ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

十分の滝 台湾のナイアガラってのはちょっとおおげさかも

2016-08-29 21:11:54 | お勧めスポット

 台湾の観光ガイドブックには必ず載っている十分の滝。台湾のナイアガラという異名を持つこの滝(ナイアガラはおおげさでしょ、実際!)、実は長い間閉鎖されていました。12,3年位前までは解放されていたのですが、入場料を取り、しかもそれが結構高かったように記憶していますが、後に政府が買い上げるという話に反発したこの地の人が一般客の入場を拒否し、閉鎖されていたのです。それが、2年ほど前から再度開放され、歩道も整備されたと聞きましたので、行ってみました。
 滝へは幹線道路からはやや距離があり、小さな道から入って行くので少し遠いように感じます。まずはこの吊橋を渡りましょう。



 吊橋からの眺めはきれいです!鬱蒼とした山の緑を見ると、ああ、亜熱帯の台湾だなあと思います。



 川辺の岩には甌穴が見られます。十分の川にはこういったたくさんの甌穴スポットがあるんですよ!



 遊歩道を進み、階段を下りていくと、いきなり視界が開けて十分滝がバーーーーンと見えま―す。



 ナイアガラとはいかないまでも、やっぱり水量が多いですね。



 滝の横幅がかなりあって、レースのカーテンみたいです。



 近くに寄ることもできますよ。水しぶきがかかってワイルドな感じ!


    
 滝壺のあたりもはっきり見えます。



 暑い夏は見ているだけで涼がとれます。


    
 ゴーッという水の轟音も気持ちいい~!



 もう一つの吊橋の向こう側に、小規模の滝が見えます。



 こちらは眼鏡洞瀑布という名前がついている滝です。

田舎風レストラン「荘園穀倉」

2016-08-26 20:56:58 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 宜蘭縣のとあるレストランへ行ってきました。「荘園穀倉」というお店です。



 お店の中はこんな感じ。台湾ではよくある円卓が並んでいますが・・・・・



 各テーブルの上にはこんな布の包みがおいてあり、結び目のところに新聞がはさんであるという趣向。包みを解くと、中にグラスや取り皿やお箸が入っています。



 店内には昔の農村で使われていた道具が置いてありますよ~。



 さて、テーブルに着くと料理が運ばれてきました。春雨サラダです。豆腐とトマトなどが混ぜ込んであります。



 こちらは宜蘭の名物料理「蘭陽西魯肉」。中にニンジン、しいたけ、かまぼこ、白菜、玉子、肉などが入っている、とろみのきいた一品で、ほんのり黒酢味なんですが・・・どう説明したらいいのか・・・難しい料理。とってもおいしいんですが・・・



 紅麴排骨!!読んで字のごとく、豚肉を赤麹のタレに付け込んで揚げた、言うなれば酢豚。



 よっ、でました!農家割稻飯です!シイタケと豚肉が入った土鍋の炊き込みご飯です。これがまずいわけないでしょう!絶品でした!



 これも旨い!「三寶豆腐」です。揚げ豆腐とピータンを塩玉子で和えた一品です。



 赤板鴨の登場です。スライスした鴨肉をしょうゆ味ベースのタレでいただきます。



 葉物野菜もスタンバイ!



 しょうゆ味の白身魚の蒸し物もイケてました。

    
    
 白身魚のフライはスイートチリソースでいただきます。


    
 こちらも宜蘭名物の料理、「糕渣」です。水を加えた鶏肉をミキサーで細かくしたものに、トウモロコシのしぼり汁を加えて柔らかくしたものを揚げた摩訶不思議な食べ物です。でも、美味しいの。



 鶏のスープが最後にお出まし。



 デザートはパイナップルとシロップに付け込んだ小さい梨。そして、かごの中にあるのは、串と小さなビスケットなんですが・・・・・



 ビスケット2枚と串1本持って、お店の手前に設置されている巨大鍋のところに行ってくださいね。この鍋の中には麦芽糖が入っています。自分でにビスケットの片面に麦芽糖を塗り、串をサンドするDIYなんです!



 ほ~ら、できました!!!



 私もやってみようっと!と皆さん、DIYに挑戦です。

荘園穀倉:宜蘭縣壯圍鄉吉祥村壯五路143號 電話03-9383186
     営業時間: 11:00~14:00 / 17:00~21:00 予約が必要です

南雅奇岩

2016-08-05 20:31:49 | お勧めスポット

 台湾の北海岸には、摩訶不思議な風景が広がっています。野柳は有名な景勝地で、中国人観光客がわんさか押しかけていて、今じゃ観光するのが大変なスポットなのですが、こちらの南雅のあたりは人も少なく、よろしいんじゃないでしょうか。



 ほら、このように案内板もありますよ。風や波などに浸食された面白い地形になっているようなんですが、この写真のような岩が本当にあるのでしょうか。



 お!もこもこもこっと大地からせり出したようなとんがり岩。岩の表面にはひだひだがついているような、なんとも面白い形ですね。



 こっちにも面白い岩発見!



 あちらにも大きく突き出た岩があります。巻き巻きしたような、ちょっとソフトクリームに似てるような、そんな岩です。



 あー!案内板の写真にあった岩を見つけました!こちらは最もソフトクリームに似ています!



 というわけで、こんな写真を撮ってみました~。

南雅奇岩:台鉄「瑞芳」駅から台湾好行バスに乗って「南雅南新宮」で下車。そこから徒歩約7分。

抜群のロケーション「山行玫瑰」

2016-08-03 20:30:13 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 苗栗縣は南庄郷の山の中腹あたりに、眺めの素晴らしいレストランがあるよ~、ということで、連れて行ってもらいました。それがこちら、「山行玫瑰」。緑豊かな山の斜面に建てられたお店からの景色は本当に最高でした!



 お店に着いたとたん、大雨が降ってきました。テーブルは室内、屋外とどちらもありますが、眺めがいいほうが食事もおいしかろうというわけで、屋外のテーブル席にしました。屋外のテーブルでも屋根がついているから安心です。



 はい、こういう感じのテーブル席ね。



 木のテーブルに木の椅子、木のテラスです。レンガ造りの建物、そして飾りも松ぼっくりなど、自然のものを活かしています。それにしても、上にぶら下がっているものは何でしょうか?


    
 木製の願い事を書くお札です。まあ、絵馬みたいなものでしょうか。このお店を訪れたお客さんたちが、書いて吊るしていったものがたくさんありました。



 うーん、それにしても座席が崖沿いに作られているので、向かいの山が全面的に見えるんです!



 いやあ、絶景絶景!山の稜線が美しい~。



 それにしても、よくこんな場所にこういう設計でお店を作ったもんだと感心しちゃいました。



 お昼はランチセットメインなので、鶏もも肉のランチをいただきました。



 友人は香烤鯖魚(焼きサバランチセット)とか・・・



 田園冰釀油雞という中華式鶏料理のセットとか・・・



 香煎豬小排(ローストスペアリブのセット)などを注文。



 食事の後、お店の敷地内を散歩してみました。いろいろな植物でいっぱい!



 蝶もたくさん飛んでいました。



 なんとも不思議な植物も。ホオズキの一種でしょうか?



 こちらも面白い植物ですね。ナスみたいな、カボチャみたいな・・・・・



 今回は屋外の座席に座りましたが、室内もテーブル席もいろいろ。こちらは2階席。

 「山行玫瑰」はレストランだけではなく、民宿もやっているようなので、次回は是非泊まってみたいなあ~。

山行玫瑰:苗栗縣南庄鄉東河村12鄰25-1號 電話(03)782 - 4938
     営業時間は10時~18時
     お店に行くのは大変難しいです。公共交通機関はありません。友人の車で連れて行ってもらったので、詳しい行き方はわかりませんが、
     こちらのサイトの交通の部分をご参照ください。

パッションフルーツ七変化(追加記事あり)

2016-08-01 20:04:34 | 野菜、果物
        

 大好きなトロピカルフルーツのお話です。今回は百香果(パッションフルーツ)だよ。日本ではまだ馴染みがない果物ですが、台湾ではごく一般的で、とっても重宝なフルーツなんです。まずは写真をご覧あれ。左側に写っている紫色のごろんとした卵形のやつが百香果。お皿の上に並べてあるのがこれを半分にカットしたものです。黄色い部分が果肉で黒いのが種。初めて見たときはどうやって食べるのか悩んじゃいましたが、直接スプーンですくって食べるのが最も美味しく頂く方法なのだとか。表面がシワシワになり柔らかくなってきたら食べごろ。 半分に切ったパッションフルーツを種ごと食べます。種は噛んでも、そのままま飲み込んでも大丈夫です。初めての時は種を食べることに抵抗があるかもしれませんがすぐに慣れます。で、そのお味は強い酸味の中に甘みが凝縮されていてまさにトロピカル!また口に入れる度に甘酸っぱい香りがふわぁ~んと広がって、ああもう百香果のトリコになっちゃう~ってほどおいしいんです。

        

 さてこの百香果の魅力と言えば、食べ方にいろいろなバリエーションがあるところ。上の写真を見てください。これはバニラアイスクリームに百香果をかけたもの。バニラのミルキーな甘さと百香果の酸味がうまくマッチしてたまりません!!最近のお気に入りアレンジなのだ!夏になると台湾でもかき氷を食べますが、氷にシロップとして百香果を上にたら~っとかけるのもグーです。街のかき氷屋さんにはトッピングの一つに百香果ソースもちゃんとあるんですよ!

             
 
 生で食す以外にも果肉を絞ったジュースを上手に活かして味わえます。台湾でポピュラーなのが百香果ジュースをお茶や紅茶で割った飲み物。上の写真を見てください。これは我が家でよく買う百香緑茶というドリンク。百香果がほんのり効いててのどごしさわやかな飲み物です。スーパーやコンビニで売っている人気商品なんですよ。

 百香果の濃縮ジュースも売っていますがこれはそれこそいろいろなものに活用されます。ゼリーやムースなどの洋風スイーツにしてもよし、お酒に加えてカクテルにしてもよし、とにかくパッションフルーツのバリエーションは五花八門(あれやこれや)だー!!



 パッションフルーツにも品種改良の道がどんどん出てきています。昨今ではちょっと色の薄い白っぽい品種も出ていますよ~。



 ほら、しわしわになった桃みたいな感じですよね。



 でも、中身は赤い皮のものと同じ。しかし、お味のほうは従来のものよりやや甘みが強いようです。