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「黄昏に哭くもの」ミドル1 By朱雀

2005年09月06日 19時22分07秒 | TRPGリプレイ
進ム あ、ちなみに2人の部下の名前はピート君とミドリさんにします。
宗矩 ピート君って、お前は大文○長官かよ!(笑)
進ム それだ!――GM!俺の名前大○字長官にしていいですか?
GM いいわけなかろう。

Middle1 不穏な予兆    シーンプレイヤー:円谷宗矩

GM ではミドルシーンに入ろう。シーンプレイヤーは宗矩、君だ。オープニングの日の放課後だと思ってくれい。君は今、工藤祐樹と一緒に下校している途中だ。
宗矩 (ころころ)はいはい。まあ雑談をしつつ歩いているわけですね。
GM うい。君たちは取り留めのない会話を続けている。その中で、話の流れから工藤がふとこんなことを言った。
工藤/GM ――そういえば、今日も羽田の奴休んでたな。
宗矩 羽田って?
GM 君のクラスメイトの女の子です。
進ム 来た!萌えキャラ!
GM 黙らっしゃい。……えーと、昨日一昨日あたりからずっと欠席してますね。ちなみに時期は夏休みのちょっと前くらいということで。
宗矩 ふむ……?まあ夏風邪は腹にくるからな。大変だよ。(←経験者)
工藤/GM そうなのか……あいつ、確か1人暮らしだろ?大変だよな。
宗矩 そうだな。
GM ……とかなんとか話しながら歩いているとだ。帰り道には途中にちょっと周囲を林で囲まれた形の公園があるんだが、その公園の奥から妙な音が聞こえたような気がした。しかも音、と言うよりはうめき声のような感じ。そう、それはまるで獣のような……
宗矩 む、では工藤に話しかけよう。――なあ、何か聞こえないか?
工藤/GM ああ、確かにうなり声みたいな音が聞こえた気がするな。……どうする?
宗矩 野犬か何かかな?あんまり近づかないほうがいいんじゃないか?
工藤/GM 野犬っつってもさ、この辺、野犬なんか出たっけ?
宗矩 GM、ここって公園なんですよね?
GM 公園です。
宗矩 ふむ、じゃあちょっと覗いてみるか……と恐る恐る声のした方に近づいていきます。
GM では君たちが声のした方へ恐る恐る近づいてゆくとだ、公園の中に生えている木のうちの1本の上から、1つの影が飛び降りてきた。それはともすれば人間よりもはるかに大きな影。まして野犬などとは比べ物にならない!
宗矩 なぬ!?
工藤/GM な、なんだよ、あれ……!?
GM 工藤が混乱と恐怖に満ちた声を上げる。しかしオーヴァードである君には、そいつが何であるか一目でわかった。ジャームだ。
宗矩 とっさにワーディングを展開してパンピーの工藤を眠らせます。で、工藤がその場に崩れ落ちる寸前で受け止めて滑り台の上にでも寝かせます。
GM 了解。じゃあこのシーンは演出戦闘で乗り切ってもらおう。――ということでまずはジャームの攻撃から。――鉛色をした巨大な体躯のそいつは、鋭い鉤爪状の右手を振りかざして君に襲いかかってくる!
宗矩 鉤爪――キュマイラか!
GM うむ。真っ当なキュマイラだ。(笑)
進ム 私のは真っ当ではないと!?

  支部からドリルメカを呼び寄せるキュマイラのどこが真っ当だと言うのか。

GM ……気を取り直して戦闘を始めよう。
宗矩 ――では《守りの砂》で作り出した砂の盾でジャームの攻撃を受け流す!イメージはジャームの右腕を砂で包み込む感じで。さらにそこからサラマンダーの力で砂を赤熱、ジャームの腕を燃え上がらせる!
一同 おお!かっこいい!
宗矩 さらに炎はジャームの体全体を包み込み、そのままジャームを焼き尽くす!
GM ということは……夜の公園に赤々と炎が立ち上る?(笑)
宗矩 ――はっ!しまった!?久々にこんな奴に出会ったから気使うの忘れてた!
GM まあ夜だし人通りも少ないだろうから大丈夫でしょう。ワーディングもしてるし。
宗矩 ほっ。ではジャームも倒したのでそろそろ工藤を起こしますか。
GM いいけど、今起こすと君たちの目の前に焼死体があるよ?(笑)
宗矩 おおっと!?そういえばこいつの死体残ってんだ!……GM、どうしましょう?
GM 片付け方は色々ありますよ。例えばUGNに電話して「すみません、後始末お願いしまーす」って言うとか。
宗矩 ではワーディングを展開したままUGNのM市支部に電話をかけましょう。
進ム とぅるるるるるる、はい、株式会社ガ○キングです。(一同爆笑)
GM それはリプレイに載せると怒られるからやめて~!
進ム ちっ。
ミドリ/GM では気を取り直して……はい、M市清掃局です。
宗矩 ……。
ミドリ/GM ……。
宗矩 ……。
ミドリ/GM ……もしもし?どちらさまですか?
宗矩 ……あ、電話してるのすっかり忘れてた!(笑)あー、えっと、この前お世話になった円谷という者ですが……。
ミドリ/GM ああ、円谷さんですか。どうも。それで、本日はどういったご用件で?
宗矩 ええ、実はその……やっちゃいまして。焼いちゃったと言いますか……。
ミドリ/GM ああ、なるほど。――わかりました。それで、場所はどちらですか?
宗矩 市内の公園です。
ミドリ/GM わかりました。では3分でそちらに向かいます。
宗矩 ありがとうございます。――といったところで電話を切る、と。
進ム よし、ピート君、急ぐぞ!
宗矩 何でそこで大○字長官風なんだよ!(爆笑)
進ム いやー、まあ。
宗矩 てか、そういうことはピート君に任しとけよ!
GM えーと、どうしても出たかったら侵蝕値を上げたまえ。
進ム いや、いいです。やめときます。
GM ではそれから3分ほど待つと、公園の前に1台の車が停まって、中から2人の人間が出てくる。で、君に軽く挨拶してから手早くジャームの死体を片付けて始めた。
宗矩 どうもすみませんでした。
ピート/GM まあこれも仕事ですので構いませんが――あなたの力は炎を操るものなんですから、次からはもう少し慎重にやっていただけると助かるのですが。
宗矩 いやー、すっかり気が動転しちゃって、周囲に気配りするの忘れてました。
GM ――とまあそんなこんなで後始末も無事に終わりまして、後には君と工藤の2人が残されたわけですが。
宗矩 ではそろそろ工藤を起こしましょう。――おい、工藤、大丈夫か?しっかりしろ、と工藤の顔をぺしぺし。(笑)
工藤/GM ――ん……あ、宗矩。
宗矩 何気絶なんかしてるんだよ。野犬なんかに。――あくまでごまかしときます。
工藤/GM あれ……野犬……だっけ?
宗矩 そうだよ。野犬だよ。セントバーナードだよ。

  ……セントバーナードの野犬?

工藤/GM そう……だよな。怪物とかのわけないよな。
宗矩 あたりまえだろ。ったく、怖がりだなあ。はっはっはっ。
GM ――という具合に工藤をごまかしたところでシーンは終了。

ねこねこファンディスク4

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