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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

三貂角灯台

2014-04-29 14:57:07 | お勧めスポット

 やってきました、台湾の東北!台湾の北東の端っこです!岬からは遠くに亀山島が見えま~す。


    
 ここは三貂角という所。真っ白な灯台もあります。どうして三貂角という名前なのかというと、昔まだ台湾がスペインに支配されていた頃のこと、ここを訪れたスペイン人が祖国のサンティアゴに風景が似ているということで、サンティアゴと呼んだらしく、それが中国語の三貂角(サンディアオジャオ)というふうになった・・・のだそうです。あくまでも言い伝えですよ。


    
 この灯台、台湾にとっては意味があるんだそうです。李東輝氏が総統の頃、「台湾と中国は国と国との関係」と言った為、中国が怒り台湾に対していつでも攻められると言って脅しをかけてきました。その時、李東輝総統はこの三貂角灯台に来て、海に向かい、「我不怕你!!」と叫んだそうです。


    
 灯台の中にも入れます。



 中はこんな感じです。灯台の歴史などの展示がありました。



 自然環境もすばらしく、綺麗な鳥が遊びに来ていたり・・・



 大きな虫がいたり。



 台湾東北端の灯台でした!

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桂山発電所のアイスキャンディー

2014-04-25 20:49:47 | 飲食五花八門
 暑い夏!やっぱり冷たいものがほしくなりますよね。夏の定番スイーツと言えばアイスキャンディー!!我が町新北市に絶品アイスキャンディーを売るお店があるんですが、実はその場所はずうーっと内緒にしておこうと思っていました。秘密にしたいほど美味しいアイスキャンディーなんです!
 しかしながら、最近この店の評判を聞きつけ、台北市からも車でやってくるお客さんがいて、物凄い行列ができるほどになってしまい、もはや秘密にできなくなりました。なので、今年はバラシてしまいましょう~~~!!



 新北市の新店から烏来に向かう道、新烏路から萬年橋を渡るとこんな看板があります。「桂山發電廠」、つまり発電所なんですが、実はそこでアイスキャンディーを作っているのです!この看板を見ながら右手に入っていきましょう。



 道なりに進んでいくと今度はこんな看板があります。「桂山冰品部」ってところで美味しいアイスキャンディーを販売しているんです!



 販売窓口ではすでにお客さんが並んでいました!けっこうへんぴな場所になるのにこんなに凄い人気なんですよ。 


 シーズン中はお客さんがどっさり詰めかけるので、銀行のように整理番号を発行し、このように電光掲示板で受付を知らせます。



 しかし、こんな張り紙がしてあるので要注意!お一人様24本まで!ということなんです。



 ところでここにはどんなアイスキャンディーがあるかというと、そのラインナップはこちら!向かって右から清冰(プレーン)を始めとし、パイナップル、パッションフルーツ、緑豆、ピーナッツ、ミルク、アズキ、米麹、イモの9種類。しかも5元、8元とお値打ち!!



 このどれもが美味しいんです!素材の味を存分に活かし、味が濃いんですよ!こちらはイモアイスなんですが、タロイモの味がぎゅーっと凝縮された感じです!

  
    
 アズキも美味しいんです。アズキの味が濃く、それでいて甘すぎずちょうどいいお味なんです!


    
 そしてイチオシの米糕(米麹)は文句なく美味しいです!


    
 こちらは一番人気の清冰です。とても爽やかで、それでいて懐かしいような、とにかく病みつきになる味!



 購入するにはまずこちらで整理番号をもらい・・・



 注文票にアイスキャンディーの希望個数を書き入れて待ちます。もちろん繁忙期以外はこんな整理番号システムは行っていませんので、直接窓口で注文票を渡したらいいです。注文票を渡したらお金を払ってアイスを受け取ります。



 こちらは箱で購入する場合の受か取り窓口です。けっこう多くのお客さんが箱単位でアイスキャンディーを買っていってました。



 その場で食べるお客さんは後始末にご注意を!アイスキャンディーの棒はゴミ箱の右側のほうに入れてください。その他のゴミは左へどうぞ。ゴミはちゃんと分別しましょう!

桂山冰品部:新北市新店区桂山路31號 電話:2666-7223#763 營業時間:8:30~17:00(土日は 9:00~18:00)

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富貴漁港のレストラン

2014-04-23 13:36:20 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 台湾北海岸の漁港と言えば富貴漁港。昔から有名な漁港でしたが、道がせまっ苦しくて自動車がなかなか入れないような所でした。それが去年の春、道が舗装されてずいぶん行きやすくなったようです。そんなわけで我々も行ってみました。



 まずは市場街。通路の両脇には魚屋さんがずらっと並びます。店員さんの「いらっしゃい!いらっしゃい!」という声が一際大きく聞こえます。



 おおおっ!貝、エビ、カニなどいろんな魚介類が整列しています。


    
 う~ん、どれも食べてみたいなあ・・・



 こんなでっかい貝も売ってます。お刺身にしてもおいしいらしいです。



 買い物は後ほどにして、まずは隣の建物にある食堂街へやって来ました。ここには海鮮料理の食堂が何軒か並んでいて、我々はそのうちの一軒に入りました。



 油飯というもち米の味付け炊き込みご飯が出てきました。大勢で食べるにはもってこい!上にたくさん香菜がかかっていて嬉しいです!



 お刺身登場!・・・でも、この魚何かしら?ま、わからないけど食べちゃえ~!厚めにカットしてあって、歯ごたえが良くて美味しかったです。



 この貝も台湾の海鮮料理屋さんへ行ったらよく出てきます。安定感のあるおいしさです。



 ゆがいたエビがど~~~っさり!



 九孔という種類の貝。小さいアワビみたいですね。ちょっとお醤油をつけて食べるとうまいのです。



 清蒸魚もやってきました。魚の身をほぐして、上にのっかっているネギやニンジンなどの野菜と一緒にいただきます。



 シラウオのような魚をフライにしたもの。台湾バジルの九層塔を添えていただきましょう!



 野菜も食べなくっちゃ!というわけで、空心菜の炒め物。シンプルだけどとっても美味しいんです。



 お味噌汁です~。大人数の場合、台湾の食堂ではこうやって鍋に入ったままドーンと出てくることが多いです。味噌汁って感じに見えないですけどね。中の具は白身の魚と豆腐。



 イカフライもありました。ニンニクチップスがアクセントになっていて香ばしかったです。

富貴漁港への行き方
 MRT淡水駅前から、基隆火車站行きの淡水客運バス、または基隆客運バスに乗って「燈台口」駅で下車。

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北海岸の老梅緑石槽

2014-04-17 22:16:11 | お勧めスポット

 北海岸の老梅という所にやって来ました!この地の海辺で4月~5月にかけてしか見られない風景を眺めるのが目的です。老梅はのどかな小さい町。道端に生えている不思議な木を発見。どうやら風の力で枝がずんずん広がっていった模様。自然の力って凄いですね!



 ここには「黒白洗」が残っていました。いわゆる昔の洗濯場。用水路を利用してお洗濯をしたり、野菜を洗ったりしていた場所です。今は利用する人もあまりいないようですが・・・


    
 竹竿もありますね。以前はここに洗濯物を干していたのでしょうか。



 もう少し歩いていくと、また別の場所に「黒白洗」がありました。ここも今は使われていない様子。けれど、昔の習慣をそのまま取っておく粋な町ですね。



 さて、海岸に出て波打ち際を西に少し行くと、ありましたありました、お目当てのものが!そう、これなんです!平たい岩の上に見える緑色の苔が今回の主役なんです。



 岩の上にびっしりと生えている緑色の苔。これが台湾の風景百選にも選ばれている老梅の石槽です。



 青い海と波打ち際の白い水しぶき、それに緑色の苔の色が綺麗でしょ。



 この緑の苔が岩にびっしり貼り付くのが4月から5月にかけてのみなんだそうです。期間限定の風景なんですね。ただ、訪れた日は苔の生育がまだまだらしく、もうちょっと遅く行ったほうがいいと言われましたが・・・・・



 苔を観察してみるとこんな感じ。意外と毛足が長いんですね。



 苔の緑の美しさもさることながら、岩が平らに長く海に突き出ている様も不思議です。



 波がやってくると、岩の間に海の水が入ってきて・・・・



 またちょっと景色が変わります。ずっと見ているとけっこう面白いです。


    

    

    



岩のへこみに残された海水の下にもしっかり苔が生えていました。



 わあい!いい景色!写真撮って~!!



 現在はこんな感じですが・・・・・



 もっとも苔がたくさん生えているときの風景はこういう風になるそうです。わあお、これは絶景!
期間限定の風景を是非いい時期にご覧ください~!!

老梅緑石槽への行き方
 MRT淡水駅前から基隆行きの淡水客運バス、または、基隆客運バスで「老梅」駅下車。
 バスを下車したら老梅社區方向へ歩きます。

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日本の軍艦が祀られているお寺

2014-04-11 16:54:41 | お勧めスポット
 日本の軍艦が祀られているお寺があると聞いて行って来ました。と言っても、実は1年前のこと。記事をアップするのを忘れており、今更ながらの投稿となりますが、ご勘弁を。



 高雄市内にあるそのお寺、場所がとってもわかりにくく、ものすごく探し回りました。探して探してやっと辿り着いたのですが、「保安堂」というそのお寺、丸いトタン屋根をかぶった小ぢんまりとした佇まいでした。


    
 何はともあれ中に入ってみましょうと、このドアをすり抜けます。38神艦という意味深な文字が気になります。



 中はさほど広くないのですが、神棚がちゃんとあって、お供えもありました。そして何よりも特別なのは、はい、左側をご覧ください、船の模型があることです。



 なかなかとリアルな船ではありませんか。後ろの壁には旭日旗が貼ってありますよ!



 万国旗がずらっと並ぶロープの下、イルミネーションも華やかに、38日本軍艦、いや、38にっぽんぐんかんと船壁に書かれています。赤いリボンで飾られて、誇らしげな軍艦です。



 よく見ると、「か」の字がなぜかカタカナの「カ」になってますね。濁点が一個のように見えますが、これでひらがなのつもりなんでしょうかね。「ぽ」も「ぼ」みたいになってますが・・・ま、読めたらそれでいいんでしょう。



 乗組員の皆さんもかなりリアルです。写真がピンボケですね、ごめんなさい。


    
 船の正面にはお供えのテーブルがあり、花やお酒が置かれていました。



 お供えのお酒はほとんど日本のお酒ですね。日本酒や赤玉ワインが目を引きます。



 神棚の前のお供えにも日本のお酒がた~くさん!梅酒もありますな。 



 傍らにはこんな写真がありました。あの戦艦大和の写真じゃないですか!
 実はこの保安堂が建てられたのはこういう話があったからです。1946年、高雄の紅毛港の漁民が沈没した軍艦の艦長の首を拾いました。漁民の夢にその艦長が現れて、「祠を作ってほしい」と言ったため、漁民たちはその通りに祠をこしらえたところ、それから後大漁に恵まれるよううになったということです。そんなわけで紅毛港の人々の信仰を集めたのですが、市の開発計画にのっとって住民たちは今の場所に転居し、それにともない保安堂も引っ越しました。



 ところで、この保安堂、いつまでもこのようなトタン屋根風情ってわけではないのです。すぐお隣の敷地に、きちんとした立派な廟が建設中(2013年12月末に完成した模様)。 



 立派な屋根瓦の下には、やはり軍艦を祀るお寺らしく、水夫の姿が!!



 菊のご紋まであしらわれています。


    
 まだ未完成のお寺の中に入れてもらいました。なんと中には保安堂印のお神輿がありました!新品で立派なお神輿です!お祭りのときに使われるのでしょうね。


    
 お堂の中の柱も立派な彫刻が施されています。日本の方が奉納されたようですね。



 どうやらこの立派な柱は親善友好慰霊訪問団が寄進したようです。



 なんと、内壁には旭日旗が描かれているではないですか。



 一際目を引いたのがこれ!!もっとも奥にある龍と獅子の壁画と金の壁。



 なんとも見事な作品です!驚いたのはこの金色をした壁の彫刻です。なんと、金箔40万枚が貼り付けられているんですって!


    
力のこもった職人技も見所となっている新しい保安堂です。

2013年12月末より新しい保安堂完成。

保安堂:高雄市鳳山區國慶街132號

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