ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

赤!赤!赤!(更新記事あり)

2017-01-27 20:51:02 | 台湾の風習
      

 もう旧正月は過ぎてしまいましたが、お正月前の台湾の様子をお伝えしようと思います。

      

 お正月前になると、町はお正月用品の売り出しで大変活気づくのですが、そのお正月用には赤い色のものが多いというのが中華圏の特徴でしょうね。台北の町もあちこちが赤いもので華やかになっていました。

      
      

 上の写真は縁起のいい飾り。爆竹のデザインのものあっておもしろいですね。下の写真はドアや窓に貼る紙。おめでたい言葉が書いてあります。玄関のドアの左右と上の部分に貼り付ける『対廉』もたくさんありますね。こういった紙も全部赤!

      

 またお正月に飾るお花の一つに大根の鉢植えがありますが、これも赤大根!台湾では大根は縁起物!(台湾語で大根という発音がおめでたい意味の発音に近いから)その大根が赤いと更におめでたいんでしょうね。

      

 飾りだけではありません。台湾の女性はお正月になると赤い下着を新調する習慣があるそうで、ランジェリーショップではほらこの通り、赤いブラジャーなどがディスプレイされているのです。驚きですね。


          
          



 さて、今年も旧正月がやってきました~!というわけで、我が家の玄関にも新しい「春聯」を飾りました。中華圏の風習の一つで、赤い紙に縁起の良い対句の言葉を書き、それを家の入り口などに貼るのです。今年は酉年なので、ニワトリの絵を描いていただいて、それも中央に貼り付けました~。
「春」がさかさまに貼ってあるのは、逆、とか、さかさまという言葉が、中国語の発音では「来る」という発音に似ているため、これで「春が来る」と表すんです~。


    
 新北市の市長さんが書いたと言われる「春聯」もドアの横っちょに貼りました。この言葉の通り、よいことを行って、福が訪れたらいいなあ~。



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おいしい麺屋「鹿家荘」

2017-01-25 22:13:55 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 いつもうろついている界隈、台北市松山区の民生東路エリアの一角に、時々お世話になるおいしい麺のお店「鹿家荘」。



 お店の中はこんな感じです。台湾でよくある、四角いテーブルに、背もたれのない椅子、入りやすい雰囲気の庶民的なお店です。



 近所の人や、この近くに勤めているサラリーマンなどがお昼によく利用しています。わたしもちょっとお昼時に立ち寄って麺を食べたりしています。民生社区の周辺は、昔から外省人が住んでいて、その人たちが麺料理のお店を開いていたとかで、今もそういうお店が何軒かあり、どのお店も人気店となっています。このお店もそんな中の一つで、中国山東省風味の北方麺食館と銘打っています。


    
 メニューはいろいろ、しかもリーズナブルなお値段です。



 ここではたいてい山東白菜麺を注文します。この店の看板メニューなんですよ~。白菜がたっぷり入っていて、ちょっと甘みがあり、優しいお味なんです。


    
 山東白菜麺は汁なしタイプもあります。どちらもおいしいですよー!


鹿家荘:台北市三民路131號 電話(02)2760-5381

大溪和平老街 (またまた更に追加記事あり)

2017-01-22 20:59:28 | 町を訪ねて
 桃園縣大溪も歴史のある町。ぶらぶら歩いてみるのには格好の町です。今回は大溪で有名な和平老街へ行ってみました。

      
 和平街に一歩踏み入れると、その町並みを作っている建物の美しさに目を奪われます。バロック風の建築がお洒落ですね。

      
      
 特に屋根の部分は建物ごとに工夫された彫刻がなされていて、その一つ一つが芸術作品のよう。ヨーロッパ風の彫刻、アーチ型に組んだレンガ、両脇に並んだ円柱、細かく見ていけばその優雅さがわかります。

           
 さて、大溪と言えば、「豆干(ドウガン)」。豆干は豆腐を煮込んで味をつけたもの。木綿豆腐を更に硬くしたものといったらいいでしょうか。創業80年という豆干の老舗、『黄大目』はお土産を買うお客さんでごった返していました。

           
 店内にはいろんな種類の豆干が所狭しと並んでいます。色も黒っぽいのやら茶色っぽいもの、白っぽいものなど様々。形も四角だけではなく、細長いのやら丸っこいのやらバリエーションが豊富です。

      
 店先では豆干を煮込んで即売もしていました。鍋の中でぐつぐつ音を立てる豆干はおでんみたいでおいしそう!

           
 ほしいものをお店の人に言うと、大きなカッターの機械に入れて食べ安いようにカットしてくれます。そしてタレをかけて香菜をパラパラッとふりかけてくれます。店の前や店の奥にテーブルと椅子があるので、そこで熱々の豆干が食べられますよ。

      
 老街の突き当たりには小さなカフェがありました。この建物も古めかしくて、なかなか味があります。

      
 このカフェ、実は崖っぷちに建っていて、その下は大漢溪という川があるんです。店内もこの川に面して出窓があり、お客さんは川を眺めながらコーヒーが飲めるってわけです。うーん、スリルがありそうです。

      
 また、大溪はコマの町でもあります。食べ物や飲み物のお店に混じっておもちゃ屋さんもあり、沢山の玩具を売っていますが、その中でもひときわコマの数が多いです。コマの専門店もあって、店内にはこーんな大きなコマも展示していました。



 ほーら、公園では大人も子どももコマ回しに熱中!

      
 老街を離れ、町中を散策すればこんな屋根付きの井戸が!この井戸、戦前に作られたそうですが、今でも水がかれることなく、地元の人に利用されているとのこと。



 川沿いには大溪橋があります。ちょっと行ってみましょう。



 なんとも立派なバロック式の門!ここをくぐって橋を渡ります。



 かなり重厚な造りです。そして美しい。



 橋の欄干のデザインもすてきですね。


    
 観光客が老街散策のつづきでこの橋にやってきてお散歩します。



 遊歩道の階段を上って橋の写真を撮りました。上から見ると、橋のダイナミックさがよくわかりますね。



 和平老街の端っこにある喫茶店からは川(大漢渓)が見渡せます。



 川沿いの喫茶店でブレイクタイムを取りました。



 新店から桃園行き直通のバス9009番ができたので、これに乗ってまた大渓老街へ行きました。




 あああ、この女兒牆を見ると、大渓老街へ来たんだなあ~と思います。



 わくわくするようなものもたくさん売っています~。


    
 これは和平街老街から別の道へ続く抜け道。荷物を運ぶ労働者たちが近道をするために作った抜け道なんだとか。



 「月眉通路」という名の抜け道なんですね。年季が入っています。上の飾りは獅子なのでしょうか。



 月眉通路を抜けて振り返るとこんな感じ。道は石畳です。



 再びメインの和平街に戻って女兒牆を眺めます。女兒牆にもいろいろなデザインがあって、見飽きません。


    
 ローマ字で屋号を書いてあるところもあります。こちらは西洋色の濃い建物。



 飾り屋根の彫刻も気合が入っています。


    
 レンガとコンクリートの縞々模様の柱が印象的な建物。女兒牆も凝っています。ここはどういうお店なんでしょうか。



 「下町四十番地」とありますが、アート作品販売所でした。


    
 レンガ造りのアーケードが続く和平老街。



 手作りの飴を売るお店。ご夫婦で飴作りの真っ最中。


    
 和平路から左側へ折れて、仁愛路へ。普済路と交わる場所に、素敵な教会があります。



 教会の向かい側は中正公園になっていて、入り口付近には蒋介石さんの銅像があります。



 ここはその昔、神社があった場所。ほら、今も灯篭が残っていて、参道もはっきりわかるでしょう。



 日本統治時代に、桃園には三つの神社があったそうですが、そのうちの一つがここの神社だったそうです。



 中山路に入ると、ここも古い建物が並ぶ街並みになっています。一軒のカフェに入って一休み。猫カフェでした。



 広いお店ではありませんが、なかなかいい雰囲気!



 アップルパイのアイスクリーム添えがとってもおいしかったです!!



 このカフェの裏庭には、ポンプ式の井戸がありました。



 さて、休息を終えたらまた町巡り。中山路の建物もいい味出ています。



 中山路は日本統治時代は、高級住宅地だったそうです。



 さすがは高級住宅地!素敵な門構えです。



 なんだかタイムスリップしたような気持になります。



 今も住み続けられているんですねえ。



 ここにもありました、ローマ字表記。



 各お宅の屋根に個性が感じられます。



 こちらの女兒牆はドーム型。



 街並みを見ているだけで楽しくなります。



 こちらは中山路沿いのお宅の中でも有名な「建成商行」の建物。



 木造の玄関の扉も昔のままにして使っている様子。



 レンガ造りのドーム型回廊が、当時の流行り。


    
 大渓のバスステーションもバロック式の建物になっています。



 普済路沿いには武徳殿の建物があります。



 再び和平路に戻り、北側の路地に入って行くと・・・・・



 井戸の跡を発見! 



 更にその奥に入って行くと・・・あるお宅の前に、写真がたくさん貼ってありました。



 実はここ、台湾の歌手鳳飛飛の実家。残念ながら鳳飛飛は数年前に亡くなってしまいましたが、今でも彼女の歌はカラオケなどで大勢の人に歌われています。



 鳳飛飛が幼かったころの生活についての説明書き。



 実は私もカラオケで鳳飛飛の歌をよく歌うんです。だからここに来てみたかったんです~。彼女をしのんで訪れるお客さんも少なくありません。



 鳳飛飛のおうちの近くに「洗濯する女性」という説明書きが・・・・


    
 階段があってそこを下りていくと、地下水が流れ込んでいて、洗い場になっていました。昔はここにみなさん集まってきて、お洗濯をしていたんでしょうね。



 今ではここで洗濯する人はいなくなりましたが、洗い場は健在です。 
    

 台北だけでは物足りないなら、歩いているだけで楽しくなっちゃう大溪へ是非足を伸ばしてみてください。

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孫運璿科技・人文紀念館

2017-01-17 20:22:27 | お勧めスポット

 台北MRTの中正紀念堂駅のほど近くに、新しい紀念館がオープンしていたので、ちょっと見学してみました。



 その名も孫運璿科技・人文紀念館。


    
 入り口には在りし日の孫運璿氏を描いた絵が飾られていましたが、そもそも孫運璿ってどなた?



 説明を読むと、なんとなくわかりました。台湾の科学技術者であり、高級技官であった方のようです。



 展示室には展示品以外に、映像、音声ナビなどの資料が設置されていました。


    
 現代的な展示方法も多く取り入れられています。


    
 台湾科学技術の生みの親、科学技術の礎を築いた人物のようです。


    
 紀念館は孫運璿氏の自宅だった住居で、日本式建築と洋風建築のふたつを取り入れた設計になっています。そのつなぎ目が、この廊下の突き当り。



 来賓と接見する部屋はかなり広く、
 2006年に亡くなるまで、この住宅で過ごしたそうです。使われていた机と椅子、そして晩年に使っていたのであろう分厚いルーペ。


    
 脳溢血で体が不自由になってからは、この車椅子で活動していたそうです。



 来賓と接見する部屋はかなり大きく、できるだけそのままを再現したあるそうです。



 2階には図書室もありました。



 住宅の裏手は庭になっていてけっこう広く、住居の外観が見て取れます。



 屋根の瓦や窓などを見ると、日本風なのがわかります。



 同じ敷地にもう一つ別の建物がありますが、こちらはレストランになっています。



 こちらでランチをいただきました。

孫運璿科技・人文紀念館:台北市重慶南路二段6巷10號 10:00~17:00 月曜休館

孫運璿氏について詳しく知りたい方はこちらのWikipedia でどうぞ。
 





 

乾麺(追加記事あり)

2017-01-15 21:52:09 | 台湾B級グルメ

 ガンミエンと言います。乾いた麺、つまり汁なしそばのことなんですが、汁なしと言っても、まったく汁気がないのではありませぬ。お汁はやっぱりほんの少しありますので、食べにくいということはないです。
 台湾に来てからこの乾麺が大いに気に入ってるのですが、それはバリエーションがいろいろあるからなんです。例えば、上の写真はお気に入りの「和風乾麵」で説明しますと、麺は台南関廟産のものを使っていて、豚肉も柔らかい薄切り、薄焼き玉子も千切りニンジンも歯ごたえよく、意外と凝っています。味のする汁気は下のほうに沈んでいますので、食べる前によく混ぜ混ぜします。



 街角のこの小さいお店の乾麺でした。(聞香道乾麵館 台北市八徳路三段155巷19号)



 普通、乾麺はこの写真のような感じです。肉そぼろともやし、パクチーなんかがのっています。これは臨江街夜市で食べた乾麺。



 うちの近所の麺屋さんで食べた乾麺です。太くて分厚いきしめんのような麺の上に、そぼろ肉と葉物野菜、かまぼこ、茹で豚肉のスライスがのっていました。また、ポーチドエッグも一番上にトッピングされていましたが、台湾の乾麺にこのような玉子がのっているのは珍しいです。

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錦安里の日式宿舎群

2017-01-13 22:20:21 | お勧めスポット

 金山南路二段の東側に築70年以上経った日本式住居群があります。それらがもう古くなってきたので、現在修理中となっています。今後もこのエリアを保存する予定なのでしょう。



 確かにこの辺りだけ古ぼて、廃屋となった木造建築の建物が連なっています。


    
 「錦安日式宿舎群落」というパネルが貼ってありました。日本統治時代、ここは日本政府の山林課の職員宿舎だったとのこと。



 廃屋となったこの宿舎群も、内部の保存状態は良好なんだそうです。中へは立ち入り禁止になっているので、外から中の様子は窺い知れないのですが・・・



 ここの宿舎の造りは切妻屋根のヒノキ造りであり、なかなか生活の知恵があふれたものらしく、保存価値があるという説明が書かれていました。雨水を集める工夫や、テラスの造りなどに注目が集まっているとのこと・・・



 庭木は伸びるだけ伸び、外壁のレンガも崩れつつありますが・・・・・



 工夫が凝らされた造りであることから、保存されるというのは、日本人としては嬉しいものがあります。宿舎の建物の特徴について、詳しく説明がされています。


    
 説明によると、2010年からこのエリアの保存活動が始まったようですね。


    
 雨水を濾過していた工夫についての説明でしょうか。


    
 このエリアにすっくと立っている台湾の油杉。国宝級の樹木なんですって!!



 保存活動、うまくいきますようにと思います。



 このエリアから金山南路を隔てた向かい側に、「齋東詩舎」という建物がありました。



 しばらくの間修理中だったのですが、きれいになっていました。



 こちらが入り口。入ってみましょう。



 日本家屋ですねえ。木の廊下や障子タイプのドアの模様など、日本式を意識しています。



 日本統治時代は官舎だったのですが、その後国民党も政府の高官の宿舎として1992年まで使用していたようです。そのあとは、台湾文学の展示スポットとして活用することになったそうです。というわけで文学関係の資料が展示されています。



 大変落ち着いた静かな館内です。



 当時の建物に近づけて修復されたのがうかがえます。



 この八角形の窓なんか、ノスタルジーが漂っていますねえ。



 外観も完全に日本のうちですな。



 あ、さっきの八角形の窓、外から見たらこんな風なんだ!



 庭石なんかも日本式を意識しているのかな。



 敷地は意外と広く、芝生の庭もあります。



 「斎東詩舎」の隣には、このエリアの雰囲気に合わせた造りの喫茶店もあります~。

錦安日式宿舎群落:金山南路二段203巷あたり。MRT東門駅から南へ徒歩10分程度

五郎さんが行ったお店 その3

2017-01-07 15:20:27 | 飲食五花八門

 まだ続きます、「孤独のグルメ」台湾編で五郎さんが行ったお店3軒目です。それはこちら、豆花(豆腐プリン)のお店、「古早味豆花」です。古早味というのは、日本語で言うと、懐かしの味ってところでしょうか。



 行ってみて驚きました。テレビ番組の影響で、ここを訪ねる日本人客がけっこういたのです!台湾のお客さんに加え、日本人のお客さんもやってきて、カウンターでは列ができている状態でした。いやはや、テレビの力は凄いです!!



 店頭には「孤独のグルメ」放映時の映像が流れていました。


    
 壁には松重豊さんの写真が貼り付けてありましたよ。店長さんと一緒に写っているのもありますねえ。



 カウンターの様子はこういった感じです。日本人のお客さんが来るようになってからは、日本語で書いたメニューもばっちりありますので、ご安心を。



 ほら、メニューです。この通り、日本語表記もありますよ~。メニューの数が多いので、悩んでしまいますね。豆花(豆腐プリン)、黒糖かき氷、雪花冰(ふわふわかき氷)にそれぞれ違ったトッピングがあります~。



 カウンターの上にもメニューが提示されています。ほかに飲み物類もありますよ~。



 メニューはあちこちに貼ってありますから、ゆっくり選びましょう。



 今回はオーソドックスな紅豆豆花(アズキ豆腐プリン)をチョイスしました。この日はちょっと暖かかったので、氷を入れてもらいました。



 実食カウンターの壁には台湾の絵が飾ってありました。

古早味豆花:台北市民生西路210號 電話(02)2558-1800
      営業時間11:00~深夜1:00

五郎さんが行ったお店 その2

2017-01-05 21:10:25 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 テレビ番組「孤独のグルメ」台湾編で、五郎さんが行ったお店に行ってみましたよ~!の巻、その2です。その1のお店、「永樂担仔麵」のお店から、そう遠くない場所にある「原味魯肉飯」というお店です。パッと見ると、こういう感じの店構えですが、お店の名前を書いた看板が見当たらないから、最初はずいぶん戸惑うかも、です。



 お店は台湾でよくある開けっぴろげスタイル、小さなお店にはテーブルが五つほどあるだけの、いわゆるB級グルメ店です。やはり五郎さんが食べたお店ということで、日本人のお客さんがけっこう訪れていました。



 壁に掛けられたメニューは木製の札。五郎さんが驚いた「下水湯」(砂ギモスープ)もちゃんとありました!



 お値段も非常にリーズナブルですね。



 壁には五郎さんと店長さんの写真が展示されていました。おや、松重豊さんの私服姿も写っていますね。


    
 「孤独のグルメ」原作者の久住さんと、久住さんのバンド仲間の方々のポスターもサイン入りで貼ってありました。久住さんたちは後日また、この店を訪れて食事をしたようです。



 我々もお店で軽く食事を取ることにしました。お店の方は、我々が日本人だとわかると、すごく親切にしてくださいました。で、チョイスしたのは屋号にもなっている魯肉飯を含んだこの4品。



 魚丸湯(つみれのスープ)。さっぱりとしたお味です。



 こちらは滷豆腐(煮込み豆腐)。中まで味がしみ込んでいておいしかったです。



 「孤独のグルメ」で五郎さんが挑戦した下水湯ももちろん注文しました。面白かったのは、このスープを店長さんが「げすい~」と日本語で言いながら運んできたんです。思わず笑っちゃいました。砂ギモは歯ごたえがよく、針ショウガがきいてスープがとっても美味しかったです。


    
 ところで、番組では五郎さんがこの下水湯に唐辛子ダレをちょっと入れて飲んでいましたが・・・実はこれは自家製の激辛ダレ。本当は砂ギモをちょっとタレにつけて食べるのであって、スープにドバっと入れたら強烈に辛くて涙が出ます。日本人のお客さんが五郎さんの真似をしないように、お店の人がこんな日本語の注意書きを用意していました。
 ちなみに激辛唐辛子ダレは写真の左で、右は甘じょっぱいタレです。辛いのが苦手な方は、この甘じょっぱい方のタレをご利用ください。


    
 お店のメニューを作り出しているのは、店頭の屋台。日本人のお客さんが増えたからなのか、別れ際に店長さんが日本語で「また来てください!」と言ってくれました。とっても感じのいいお店だったので、ここに推薦いたします。

原味魯肉飯:台北市永昌街19號(永楽市場の北隣)

五郎さんが行ったお店 その1

2017-01-03 20:31:24 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 台北市廸化街の一角、永楽市場のすぐ隣のエリアはB級グルメがたくさん!!だからいつも雑然としていて、人が入れ替わり立ち替わりと、目まぐるしい雰囲気。
 こちら「永樂担仔麵」も台湾B級グルメが味わえるお店。なんてことないこのお店、近頃とっても人気があるんです。それもそのはず、「孤独のグルメ」という番組で、松重豊さん扮する五郎さんがこの店で食事をしたからなんです。それまでは、この隣の隣にある揚げサワラ麺の店がダントツ人気だったのですが、今や人気を二分するほどに!!



 お店の中に入ってみるとこんな感じです。台湾によくあるリーズナブルな食堂なんですが・・・・・


    
 よく見ると、壁に貼ってあるじゃないですか!松重さんの写真が!「孤独のグルメ」原作者の久住さんも写ってますね。ちなみに台湾では「孤独のグルメ」は「美食不孤単」といいます。



 このテレビ番組の影響で、最近では日本からのお客さんも多く、私が行った時も何人か日本人が来ていました。そして、メニューも日本語で紹介されていますよ~。



 日本人だとわかると、お店の人がこんなメニューを持ってきてくれます。番組の中で五郎さんが食べていた鶏肉飯と、野菜や揚げ豆腐、煮玉子などの盛り合わせは「五郎特餐」として売り出し中。



 というわけで、五郎特餐を含む4品を注文しました。



 小さいお碗に入った鶏肉飯。タレが下のほうに沈んでいるので、よくかき混ぜて食べるのがグー!おいしいです!


    
 五郎さん絶賛の盛り合わせ。野菜は白菜と大陸妹(レタスに似たシャキシャキとした食感の葉物野菜)。三角の厚揚げと、程よく味が染みた煮玉子、そして茹で豚肉がコンパクトにまとまった一皿です。



 担仔麵はハズレがありませんねえ。鉄板メニューです。



 魯肉飯も間違いないっ!!

 リアル「孤独のグルメ」に是非どうぞ。

永樂担仔麵:台北市南京西路233巷20號(永楽市場のすぐ隣)
      営業時間は11:30~20:00(午前11時半までは別のお店がお粥屋さんとして営業していますので要注意)

老舗「楊記」のかき氷

2017-01-02 21:04:25 | 飲食五花八門

 台湾のガイドブックをめくると、必ず載っているであろう老舗のかき氷屋さん「楊記」です。久しぶりに訪れてみると、以前よりちょっときれいになっていました!



 お店の雰囲気はかわりませんが・・・・・



 なんだか壁がきれいになりましたね。



 メニューも壁にきちんと印刷されています。



 ところで、「楊記」の看板メニューをご存知でしょうか。日本では馴染みがないと思いますが、トウモロコシの粒粒がどばーっと入っているトウモロコシクリームがかかったかき氷なのです。気持ち悪いと言って敬遠する日本人のお客さんもいますが、是非物は試しでトライしてみてください。


    
 日本の各種雑誌も取材に来るほどで、その記事が壁に貼り付けてありました。女優の蒼井優さんもここに来たとか。



 冬場は「紅豆湯(おしるこ)」などのあったかスイーツもありますが、何故かこの冬は暖かい台湾。あったかスイーツよりもかき氷を求めてしまいがち。



 トッピングはこのカウンターで注文します。



 今回は、アズキかき氷を注文しました。トッピングは芋圓(イモだんご)。



 以上、暖かい冬の台北でした~。

楊記:台北市漢口街二段38号