ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

スーパー級のワンダーランド、紫南宮!

2011-07-27 22:19:24 | お勧めスポット

 南投縣の竹山にある有名なお寺、紫南宮へ行ってきました。休日とあって境内にはものすご~~~~い人!どうしてこんなに人でごったがえしているんでしょうか。



 それは紫南宮でお参りすればお金が儲かるという言い伝えがあるからなんだそうでして、その象徴である金のニワトリさんが敷地内に置いてあったりします。このニワトリさんの下にあるトンネルをくぐるとお金が儲かるのだとか。私も張り切ってくぐってみました!



 こちらにはまた別の金のニワトリさん。ニワトリさんの体を触るとお金が儲かるのだそうです。皆さんなでなで~と触っていました。私も真似をして触ってみました!ご利益があればいいなあ。



 別の場所には金色をした昔のお金がありました。竹山ですから竹で作ったお金です。このサイズがまた巨大!上の丸い出っ張り部分がクルクル回る仕組みになっていました。これを回すとご利益があるのでしょう、皆さん必死で回していました。



 金のニワトリさんから産まれた金のタマゴも紫南宮のシンボルです。



 金のニワトリや金のタマゴだけで驚いてちゃいけません。もっと驚いちゃうのは、紫南宮にはお金を貸し出す場所があるのです!!聞いた話だとこのお寺でお金を借りて財産が増えたら、1年後に(?)そのお礼として少しお金を返しに来なければならないとのこと。
 お金を貸し出したり、返金したりするサービスセンターがお寺の敷地内に設けられているという噂を聞いていましたが、うわっ、本当だ!ここですよ、ここ!「服務中心」と書いてあるこの場所がまさにそうです!!



 服務中心には窓口が六つあって、1番から3番までが《求金》の窓口。つまり、お金を借りるための窓口です。4番から6番までが《還金》の窓口で、お金を返す窓口になっています。
お金を借りる時は、身分証明書を提示しなくちゃならないようでした。お金を借りた人は皆、手に手に紅包(赤色のご祝儀袋)を持って出てきます。

 サービスセンターから出て来た人を捕まえて
「あのう・・・ここではお金って、いくらほど借りられるんでしょうか?」
と聞いてみたところ、まずはお参りをしてブアッボェ(半月型をした赤いお祈りグッズ)を投げ、その結果によって借りられる金額が決まるとのことでした。ブアッボェを3回投げて1回だけ願いが叶ったら600元、全て願いが叶ったら1000元以上と、その人は説明してくれましたが、この謎めいたシステムもびっくりではありませんか!

 また、別の人に聞いてみると、貸し出しは600元で、返す時は元金かそれ以上だとのこと。たくさん儲かった人はお礼としてお寺にたくさんの額を返金するので、紫南宮は大変お金持ちのお寺なのだとか・・・

 私も話の種にお金を借りてみたかったのですが、お参りする場所はものすごい人でひしめいていて、とてもその人いきれの中に入る元気はなかったので諦めましたが、ほとんど無条件でお金を貸し出すお寺なんてすごすぎます!台湾のお寺には、今までずいぶん驚かされましたが、今回はすっかり降参しちゃいました。



 まだまだ仰天の紫南宮。このお寺の目玉はもう一つあったんだった!
それは公衆便所よ、公衆便所!!!竹の故郷、竹山だからなんでしょうが、タケノコの形をした大きな建物が超有名な公衆トイレ!



 しかも中が結構ビューティフル!!絵が飾ってあったり、噴水が設けられていたりと趣向を凝らした造りになってはいますが、トイレのボックスの中はいたって普通。しかもですねえ・・ちょっとちょっとちょっと、トイレの中にトイレットペーパーがないんですけど!便器そのものは本当に普通なんですけど!
 というわけで、噂に聞くほどトイレに関しては感動しませんでしたが、それでも参拝客は皆トイレの前でパチパチ写真を撮っていましたからね、記念写真に撮られるトイレなんてそうそうないと思います。



 紫南宮の敷地内では竹山名物の食べ物や飲み物も販売されています。こちらは竹筍包というお餅。中にタケノコをベースにした餡が入っています。お餅の色は三色。黄色が地瓜(サツマイモ)味、緑が牧草味、紫がヤマイモ味!



 タケノコの排骨スープもおいしかったですし、



 麺もおいしかったです。煮玉子と厚揚げが入っていて、結構食べ応えがありました。



 そしてやっぱり竹筒飯も注文しました!中におこわが入っています!



 シナチクの煮物も美味でした!



 目を引いたのがサトウキビジュース。こちらでは牧草入りのサトウキビジュースも売っていて、飲んでみましたが爽やかな香りが心地よかったです!



 お寺にはいろいろなお土産も売っていますので、記念に何か買うのもいいかも。
 紫南宮はワンダーランド!お金持ちになりたい人も、そうじゃない人も是非とも訪れてみてほしい、そんな面白いお寺でした!

紫南宮:南投縣竹山鎮社寮里大公街40號


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秀巒温泉を訪ねて

2011-07-21 21:51:04 | 温泉
 新竹縣の奥地、尖石郷にまた別の野渓谷温泉があると聞き、とりあえず行ってみましょうってんで行ってみました!



 途中で青蛙石という場所を通りました。これはその記念碑なのですが・・・



 本当の青蛙石ってのはどれなんでしょうね。どうやらこの真ん中の石っぽいんですがねえ・・・



 その野渓温泉は秀巒温泉というのですが、かなり山の奥にあるようで、行けども行けども曲がりくねった山道が続くばかり。坂道はずんずん高度が高くなっていって、気がついたらものすごく見晴らしのいい場所に出てきました。
 しかも、なんと!よく見ると、向こうの山の頂に雪があるじゃないですか!ひゃああ、こんな所から雪山を見られるとは思っていませんでいたからびっくり!



 わああい!雪山が見えた~!思わず叫んでしまいます。



 尖石郷の奥は原住民の里が点在しています。景色も抜群によく、自然あふれる風景が拝めます。綺麗な花も咲いていました。 



 2時間ほどかかったでしょうか。ようやく秀巒温泉がある村までやってきました。川の水は本当にきれい!軍艦岩という有名な岩も発見しました!確かに軍艦がぐっと突き出しているように見えますね。



 今にも壊れそうな吊り橋を発見。この近くにも秀巒温泉の温泉源頭があるそうなのですが、土手が下りにくいので、別のところを目指しました。



 観渓亭という休憩所の辺りから川原に下りられるという情報をもとに、川に近づいてみました。




 しかし、この辺りにあるという温泉は発見できませんでした。一緒に川原に下りたおじさんは
「2年前にここに来た時には温泉がここにあったんだよ。でも、今はもうなくなってるねえ。いや、残念!」
と言っていましたから、消失しちゃったんでしょう。あらららら・・・



 しかし、諦めずに秀巒橋のほうに進んでいくと、池のような個所を発見!しかも、温泉っぽい匂いがします。触ってみるとなんだか温かいし!これ、温泉じゃないですか!?



 ただあんまり大きくないので、体ごとざぶんとは入れそうにない感じ。というわけで足湯しました!


   
 うふふふ、いい気持ち!あったかいなぁ。



 試しに秀巒橋の真下にも行ってみました。




 すると、小さいながらも温泉が湧いていました。直径50センチくらいの水たまりみたいだったけど、これは紛れもなく温泉でしたよ!ほれ、この緑色の部分がそう!



 橋の真下からも温泉がちょろちょりと湧いていました。



 橋の近くでも所々から温泉が湧いていました。いずれも少量でしたが、水が緑色になっている部分がそうです。

 水着に着替えて温泉に浸かることはできなかったけれど、野渓温泉探索はなかなか楽しかったです!
そう、野渓温泉ってその時々によって位置とか状態が変わるというのも魅力の一つです。私たちが行った時はこんな具合でしたが、来年になったら入りやすくなっているかもしれませんよ。

秀巒温泉ポイント:軍艦岩の近く、観渓亭付近、秀巒橋の下など

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小錦屏温泉

2011-07-08 21:37:59 | 温泉
 新竹縣の山奥に小錦屏温泉という野渓温泉があると聞き行ってみました。場所は錦屏美人湯館ホテルから更に山へと入ったところ。地図で見ると、そう遠くない距離に見えましたが、実際行ってみると、産業道路に入ってからのぐにゃぐにゃ道が結構長い道のりでした。ものすごいカーブの続く坂道をぐーーんと上って、ずんずん進みます。



 しかし、突如現れた砂利道の急な下り坂!ここからはバイクでは危険なので、徒歩で温泉に向かいます。



 それからが下り坂の連続!写真でわかるでしょうか、この勾配が!



 ほーら、こんな下り坂が行けども行けども続きます。靴が砂利に取られて何度も滑りそうになりました。



 ひえええ・・・、まだまだ続きます、この下り!膝がいい加減ガクガクしてきました。でも、この道を行かないと温泉には辿り着けないのです!



 やっとこさ川原に出ました。人が見えます。どうやら温泉に近づいてきたみたい!



 あとはこの一本道を行けば、小錦屏温泉に到着です。



 おおお!人がいます!それになんだか掘立小屋みたいなものが見えますよ!きっとあれでしょう!


   
 近づいてみると、トタン板の屋根の下にはお風呂がありました!



 手で触ってみると、お湯はちょっとぬるめの湯加減でしたが入ってみました~!


   
 その奥にもお風呂がありました。こちらの湯加減はというともう少し温度が高かったです。



 このお風呂に入ってみることにしました。ちょっとぬるめですが、座るとちょうどいい高さになっていい感じ。



 お風呂はもう一つありました。川寄りのところに小さな湯船があり、こちらは一番熱いお湯。でも、熱いと言っても小錦屏温泉の源泉は38度とやや低め。長湯にはちょうどいいかしら。



 この日は休日とあって、多くのお客さんが来ていました。

小錦屏温泉:炭酸泉。透明無臭の湯。
      高血圧、動脈硬化、慢性胃腸炎、痛風、習慣性便秘などに効果あり。

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