乗り出そうと思うのですが、その際屠山さんに協力を求めようと思うのですが…」
電話先はおそらく神童か、それとも喰軍の偉い人か…
喰軍の人「…はい、はい。ではそのように。あのクラスになると我が喰軍の戦力だけでは厳しいですから。」
電話を切り、更にコールする。
喰軍の人「屠山さんに仕事の依頼があります。」
セラフィム
小坂支部に集められた面々。次郎・是空・横太郎。
どうやら、多くのメンバーは正月明けで用事も多く忙しいようである。
晃野山に最近、悪魔憑きの動物、昆虫、植物などが発生しているようである。あそこは霊場であるため、そんなに人は入り込まないが、季節柄奇特な人々(山篭りとかね)が侵入する可能性がある。
そのため、その動植物の調査・キャプチャーを依頼される。
前調査として是空が晃野山について調べてみると、そこはかつて対悪魔憑き集団であった晃覇冥宗の修業場であったらしく、その名残か悪魔憑きが多いようである。
そして、周期的に悪魔憑きが増えることがあり、晃覇冥宗なき後は、そのたびにセラフィムがカルトロップなどの悪魔憑きのキャプチャーを行っていたようである。
とりあえず、明日現地に赴いて調査してみることに。
一方、山篭りを開始した瑪瑙と千鶴。千鶴がよく使用しているという洞穴へ到着し、早速当面の食料を確保することに。お互い分かれて山に分け入ります。
瑪瑙は五体のバニーオブヴォーパル(悪魔化した兎)と遭遇、よく訓練された動き(どんなだ)を見せる彼らに多少苦戦するが範囲攻撃を持っている彼女は難なく撃破。多くの兎肉を手に入れます。
千鶴は四体の殺人ヒヒと遭遇。強力な範囲攻撃を持つ彼女は余裕で撃破…ではなく、単体攻撃でちまちま撃破。千鶴曰く「カラドの電撃攻撃はどうしようもないときのものっすよ」とのこと。…がんばれ肉弾型カラドボルグ。
二人とも食料を手に入れて帰還。洞穴に入ろうかというときに瑪瑙は誰か他の気配に気づく。
瑪瑙「千鶴さん、他にも誰かいますか?」
千鶴「…?? さあ、他にもモノ好きがいるんすかね?」
???「はい、どうやら晃野山中の洞穴で山篭りのようです。噂どうりの女ですね。また、同行者が一命いるようですがセラフィムのものではありません。おそらく悪魔憑きですがこのチャンスを逃すことはできません。そのまま計画を続行します。」
通信を切る男。更に通信を…
???「喰軍の方ですね。今回の件はこちらがプロです。できればこちらの指示に従っていただきたいのですが。…はい、もっともです。では、作戦の詳細は実際あって話しましょう。では、後ほど…」
次の日も食料探しと手合わせなどをする千鶴と瑪瑙。
その一方で、次郎・是空・横太郎は調査のために山の中に分け入っていた。特に強力な悪魔憑きと遭遇することもなく、各所を調査する是空と横太郎。…え、次郎?もちろん迷子で行方不明ですよ。
是空が本当に近いうちに誰かがここに分け入った痕跡(製造年月日の近いパンの袋)を発見する。やはり、こんな所に入る物好きもいるんだなぁと思いつつ、日も暮れてきたので、次郎を見つけて帰ろうかと思っていると…突然山中に響く轟音が!!
その数瞬前、狩りを終えてねぐらに戻ってきた千鶴と瑪瑙。洞穴の中に入って、戦利品を見ていると、入り口のほうから複数の気配が…
瑪瑙「何か来ました。」
臨戦態勢をとる二人。そこに突然轟音が鳴り響き入り口が封鎖されてしまう。
入り口付近には男が一人と数体のブロブが。ブロブは適度に距離を取るように並び、男へと一足飛びに接近できないように陣形をとる。
千鶴が付けている忠犬部隊のバッチを見て、男は千鶴に声をかけてくる。
男「あんたは千呪印さんのところの人だな。こちらは神童配下・喰軍のものだ!!」
シャン…
男「こちらはそこの女の捕獲任務の遂k…
シャン、シャン…
…任務の邪魔にならないよう下g…
シャシャン、シャン…
…おい、聞いているのか!?邪魔をするなら…
シャン!!!!
千鶴「やるっすよ!!瑪瑙!!」
瑪瑙「…はい!!」
鳴り響く千鶴の鈴の音、そして戦闘開始!!
ブロブは属性攻撃をほとんど吸収・無効化、もしくは半減させてしまう相手。しかし、カラドボルグの最終能力は無属性。千鶴と瑪瑙二人でこれを撃てば一掃できそうだったんですが…
千鶴がうっかりガントレット最終能力【特異点干渉】を使用。
…ごめんなさい。GMが普通にうっかりしてました。カラドの攻撃能力って何だか軽く考えてしまうGMです。千鶴しかり、ゴンしかり…。
特殊能力をフルに使用して男へ一気に接敵する瑪瑙。更に最終能力で姿を消して頑張るが、さらに男とブロブの無差別攻撃、千鶴の衝動副作用による転倒と劣勢に…。
一方、外では是空・次郎・横太郎が入り口に到着。しかし、そこにはブラジオンミストが二体、大岩で塞がれた洞穴を守るように立っている。周りを見渡すと大きく削られた山肌とそのすぐ近くに筋肉隆々の悪魔憑き、そして彼の共生武装なのか巨大なカタパルトが…(ただヴァニシングの形状を変えただけだけどね)
カタパルト男「邪魔が入りますか…。ふむぅ、それなりに頑張りましょうか。」
中からも悪魔憑きの変身の気配を感じたPCたちは、洞穴を塞ぐ大岩をどけようとするが、それを邪魔しようと男は手近な木を片手で一つずつ引っこ抜き【身体能力増強】、【狩人の眼】で射程を延ばし、【二連射撃】でPCに投げつける。
屠山配下・片井春夫。彼はヴォージェ・ヴォージェ・アルバレストというよくわからない射撃型ヴォージェである(何だかんだで接敵されたほうが強いよ…)
得意技は50m超からの大型オブジェクトの投擲です。
ミストの攻撃もありこちらも苦戦する。
2ターン経過したところで中では大きな変化が。最終能力で姿を消している瑪瑙から反応がなくなったのである。無差別攻撃で戦闘不能になってしまったと思った千鶴は更に頑張ることに。暴走しながらも一体一体ブロブを倒して、相手の攻撃をかわして…
外では春夫の遠距離からの投擲に頭を悩ましながらも、是空が【身体能力増強】大岩を除け、ミストも撃破したことで戦況は回復。
喰軍の男は逃げようにも、巨大化した次郎に入り口を塞がれてしまい…
どうにか入り口付近の敵を一掃し、春夫も撤退していく。
さて、音沙汰のなかった瑪瑙はどうしてしまったんでしょうか?
瑪瑙「…すーすーすー、…うう~ん、むにゃむにゃ…」
そこには狩った動物の毛皮に包まって気持ちよさそうに眠る瑪瑙が。
…どうやら衝動副作用5段階【眠り】を振ったようで。
一同「なんだこりゃ…。」
暴走状態だった千鶴も倒れてしまい、とりあえずセラフィムへ運ばれることに。
セラフィムで目を覚ました千鶴は、喰軍の作戦の邪魔もしたし、さすがにまずいと思ったのかすぐに帰ることに。セラフィムの方々はよくわからない暴漢に襲われたって言ってくれるけど、さすがに言い訳できんよね。
ああ、瑪瑙はもちろん説教です。
数時間後、某所
小柴「千鶴、…今回の件は流すことができない。今の神童との微妙な状況で彼らといざこざ…、いや、セラフィムに協力し、あちらの作戦の邪魔をしたことは言い逃れのしようがない。」
剣を抜く小柴。
小柴「このままお前がここにいるならば、俺はお前を斬らなければならない。」
それ以上はしゃべらず、千鶴の目を見つめる小柴。
千鶴「………師匠。お世話になったっす!!」
勢いよく礼をして去っていく千鶴。それに声をかける小柴
小柴「千鶴。お前は俺にはなれない、だがお前はもともと俺のようになる必要はないんだ。それを忘れずに修行に励め。」
涙でくしゃくしゃの顔でもう一度礼し、去っていく千鶴。
数日後
瑪瑙は街中でフラフラ歩く千鶴を発見する。
とりあえず話でもと牛丼屋に入る二人。千鶴はお金を節約するためかほとんど注文しない。おごりましょうかという瑪瑙だが、それを断る千鶴。
大盛を注文した瑪瑙。少し食べて…
瑪瑙「ふぅ、お腹いっぱいです。…ああ、でも、残すのは勿体無いですね。どうしましょう…。」
…と、千鶴のほうを見る。
千鶴「い、いらないなら…食べてやってもいいっすよ。」
瑪瑙「…はい、どうぞ。」
待ってましたとばかりの瑪瑙。牛丼を嬉しそうにかき込む千鶴は、瑪瑙の目には犬耳・犬尻尾が生えて見えたとか…
話を聞いてみると、ROPはクビになり、社員寮も引き払うことになったようである。かといって、一年前に自分の就職を喜んでくれた両親のことを考えると、実家には戻るわけにもいかず、…現在はダラダラとネットカフェで一夜を明かす毎日のようで…。
瑪瑙「…ところで千鶴さん。実は今、私の師匠が病院で寝込んでまして、師匠の家を手入れもせず放置するわけにもいかず困っているんですよ…、それでですね…」
瑪瑙の目には千鶴が耳をピコピコさせながら、尻尾を振っているのが見えたことでしょう…