
台北駅の西、忠孝西路と中華路がクロスするエリアには、古い建物が残っています。

こちらは市定古跡となっている「台北撫臺街洋楼」です(延平南路26號)。手元の資料によりますと、1910年に建てられた西洋建築の建物で、店舗や軍の宿舎などに使われたそうで、今では昔の台北の様子を展示するミニ博物館となっています。

中に入ってみると、記念写真が撮れるコーナーがあったり、

骨董品を展示しているスペースがあったり、

台北の歴史を説明するスペースになっていたり。このスペースの床には、昔の台北の航空写真が貼り付けられています。

昔の台北の地図も展示されていました。

映像で昔の台北の様子を振り返る活動もやっています。

窓や扉に、昔の面影が残っています。

木の天井にはクラシカルなファンが取り付けられています。

2階の窓辺の風景。なんとものどかな雰囲気です。

この縦長の窓も、懐かしのデザインです。ねじ回し式の鍵、上げ下ろしして開閉するのも今ではめったに見られなくなってきました。

外壁のデザインにも注目。どっしりした石のブロック、木枠の窓、そして窓の庇がなんともお洒落に見えます。

おや、この資料を読むと、この建物を建てたのは、どうやら日本の建設会社だったようです。「高石組」という会社だったんですね。ハッピが展示されていました。

台北撫臺街洋楼の参観時間は写真の通りです。

忠孝西路と中華路がちょうど交差する場所には北門(承恩門)があります。国家一級古跡に指定されています。

北門のデザインは中国福建省や台湾でよく見られる、閔南(ビンナン)式の建築です。

北門の斜向かいに北門郵便局があります。割と最近修復されたのですが、レトロ感満載でリニューアルされました。

重厚且つ優雅な造りです。

すぐ近くに露天食堂がありました。テーブルの上に山積みになっている豚の角煮にびっくりぽんだす!台湾らしいひとコマ。

帰りに台湾式のお汁粉を食べて、ちょっと体を温めました。