ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

陽明山のカフェ「野趣」

2012-07-24 19:02:47 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 台北市の北に位置する陽明山は台北っこのハイキングスポットです。春夏秋冬違った顔を見せる陽明山を訪れる人は土日だけではなく平日もけっこう多いようです。
 そんなわけで、陽明山には素敵なレストランやオシャレなカフェなどが点在しています。今回私どもが行ったカフェもそんなお店の一つでした。


    
 山の中のカフェ「野趣」は陽明山国家公園内にあり、メイン道路の格致路から東へ向かう菁山路沿いにありました。国際衛星電台に向かう小道を先に進むと、こんな看板がお出迎え。



 建物の中でお茶を飲むのもいいのですが、お天気がよかったらテラス席がオススメです。ここからなら緑色の山が真向かいに見えて、とってもいい気分!



 入り口は小さいですが、中はかなり奥まっていて・・・・・



 石段を下れば広い庭もありました。残念ながら写真には撮れなかったのですが、お店の看板ネコちゃんもこのお庭を行ったり来たりしていて、なんとも癒されます。


    
 さて、ドリンクですが、娘は桑ジュースを注文。爽やかな酸味が効いていました。



 私はフルーツティーを。台湾のカフェでは必ずフルーツティーがメニューに登場するのですが、フレッシュフルーツがそのまま入っているから大好き!ついつい注文してしまいます。



 ケーキセットもいただきました!こちらはマンゴーチョコレートというケーキにビスケットや生クリームでデコレーションしたものが登場!

 ゆったりとくつろいだ午後のティータイムでした。

野趣:台北市士林區菁山路131巷13之1號  (02)2861-0005

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草山行館

2012-07-22 11:12:07 | お勧めスポット

 陽明山にある「草山行館」へ行ってみました。



 ここは元々日本統治時代の製糖会社が所有した招待所だったそうですが、その後蒋介石の官邸になり、随行員も周りに住んでいたということです。しかし、4年前に起きた小火で建物が焼失してしまいました。それが昨年末リニューアルし再オープンとなり、きれいになっていました。



 建物は一つだけではなく、メインの通りから少し下ったところに点在していました。


    
 そしてこちらが火事でなくなってしまった建物を元の姿にリニューアルした所。



 中に入ってみますと、そこはちょっとしたギャラリーになっていました。


 
 台湾の陶芸作家たちの手による作品が並べられ、販売されていました。



 その奥にはレストランもあります。木の床張り、天井も木でできています。それにテーブル席の上に吊されたレトロな照明が素敵です。



 建物は意外と奥まっていて、和風建築のように木の廊下が奥へと続いています。



 こんな面白いデザインも随所に見られます。半円形の窓や欄間もあって、どこか懐かしい様式。



 一番奥の部屋は蒋介石がお客さんと歓談した部屋のようでした。なんと暖炉もあったのですね!



 草山行館から下を見下ろせばいい眺め!緑が目に染みました。

草山行館:臺北市北投區湖底路89號 | TEL:02-2862-2404 ‎ | 展覧開放時間:10:00-17:00 | レストラン営業時間:11:00-21:00
     月曜定休日 入場料30元

草山行館についてはこちらのサイトをご覧ください(日本語)。

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日月潭 その2

2012-07-19 21:47:10 | お勧めスポット

  日月潭探索の続きで~す。この日もやはりあまりいいお天気じゃなかったのですが、ロープウェイに乗ってみることにしました。ロープウェイは日月潭と九族文化村を結んでいます。写真は日月潭側のロープウェイのターミナル。なんだか円盤みたいなフォルムです。



 ロープウェイのゴンドラは赤、青、黄色の三色。赤は日月潭の「日」、つまり太陽を、黄色は日月潭の「月」、そして青は日月潭の「潭」、つまり湖を表しているんだそうです。



 この日は休日だったため、もーのすごい人でした。次から次へとどんどん人を乗せていっても、乗れるまで30分ほど待ちました。電光掲示板に800人待ちの数字が出たときはどうなることかと思いましたが、ま、無事に乗れたんでホッ・・・



 しかし、悪天候のため眺めは悪く、おまけに霧まで出ちゃって、ロープウェイに乗るには最悪のひよりでした。いいお天気だったら、本当にすばらしい景色が拝めたと思います。


    
 日月潭のほとりには孔雀園もあります。ここもチェックポイントですよ-!



 あいにくのお天気だったので孔雀さん達は野原に出ておらず柵の中でしたが、それでも見学はできました。中にはこんな白孔雀もいましたよ-。



 孔雀の他にもこんなきれいな鳥さんもいます。



 日月潭の北側には文武廟というお寺があります。ここにも行ってみました。



 お寺の大きな門をくぐると、その両脇には巨大な狛犬さんが出迎えてくれます。ほら、人と比べてみてください、かーなりでっかいでしょ!



 狛犬さん達の間には大きな許願池があり、3人の神様が並んで立っていらっしゃいます。お寺に来た参拝客が許願池にコインを投げ入れ願い事をするんですが、この許願池もかなりでっかいですよ。子供用のプールよりも大きいサイズじゃない?



 このお寺には至る所でこんな風鈴みたいな金色のものがぶら下げられていました。実はこれ、願い事を書き込む短冊のようなもの。参拝客はお寺でこの金色の短冊を購入し、願い事を書いて張りめぐらされた鉄線に吊り下げるのです。



 私どももこの短冊を買い、早速願い事を書き入れました。金色の以外にも無料の短冊があったので、それにもついでに願い事を書き入れて吊してきました。



 さて、中正路を挟んで文武廟の向かい側に、湖に向かって伸びている下り階段があります。「年梯歩道」と名付けられたこの階段には両側の鉄柵にも、文武廟の金色短冊がいーっぱいに吊り下げられています。
 実はこの年梯歩道は366段の階段になってます。つまり閏年だと1年366日分のカレンダー式階段になってるんです。階段の一番下の段が1月1日となっていて、上に行くに従って2月、3月・・・と進んでいきます。各段には日付が書いてあり、その日に生まれた有名人の名も合わせて刻んであるんです。
 金色の短冊は、自分の誕生日の段のところに吊せばいいというわけです。早速私どもも自分お誕生日の階段を見つけ、その横っちょの柵に短冊を吊してきました。



 階段を一日一日踏みしめながら、その日生まれた有名人の名前を見るのも面白いです。4月29日の段には昭和天皇の名前もありました。階段には裕仁天皇と刻まれていましたが。



 1月5日には、夏目漱石、宮崎駿、ダイアン・キートンの名前がありました!



 3月1日には芥川龍之介とメル・ギブソンと刻んでありました!



 5月4日には、オードリー・ヘプバーンと、なああんと工藤新一とあるじゃないですか!そう、アニメの名探偵コナンの主人公ですが、アニメの中の人物までこの階段に刻まれているとは!!



 と驚いていると、9月4日にはドラえもんまでありました~!(中国語では「多拉A夢」と書いてドラえもんと読みます)



 他に日本人では唐沢寿明や反町隆史の名前まであってびっくりしました。



 階段を下まで下りきったら目の前に日月潭が広がっています。



 日月潭には他にも著名なお寺があります。玄蔵法師を祀ったお寺「玄奘寺」もその一つ。



 玄奘寺から見る景色はきれいでした。山の頂から湖に向かって雲が滑り落ちていく様がとっても幻想的でした。



 玄奘寺から少し離れたところにある玄光寺には遊覧船の船着き場があって、いつも大勢のお客さんでごった返しています。


    
 お客さんが多い理由は船着き場があるからだけじゃなくて、ほら、この看板おばさんのお店がみんなの目当てなんです!



 そう、このおばさんです。おばさんはここで茶葉蛋(煮タマゴ)を売っているんですが、これが本当に本当においしいんです!



 日月潭産の干し椎茸と紅茶で煮たゆで卵は、味付けが物凄くよくて大人気!この煮タマゴは台湾ではちょっとした名物で、知らない人はいないほど。私が日月潭へ行くと言ったら、知人の台湾の人が皆口をそろえて「玄光寺の茶葉蛋を絶対食べてきなさいよ!」と言ったほど。
 確かに美味しくて、ゆで玉子嫌いの娘もぺろっと二つ平らげちゃうくらいでした!ホント、ここの
茶葉蛋はオススメです!!



 食べ物だけじゃなく、玄光寺からの眺めもまた格別です。日月潭に浮かぶラルー島がはっきり見えま~す。


    
 夜はちょこっと雲品酒店というホテルに寄りました。そのわけは・・・


    
 このホテルには日月潭唯一の天然温泉があるんです~。裸で入る男女別お風呂なので写真はここまでね。



 晩ご飯は水社にあるレストラン「阿榮邵族麺」で。



 このレストランで食べたメニューがこちら。総統魚定食というのを注文してみました。総統魚というのもここ日月潭で捕れる魚だそうで、日月潭周辺のレストランではこの魚の料理が出されています。今回食べた定食で総統魚は白の四角いお皿の左上にのっかっています。白身のお魚でなかなか美味しかったです。
 あれこれつまみ食いした私たちは、あまりおなかがすいていなかったためこういう定食にしましたが、総統魚をきちんと味わってみたい方は1尾まんまで是非ご賞味を。

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日月潭 その1

2012-07-16 21:35:57 | お勧めスポット

 雨模様のお天気の中、台湾の観光地として超有名な日月潭に行ってきました!



 まずは湖の南東部に位置する伊達邵(徳化社)のお土産屋街へ。さすが観光地だけあって、いろいろなものが売っていました!



 この辺りに住む原住民サオ族の民族衣装や民族グッズを商うお店もあります~。



 そしてそして、日月潭名物と言ったらアッサム紅茶!アッサム紅茶を販売するお店や、飲食店がたくさんあるのも特徴です。



 ちょうどお昼時になったので街のレストランに入ってみました。まずは川エビのフライを賞味。



 それから、日月潭で捕れるという「奇力魚」という小魚の揚げ物も注文しました。手の指くらいのサイズで、揚げてあったら骨も食べられ、なかなか美味でありました~。



 その後は観光の王道、日月潭クルーズへ。湖の船着き場にはたくさんの遊覧船が停泊していて、係の人も呼び込みに忙しく、なんだかとっても賑やかな雰囲気。



 こんなに素敵な船もありました~。



 たいてい船にはガイドさんが乗っています。景色やこの辺りの風習などをマイクで説明してくれます~。我々が乗った遊覧船には地元サオ族のお兄さんがガイドさんでした。



 遊覧船の中はこんな感じです。船はたくさんあるし、便数も多いので突然でも大丈夫!



 ヤッホーイ!!日月潭クルーズ最高!!でも、けっこう揺れます。乗り物酔いしやすい人はご用心。



 伊達邵(徳化社)から船に乗り、対岸の水社の船着き場に到着しました。



 水社にもお土産物屋街があり、たくさんのホテル、民宿が並んでいます。



 ここでアッサム紅茶アイスクリームのお店発見!早速買ってみました。紅茶のお味が濃厚で、甘くなく美味しかったです。ちょっと大人の味かな。



 原住民テイストのレストランもあり、観光気分もアップします。



 さすがはバナナのふるさと南投!果物屋さんにはいろいろな種類のバナナがいっぱい並んでいてびっくり!



 船で伊達邵(徳化社)に戻り、サオ族の歌と踊りのショーを見ました。舞台の手前の掲示板にショーのメニューが貼り出されています。



 司会者はサオ族のお兄さん!はいているズボンがとび職のズボンのようでかっこよかったです。




 サオ族の老若男女が入り交じり、伝統の踊りを披露してくれました。



 ご自慢の美声を聞かせてくれたのはこちらのお兄さん。



 「杵音舞」という杵を持って踊るダンスはサオ族のオリジナル。リズミカルな杵音を響かせて踊る軽快なダンスです。



 最後は観客も舞台に上がって一緒に踊り、楽しいフィナーレ! 



 夜になって晩ご飯タイム!伊達邵(徳化社)の老街で「サオ族麺」を食べました。麺の上に奇力魚、川エビ、揚げ豆腐などがドサッとのっかています。



 「サオ族飯」も頼んでみましたが、こちらはごはんの上にサオ族麺と同じ具がこれまたドサッとのっかていました。ボリュームたっぷり、豪快なごはんでした。

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