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平日昼休み 放課後 見学自由
毎月第4日曜に定例会やってます

○○は忘れた頃に   by Rya

2006年05月22日 22時59分55秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
本日の昼休みはいつも以上に盛況でした。自分が行った頃は「cheese」というサイコロゲーム?をやってました。えび君が
二十面サイで二を連発してたのはちょっと気の毒でした。そのうち有給とって暇なOBさんがきて自分を含めて五人ほどでサドンデスのノイをやりました。引きがえらいよくて勝ったんですけど、朱雀君に「じゃあブログお願いします」って、勝った高揚感失せますよ。ねぇ奥さん。で結局約一ヶ月半ぶりに書くはめに。その後三限終了後再びB407で虫の件のOBさん含めてキャンディーとるやつをやりました。ただダイス目はえらい悪かったんですよ。

「死が二人を別つまで」ミドル4 By朱雀

2006年05月22日 07時02分21秒 | TRPGリプレイ
 ――時が止まったかのような感覚を覚えた。
 目の前の少女がこちらに駆け寄ってくる。
 次の瞬間、彼の目の前に広がる赤い、紅い、

 アカイ……

Middle4 凶報   シーンプレイヤー:皇傍院 叡輝     3月11日 p.m 01:00


GM というわけで次のシーンプレイヤーは叡輝。
叡輝 また私か!(ころころ)う~ん、上がる上がる、侵蝕値がぐんぐん上がるぞ~!(笑)これで侵食値が現在66だ。
GM 大丈夫かなあ……まあ、なんとかなるか。
修治 えーと、私の侵蝕値はまだ39なんだが。
GM 一応1人あたりのシーン数はちゃんと揃えてるから、最終的には3人とも大体同じ侵食値になるようにはしてるんだけどね。
周  本当なら<生還者>持ってる修治の方が高くないといけないはずなんじゃ……
GM ――まあ、とにかくシーンを始めよう。日時は君が周と出会った翌日――3月11日の昼だ。
叡輝 つまり、前の私のシーンから言えば2日後ということか。
GM そういうこと。君は自宅のリビングで、何とはなしにテレビニュースに目を向けている――ちなみに、君の奥さんの名前は?
叡輝 えーと、そういえば考えてなかったな……うん、じゃあ春陽(はるひ)にしよう。完全に適当だが。
GM うい。
叡輝 ――ところで昨日のあの戦闘がニュースになってたりすることは?
GM ああ、それはないみたいだね。その代わりと言っちゃなんだが、君はこんなニュースが流れているのを目にする。

 「……―― 今朝10時ごろ、飯塚署に勤務する警察官が血まみれの状態で路上に倒れているのが発見されました ―― 発見されたのは、飯塚署巡査部長の深山 晃さん(30)で、深山さんは今朝11時ごろ、青柳町1丁目の路上で頭や胸から血を流した状態で倒れているところを付近の住民によって発見され、すぐさま市内の病院に搬送されました。飯塚署の発表では、深山さんの受けていたケガの状態などから判断して、深山さんは現在捜査が継続している一連の連続殺人事件の犯人と接触したものと考えられ、その際に犯人ともみあいになり、重傷を負ったものと見られています。深山さんは現在意識を回復しているものの、事件のショックからか多少混乱しており、依然犯人についての詳しい情報はわかっておらず、飯塚署では深山さんがまともに証言できるようになり次第、詳しい事情聴取を行うとしています――」

叡輝 「――っ!深山が……?」
春陽/GM 「あなた……深山って確かこの前の……」君の奥さんが心配そうに聞いてくるよ。
叡輝 「――ああ……そうだ」
春陽/GM 「お見舞いに、行ってあげなくていいんですか?」
叡輝 「もちろん行くとも」そう言ってコートをばさっと身にまとう。
周  でもって病院のドアのところについてる札を『本日休業』としてみたり。
叡輝 そうそう、そんな感じ。そして準備を整えて「――では、ちょっと行ってくる」と探偵ルックでちりんちり~ん(笑)
GM やっぱり自転車で行くのか(笑) では君は市内にある総合病院に到着した。
叡輝 あ、もちろん見舞いの品はちゃんと買って行くぞ。果物籠にバナナとかを入れたやつを病室まで持って行く。
GM OK。本来はニュースでも言ってたとおりの状態なんで面会謝絶のはずなんだが、深山本人のたっての希望なのか、君だけは面会を許可してもらえるよ。
叡輝 おお、じゃあ病室のドアをこんこんとノックして「――深山、入るぞ」
深山/GM 「ああ、叡輝か。入ってくれ」
叡輝 「ニュースを見て見舞いに来たんだが、大丈夫か?」
深山/GM 「ああ、見てのとおりだよ」見ると深山の体は全身包帯だらけで、むしろ生きているのが奇跡に思えるくらい。いやまあ、実際生きてたのは本当に運がよかったからなんだがな。
叡輝 では私もちょっと触診してみて「……ふむ、まあ、顔色はいいみたいだから大丈夫だろう。というか、お前なら大丈夫だ」(笑)

 ケガ人を触診した挙句、顔色で判断するような医者は信用してはいけません。

周  ところで叡輝って……何科の医者?
叡輝 な、何でもこなしますよ(笑)ほら、医者は免許とってから種類は選べるから。
GM そんな適当な医者いらんわい。
叡輝 気にするな。医者なんてそんなもんだ。
一同 違えよっ!
GM それに確か小児科とかはダメだったはずじゃ?
叡輝 む、では基本的には内科ということで。
深山/GM では深山が「叡輝……お前、確か専門は内科だろ?」
叡輝 「ふ、気にするな。私は天才だからな」(一同爆笑)

 重ね重ね胡散臭い男である。

叡輝 ま、それはともかく、見舞いのバナナをその辺に置いて、本題に入ろう。「それで、お前、やはり犯人に接触したのか?」
深山/GM 「……多分、そうだと思う」そう言って深山は自分の体験を語りだす。

 深山 晃はその日、市内を自転車で巡回していた。
 異変が起こったのは午前10時ごろだったろうか。
 突如金縛りにでも遭ったかのように体の自由が利かなくなったかと思うと、
 目の前に中学生くらいの少女が現れた。
 少女は随分やつれているようにも見えたが、
 目の前の深山の姿を見るなり、
 少女はさながら血に植えた獣のように襲い掛かってきたという。
 薄れゆく意識の中で深山は最後に、見た。
 自分を襲った少女が、溶けるように消えてゆく光景を。
 

GM ――まあ、この最後の証言があまりに非常識なもんだから、警察は彼がまだ錯乱状態にあると判断したんだね。
叡輝 「それにしても、こんなこと言うのもなんだがお前、よく死ななかったな」
深山/GM 「まあ、俺も正直生きてるのかわからないくらいだからな」
叡輝 「いや。それでも生きていて何よりだったよ」
深山/GM 「ありがとうな。でも、まだ犯人が捕まってないんだ。早くしないとまた次の犠牲者が――あ痛たたた」
叡輝 「わかっているさ。後のことは全て私に任せておけばいい」
深山/GM 「頼むから、無理してお前まで犠牲者になってくれるなよ」
叡輝 「ふっ、この私を誰だと思っているんだ」
GM えーと、胡散臭い医者?(笑)
叡輝 やかましい!(笑)「私は……皇傍院 叡輝だぞ?」
一同 だから心配なんじゃねえか!
叡輝 あっはっはっはっはっ(なぜか悪役じみた高笑い)
GM おーい、視線があらぬ方を向いてるぞ(笑)
叡輝 「……それに、実は私も昨日そいつに遭ったばかりだしな」
深山/GM 「なっ……!お前、それで大丈夫だったのか?」
叡輝 (ぼそりと)「……自転車があったからな」(一同爆笑)
深山/GM 「はぁ?」
叡輝 「に、逃げたんだよ!自転車で」
深山/GM 「あ、ああ。なるほど」そう言われたら深山は納得してしまいますよ。
修治 実際は自転車で少女を轢いたんだがな。
叡輝 う、うるさいわーい!(一同爆笑)
GM ではちょうどその辺りで「皇傍院さん、そろそろ面会終了時間です」
叡輝 「あ、はい、すんません、すぐ帰りますんで」

 なぜそこで腰が低くなるのか。

叡輝 「まあ、そんなわけだから、お前はこの際ゆっくり養生していろ」
深山/GM 「そうさせてもらうさ」
叡輝 「今度はメロンでも持ってきてやろう」
深山/GM 「叡輝……余計なことかもしれんが、奥さんと財布は大事にしとけよ」
叡輝 「忠告痛み入るよ。それじゃあ、またな」そう言って病室を出よう。
GM ではこれでミドル4は終了。

 病室のドアを閉め、叡輝は小さくため息をついた。
 友人の無事を安堵するため息と、犯行周期の短縮を危ぶむため息。
 やがて、いつまでもそうしている訳にもいかないことに気づき、立ち上がる。
 西日に照らされた叡輝の影が、廊下に黒く長く尾を引いていた。

ねこねこファンディスク4

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