※市民サリィの記録映像を誤って一部消去したTech職員は略式処刑としました。以後このようなことのないよう、完璧かつ幸福に任務を全うしてください
「私はSURRY-R-SIG-0。気軽に市民サリィと呼んでおくれ。」
「年はジュニア市民とそう離れちゃいない。体格は……そうだね。どちらかと言うと軽くて効率的な方だ。
性別?……市民。それは果たして重要なことなのかい?」
「普段はIntsecで治安維持に勤めているが、トラブルシュータ―の一員でもある。ん?そいつは何だって?
まったく反逆的だなあ。市民。幸福でも完璧でもないじゃあないか。
コンピュータ様や上位クリアランスの市民に与えられた英雄的任務を達成する我々のことを知らないとはね。」
「まあいい。二度はないよ?
もう一度おさらいだ。今から私はとある秘密結社の会合に潜入する。
こうしてその記録映像を撮りながら行くから、君は反逆の認められた場所を纏めて編集し、ZAWA-B-TIN-1に報告するんだ。いいね。」
「……何?私の目標?随分つまらないことを聞くんだね。市民。
全ての市民の目標は完璧で幸福であるコンピュータ様のもとで奉仕し、完璧で幸福な暮らしを営むことに決まっている。
そうでなければ反逆者かコミーか秘密結社のメンバーかだろうね。」
「……私も秘密結社に入ってないかって?馬鹿なことを聞くのはよしてくれ。
任務に無関係な行動は不服従とみなすよ?
秘密結社に入ることはコンピュータ様の意志に背くことで反逆だ。」
「今から我々が調査するのも、そう言う反逆者どもだ。
彼らは完璧で幸福たるコンピュータ様が生まれる前、旧計算時代のものに不必要に興味をもつばかりかこれを乱用している。
我々が知っていていいのは、コンピュータ様がそうと認めたものだけだ。」
「無駄話が過ぎたね。行くよ。そうそう、忘れるところだった。」
「今日は1月22日。時刻は昼ごろだよ。」
回ったゲーム
・ごいた
「多くのR市民が食事をしている……だが、それだけじゃないな。
反逆的な旧算文明の産物が色々と並んでいるようだ。」
「これはごいた……彼らがそう呼んでいるね。
32個の三角形のピース、それに奇妙な文様のついたもので構成される遊戯のようだ。」
「仲間と協力し、敵より多い点を獲得するーーおっと、コミー的な兆候も見られるね。」
「そうそう、これを遊んでいた市民……AKA-R-AKA-1と名乗っていたか。」
「彼は愚かにも旧算世界の未知の病原体に侵され倒れたと聞いている。」
「その場にいた市民がいたら、速やかに消毒措置を取った方がいいだろうね。」
・WIXXOS
「さて、そうこうしていると、私が内偵とも知らない市民から声を掛けられた。」
「HPA-G-WLW-2と名乗っている。反逆は上位クリアランスも手を染めているようだ。」
「従わないわけにもいかないので席に着くと、二つの紙の束を置かれた。
……緑と赤だ。模範的Rである私は迷わず赤い方を手に取る」
「『赤は相性不利だ』……そんな声が聞こえたね。」
「聞く所によると、彼はもう何度もこの遊戯の宣伝を試みているらしい。……実に反逆的だ。」
「ああ、勝負?負けたさ。当然だろう?私は善良な市民であり、旧算世界の反逆的な知識は持ち合わせていないのだから。」
・ヴァイスシュヴァルツ
「これは誘われなかったが、見たところ同じような紙の遊戯だ。」
「私もこの前5000クレジットほどーーgagagagagagagaga(電波が悪くなり通じない)
「おい。聞こえるかい?」
「ああ。良かった。反逆的な市民と戦闘になってね。」
「なんせこの紙の束、白と黒の名を持つそうだ。」
「R市民が白色を使うなんて、これはどう見ても反逆だからね。安心したまえ。反逆者は無事処分したよ。」
・メギド
「恐るべきことに、反逆的ゲームはPDCまで侵略しているようだ。」
「各々がPDCを片手に遊んでいたこれはメギドと言うらしい。」
「中では最も優れたものを決める大会さえ行われていた。」
「……もちろんコンピュータ様に与えられたPDCプログラムの改竄は許されるものではない。こいつらも反逆者だ。」
※追記
・ギリギリカレー
「怪しげな紙を使った遊戯だ。」
「先ほどまでと違い、1セットの束に皆が集っている。」
「内容は……うわぁ。旧算世界の食物のようだ。」
「いくつもの食物を投入し、混沌とした昼食が生まれている……」
「こうなる前に回収するのがゲームの目的のようだけどね。」
「誰が貧乏クジを引くか、皆で損害を押し付け合いチキンレースをする遊戯
……ん?どこかで聞き覚えがあるような。」
「まあ以上だ。コンピュータ様の与えて下さる完璧な栄養バランスの合成食も食べずこんなことをしている。反逆だろう。」
「という訳でこの施設が反逆者たちのものという証拠は固まったことと思う。勿論任務の方も完璧だ。」
「あとは施設に時限爆弾を設置して失礼するとしよう。」
「私が離れたら起爆させるよ。まずは設置だな……」
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「あ。」
SURRY-R-SIG-1「前回の私は無能な反逆者だったが、今度は完璧だよ。」
「次の任務だが……」
「好きな設定を語る」
「インフル対策について」
「テスト対策について」
「好きなものを選びたまえ。」
「おっと。ミッションアラートだ。失礼するよ、市民。達者でね。」
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