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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

汐止に行ってみよう

2016-01-23 16:13:54 | 町を訪ねて

 1年くらい前に、バスの951番ができました。私たちが住んでいる町、新店から、南港方面へ仕事に出かける人が増えたのが要因かもしれません。また、台北の東側にある町、汐止からも南港方面へ働きに出る人がいるのでしょう、南港を中継して新店と汐止を結ぶ新バス路線ができたんじゃないかと思われます。
 我が家から最寄のバス停にも、951番路線の停留所があります。これに乗って、汐止まで行ってみましょう。



 バスの中はこんな感じです。なんだ、普通のバスと同じじゃないか!と思われるかもしれませんが、このバス、高速道路を走るため、お客さんは座席に座ることが義務付けられ、立ち乗りは禁止となっています。
 日曜日だから空いていました~。



 40分くらいで汐止に着きました。汐止後車站で下車。忠孝東路通りです。
 汐止には古い街並みや古い建物が残されています。それを見ながら歩いていきましょう。



 この道沿いに大きな建物が建っています。赤レンガ造りの建物は「站後蘇厝」と呼ばれるがっしりしたアパート。



 上部には古いバロック式の建物の象徴である彫刻が施されています。



 上下の窓を挟んだ壁に施された飾りもしゃれています。ここは実際に人が暮らしており、建物の歴史はこれからも続いていくんだなと、なんだかほっとしたりして。


    
 茄苳路には今も古い建物が残っているという情報を得ていたのですが、我々が行ったときにはそのほとんどが取り壊されていました。ああ、残念。今残っているのは、「建順茶行」というお茶屋さんの建物だけ。



 残っている建物にも、わずかに古いデザインが見つかりました。



 駅の方角へ道を折れると、なんだか意味ありげな石柱がありました。



 どうやら市の古跡らしいですね。鉄道の遺跡だと書いてありました。


    
 この辺りの整備を進め、古跡公園を作り、将来的には道を広げ、運動ができるような施設も作って、市民の憩いの場にしたいというようなことが、書いてありました。何年か後には、もっときれいになるんでしょうね。



 向かい側に背の高い教会が見えました。


    
 この建物は台湾の伝統的なお菓子を売るお店。レンガが新しいので、どうやらリニューアルされたようです。



 駅の正面から見て向かい側には、「站前蘇厝」というレンガ造りの古い建物があります。ここにはもう誰も住んでいません。



 建物の後ろ側にある中正路は市場街になっていて、昔から賑わっている場所のようです。アーケードの感じが古めかしくて、懐かしい感じ。


    
 ドーム型の上部に昔らしさが・・・・



 中正路の中ほどから左に折れると、お寺に出ます。


    
 今は忠順廟という名前のお寺のようですが・・・・・


    
 敷地内には日本式の石灯籠が多いんです。しかも昭和十二年と書いてあります。


    
 な、なんと!!この灯篭には「皇紀二千六百年記念」とあります!!びっくり!



 日時計もありました。わああ、懐かしい。



 お寺の屋根飾りが鮮やかで、青空によく映えていました。



 お寺から大通りに出ると、消防署があります。消防署の横には朱色の鳥居が立っています。



 鳥居の下はすっかり駐車スペースになってしまっていますけどね。


    
 鳥居の柱をよく見ると、民国58年に鳥居を修理してまた建てたとあります。西暦では1969年ですね。


    
 鳥居の後ろには角柱タイプの石灯籠がありました。



 再び中正路に戻り、西に向かって歩いていくと、古いお宅が多く見られます。



 正面の門こそスチール製ですが、あとは全部古い造りのまま。



 こちらのお宅の玄関先もずいぶん味があります。



 中正路から川のほうに向かうと、立派な古いお宅がありました。「陳厝」といいますから、昔、陳さんという偉い方が住んでいた屋敷でしょう。



 しかし、残念ながらご覧のように、現在取り壊されている最中です。これも時代の流れなんでしょうね。残念ですが。

汐止:台鉄に乗って「汐止」駅下車。