
日月潭探索の続きで~す。この日もやはりあまりいいお天気じゃなかったのですが、ロープウェイに乗ってみることにしました。ロープウェイは日月潭と九族文化村を結んでいます。写真は日月潭側のロープウェイのターミナル。なんだか円盤みたいなフォルムです。

ロープウェイのゴンドラは赤、青、黄色の三色。赤は日月潭の「日」、つまり太陽を、黄色は日月潭の「月」、そして青は日月潭の「潭」、つまり湖を表しているんだそうです。

この日は休日だったため、もーのすごい人でした。次から次へとどんどん人を乗せていっても、乗れるまで30分ほど待ちました。電光掲示板に800人待ちの数字が出たときはどうなることかと思いましたが、ま、無事に乗れたんでホッ・・・

しかし、悪天候のため眺めは悪く、おまけに霧まで出ちゃって、ロープウェイに乗るには最悪のひよりでした。いいお天気だったら、本当にすばらしい景色が拝めたと思います。

日月潭のほとりには孔雀園もあります。ここもチェックポイントですよ-!

あいにくのお天気だったので孔雀さん達は野原に出ておらず柵の中でしたが、それでも見学はできました。中にはこんな白孔雀もいましたよ-。

孔雀の他にもこんなきれいな鳥さんもいます。

日月潭の北側には文武廟というお寺があります。ここにも行ってみました。

お寺の大きな門をくぐると、その両脇には巨大な狛犬さんが出迎えてくれます。ほら、人と比べてみてください、かーなりでっかいでしょ!

狛犬さん達の間には大きな許願池があり、3人の神様が並んで立っていらっしゃいます。お寺に来た参拝客が許願池にコインを投げ入れ願い事をするんですが、この許願池もかなりでっかいですよ。子供用のプールよりも大きいサイズじゃない?

このお寺には至る所でこんな風鈴みたいな金色のものがぶら下げられていました。実はこれ、願い事を書き込む短冊のようなもの。参拝客はお寺でこの金色の短冊を購入し、願い事を書いて張りめぐらされた鉄線に吊り下げるのです。

私どももこの短冊を買い、早速願い事を書き入れました。金色の以外にも無料の短冊があったので、それにもついでに願い事を書き入れて吊してきました。

さて、中正路を挟んで文武廟の向かい側に、湖に向かって伸びている下り階段があります。「年梯歩道」と名付けられたこの階段には両側の鉄柵にも、文武廟の金色短冊がいーっぱいに吊り下げられています。
実はこの年梯歩道は366段の階段になってます。つまり閏年だと1年366日分のカレンダー式階段になってるんです。階段の一番下の段が1月1日となっていて、上に行くに従って2月、3月・・・と進んでいきます。各段には日付が書いてあり、その日に生まれた有名人の名も合わせて刻んであるんです。
金色の短冊は、自分の誕生日の段のところに吊せばいいというわけです。早速私どもも自分お誕生日の階段を見つけ、その横っちょの柵に短冊を吊してきました。

階段を一日一日踏みしめながら、その日生まれた有名人の名前を見るのも面白いです。4月29日の段には昭和天皇の名前もありました。階段には裕仁天皇と刻まれていましたが。

1月5日には、夏目漱石、宮崎駿、ダイアン・キートンの名前がありました!

3月1日には芥川龍之介とメル・ギブソンと刻んでありました!

5月4日には、オードリー・ヘプバーンと、なああんと工藤新一とあるじゃないですか!そう、アニメの名探偵コナンの主人公ですが、アニメの中の人物までこの階段に刻まれているとは!!

と驚いていると、9月4日にはドラえもんまでありました~!(中国語では「多拉A夢」と書いてドラえもんと読みます)

他に日本人では唐沢寿明や反町隆史の名前まであってびっくりしました。

階段を下まで下りきったら目の前に日月潭が広がっています。

日月潭には他にも著名なお寺があります。玄蔵法師を祀ったお寺「玄奘寺」もその一つ。

玄奘寺から見る景色はきれいでした。山の頂から湖に向かって雲が滑り落ちていく様がとっても幻想的でした。

玄奘寺から少し離れたところにある玄光寺には遊覧船の船着き場があって、いつも大勢のお客さんでごった返しています。

お客さんが多い理由は船着き場があるからだけじゃなくて、ほら、この看板おばさんのお店がみんなの目当てなんです!

そう、このおばさんです。おばさんはここで茶葉蛋(煮タマゴ)を売っているんですが、これが本当に本当においしいんです!

日月潭産の干し椎茸と紅茶で煮たゆで卵は、味付けが物凄くよくて大人気!この煮タマゴは台湾ではちょっとした名物で、知らない人はいないほど。私が日月潭へ行くと言ったら、知人の台湾の人が皆口をそろえて「玄光寺の茶葉蛋を絶対食べてきなさいよ!」と言ったほど。
確かに美味しくて、ゆで玉子嫌いの娘もぺろっと二つ平らげちゃうくらいでした!ホント、ここの
茶葉蛋はオススメです!!

食べ物だけじゃなく、玄光寺からの眺めもまた格別です。日月潭に浮かぶラルー島がはっきり見えま~す。

夜はちょこっと雲品酒店というホテルに寄りました。そのわけは・・・

このホテルには日月潭唯一の天然温泉があるんです~。裸で入る男女別お風呂なので写真はここまでね。

晩ご飯は水社にあるレストラン「阿榮邵族麺」で。

このレストランで食べたメニューがこちら。総統魚定食というのを注文してみました。総統魚というのもここ日月潭で捕れる魚だそうで、日月潭周辺のレストランではこの魚の料理が出されています。今回食べた定食で総統魚は白の四角いお皿の左上にのっかっています。白身のお魚でなかなか美味しかったです。
あれこれつまみ食いした私たちは、あまりおなかがすいていなかったためこういう定食にしましたが、総統魚をきちんと味わってみたい方は1尾まんまで是非ご賞味を。