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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

バービー人形の館

2010-06-29 22:31:35 | お勧めスポット
 台北縣泰山にバービー人形の館があると聞き、バスに乗って行ってきました!


       
 918のバスに乗り、自宅のある新店市から泰山へ。乗車時間は45分ほど。意外と早く泰山に着きました。泰山分駐所というバス停で下りると、マクドナルドの手前に奥の建物へと伸びる道がありました。その道を歩き階段を上ると、立派な建物が・・・・


       
 看板がありましたから、ここに間違いありません。「ようこそ、泰山娃娃産業文化館へ!4階へどうぞ」と書いてありますから、行ってみましょうか。


             
 ここが正面玄関です。おや、ここって泰山郷地方文化生活館なんですね。日曜日だったので、大勢の人で賑わっているだろうと思ったら・・・・


       
 建物のすぐ手前にある公園には誰もおらず・・・・たくさんの遊具があるのに、子どもは一人もいないのはちょっと寂しいかな。娘が一人で代表して滑り台を滑りました。

 4階に行くと、確かにそこはバービー人形の展示室になっていました。残念ながら写真撮影は禁止というわけで、バービーの写真は撮れなかったのですが、こちらのサイトで紹介していますので、是非ご覧ください。
 サイトに載っているように、昔のバービーから現代のバービーまでありとあらゆるバービーが並んでいました。チャイナドレスを着たバービー、軍服を着たバービー、台湾らしく台湾原住民の衣装をまとったバービーなど、様々な衣装に身を包んだバービーがお出迎え。
 しかし、お客さんは私達だけ。バービー人形の館があまり宣伝されていないのではないかと思いました。それで訪れる人も少ないのかなあ。
 そんなわけで、係の人が我々につきっきりで説明してくださいました。恐縮至極です。その係の方もバービー人形の衣装を作っているとのことで、そういう衣装作り仲間が順番でボランティアとしてこの人形館の受付をやっているのだとか。
 更に泰山郷では高校に被服科を設けている学校もあり、その実習でバービーの衣装を作っているんだそうです。展示室には高校生の作品を身につけたバービーもいました。
 人形工場がある泰山ならではの活動ですね。


       
 バービー人形の館はここだけではありませんでした。泰山郷地方文化生活館から少し離れた場所に美寧工房というバービーの衣装工房があります。ここにもバービーさんが展示されているというので行ってみました。


             
 工房内には写真撮影スペースもあって、お姫様が着るようなロングドレスをまとったつもりになって、はい、パチリ!

 しかし、ガラスケースに陳列してあるバービーは写真撮影禁止!ということでここも残念ながらバービーを撮ることはできませんでした。
 この工房で展示されていたのは、台湾の歴代ファーストレディをモデルにしたバービーコーナーでした。これがなかなか興味深かったです。蒋介石夫人の宋美齢から現在の総統馬英九夫人まであり、各奥様ごとに十数体のバービーが展示されていました。

 宋美齢は華やかで中国服を中心にしたデザイン、蒋経国夫人はロシア人なのでロシアの服装をイメージした衣装、李登輝夫人は日本統治時代に育ち、日本語も堪能なことから和服をイメージしたデザイン、陳水扁夫人は大切に育てられた一人娘ということで豪華な衣装が多かったです。車椅子に座っているバービーが2体ありました。最後に馬英九夫人はいつもジーンズで、質素な服装というイメージがあるからでしょう、ジーンズ生地の服を着ているバービーが多かったです。


       
ここではバービー人形の服を自分で作れます。そんなわけで娘もDIYに挑戦!子どもでもできるようにフェルト生地のセットが売っていて、それを購入しました。娘が選んだのは台湾原住民アミ族の衣装。係員のおば様に教えてもらいながら、フェルトにテープを貼っていきました。


       
       
 ペタペタチョキチョキ楽しく遊びながら、


       
 は~い、バービーの衣装が出来上がり~!娘は大喜び!

泰山娃娃産業文化館:台北県泰山郷楓江路26巷26号4階 毎週月曜日、国定休日

美寧工坊:台北県泰山郷辭修路10-6号 開放時間:8:30~18:30 休業日:毎週月曜日

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新営鉄道文化園区

2010-06-23 23:15:02 | お勧めスポット
 台南縣新営市の新営駅の少し南側に、「新営鉄道文化園区」というスポットがあると聞き行ってみました。ここでも“五分車”というサトウキビ列車に乗れるらしいんです!


       
 鉄道園区の事務所で五分車の出発時刻を確かめると、まだ時間がありました。それで園内をぐるっと散歩してみることに。


       
 外には蒸気機関車が展示してありました。もう今では使われなくなったものとは言え、立派な姿形です。


       
 ディーゼル君もありました!その昔、先頭に立って五分車を牽引していたんでしょうね。


             
 他にもいろいろな物が展示されていました。五分車のホームにはこんな物が。昔使われていたポイント切り替え??


       
 これは昔の鉄道員さん達が使っていた道具ですね。カンテラなんかもありました。


             
 でもって、これは鉄道員の制服。夏服、冬服、合い服でしょうか。


             
 これは・・・・連絡用の電話なんでしょうが・・・・どういうふうに使っていたのかな?


       
 こちらは台車の連結器だそうです。えらい年季が入っていますね。


       
 鉄道園区には古い列車や台車と新しい列車や台車が混在していました。


       
 さて、そろそろ五分車の出発時間です~!お客さんは皆五分車の車輌に乗り込みました。新営駅から八翁駅まで約20分ほどの道のりです。前の車輌にガイドさんが乗り込み、いざ出発進行~!!ポーッポーッ!汽笛が鳴ってGO~!


       
 五分車は新営の町の中を走っていきます。一般道と平行して走るので、民家の軒先をかすめて通ったり、畑の近くを通り過ぎたりして、変化に富んだ風景を楽しめます。


       
 五分車の線路は2本あるので、対向車とすれ違います。お互い手を振り合いながら列車の旅を楽しめます。


       
 またこの観光五分車は一般道を何か所か渡るので、その箇所には踏切が設けられています。ですから五分車が通る時には遮断機がおり、道路を走る車やバイクは止められてしまいます。それでも踏み切り待ちをしているドライバーは嫌な顔をせず、こうやって手を振ってくれます。わあああ、新営の人って親切なんだ~。


       
 八翁駅に着くと、お客さんはここで全員下ろされます。ここは八翁牧場になっていて、牛や馬などが草を食んでいます。が、牧場よりも目を引いたのは何気なく止めてある電車の車輌でした。なんでこんな所に止めてあるんだろう・・・・?と思ったら、なんとこれはレストランだったんです!車輌の外のテラス席でも食事がいただけますが・・・


       
 中でもこのように食事ができます。オリジナル鍋のほか、お弁当もいただけますよ~。

新営鉄道文化園区:
 台南縣新営市中興路42号 (06)632-4570
 土曜、日曜の五分車出発時間は 9:00,10:00,11:00,12:00,
 13:00,14:00,15:00,16:00

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八田さんに会いに行く

2010-06-17 22:46:10 | お勧めスポット
 台南縣の烏山頭ダムに行ってきました。このダムを訪れたのにはわけがありました。ダムを造ったのは日本人技師の八田与一という人物。「日本人なら一度見に行ってみなさい」と前から台湾の知人に言われていたので、台南を訪れたのを機会に行ってみたというわけです。

 烏山頭ダムは予想以上に広くびっくり!「烏山頭ダム風景区」という大きな公園になっていました。入り口を入って更に仰天!園内の移動は徒歩ではとても無理だなと言うくらいの広さだったのです。それで、バイクを降りずに乗ったまま園内に入っていきました。


             
 ダムとはいうものの、こーんなものまで建っていました。これって北京にある天壇じゃないですか??本物そっくり!


       
 ダムは確かに大きく、青い水を満々とたたえていました。お天気が良かったので水面が反射して眩しいくらい。まるで大きな湖のようです。遊覧船も運航しているとのことですから、ホント観光地の湖っていう感じです。


       
 このダムの向かい側に八田与一さんの銅像があると聞き探してみました。
 ところで、八田与一さんというのはどういう人なのでしょうか。日本に住む日本人にはほとんど知られていないのですが、台湾では知らぬ人がいないほど有名人なのです。詳しくはこちらのホームページを参考にしてください。 小高くなった丘のような場所に、ありました、ありました、八田さんの銅像!


       
 右手を頭に当てているポーズは八田氏が考え事をしている時のクセだったそうです。パンフレットによると「烏山頭ダムを設計し、ダムの建設を監督した八田技師の偉大な功績をたたえ、後世に伝えるべく建造された」銅像なんだそうです。  
 私達が訪れた時には銅像のすぐそばに花束が添えてありました。


       
 銅像が建っている場所からはダムが一望できます。八田氏がいつでもダムを眺めていられるようにという配慮でこの場所に建てられたそうです。


        
 銅像のすぐ近くには八田夫妻のお墓もありました。日本のお墓なら字を赤く染めることはありませんが、台湾なので中華風に赤く染めているとのことです。


       
 園内には「八田技師記念室」という資料館もあります。ここもちょっと覗いてみました。


       
 資料館には八田氏に関する資料や、烏山頭ダム建設当時の写真など貴重な資料が展示してあります。
 これは土木遺産認定書。“当時のアジア最大のダムで潅漑により嘉南平野を一大穀倉地帯に変貌させる貢献をされました”と書いてあります。


       
 八田氏についても記述がありました。
“1886年日本の石川県に生まれる。1910年、東京帝国大学土木学科を卒業、1920年9月から1930年3月までおよそ10年にわたり、嘉南地帯の潅漑工事の調査をし、企画、設計、建設を行い、見事烏山頭ダムおよび潅漑システムを完成させた。嘉南地域の人々に大きな貢献を果たした記念として、1931年に銅像を建てた”
というようなことが書いてあります。


       
 八田氏のご家族の写真もありました。10人家族だったのですね!


             
 当時のダム工事の様子を写した写真もありました。これだけ規模の大きいダムですから、完成までの道のりは大変だったと思います。

烏山頭ダム:台南縣官田郷嘉南村68-2号

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烏樹林五分車だー!

2010-06-10 22:36:59 | お勧めスポット
 台南縣後壁郷烏樹林に、その昔「台糖」がサトウキビを運び出すのに使っていた列車、五分車が観光用に開放されていると聞き、行ってきました。


       
 烏樹林の五分車乗り場は「休園区」になっていました。我々は始発の9時30分発の五分車に乗るため急いで行ったのですが、ギリギリ間に合い乗せてもらうことができました。ああ、セーフだった、ラッキー!


       
 以前使われていたであろう列車が線路の脇でお休み中。


       
 と、突然向かい側から蒸気機関車が現れました。この機関車はお次の10時半発の五分車の先頭になりますので、スタンバイっていうわけでしょう、駅に入ってきました。


       
 さ~て、いよいよ出発です!一番前の車輌にはガイドさんがマイクを持って乗り込み、お客さんにユーモアたっぷりな説明をします。
「では出発しますよ、皆さんカウントダウンしてください!5,4,3,2,1しゅっぱ~つ!!」
とみんなに号令をかけ、五分車は走り始めました。


       
 この五分車という名前は、狭い線路を走る列車という意味のようです。一般列車が走る線路の幅の半分、つまり五分、五分刈りの五分ですね、半分の幅の列車です、ということ。
 車輌内はかなり広く、また五分車もゆっくりガタガタと進むので、のんびりした列車の旅が楽しめます。


       
       
 流れる景色は癒しの風景です。というのも、ここ烏樹林の五分車は広い植物園のような場所を走っているんです。このように台湾特有のサトウキビや、赤いお花や・・・・


       
 名前は聞き逃してしまいましたが、きれいに植えられた植物の脇をガタゴトガタゴトと走ります。実にいい気持ち。


       
 途中で一般道を渡るのですが、その時には遮断機が下りて通る車やバイクを通せんぼ。観光列車優先になります。皆さん、お急ぎのところスミマセ~ン。


       
 やがてゆっくり五分車は停車しました。どうやら駅に到着した様子。と、そこは観光用の駅でした。ソーセージ、ジュース、お菓子、ゆでトウモロコシ、果物、玩具まで!いろんなものが販売されていました。10分ほどここで休憩してから再び出発。また来た道を戻ります。往復約50分ののどかな五分車の旅~!!


       
 烏樹林駅に戻ると、次に出発する五分車がホームでスタンバイしていました。先頭車両は先ほどの蒸気機関車です。煙が少し上がっています。そろそろ出発でしょうか。


       
 さあ、出発です。カウントダウンが1まできた次の瞬間、汽笛が鳴って煙が勢いよくてっぺんからはき出されました。


       
 行ってらっしゃ~い!皆さんよい旅を~!!!!

台鐵烏樹林休園区:台南縣後壁郷烏樹林村184号
          営業時間 9:00~17:00

中文のホームページはこちら

五分車の出発時間は
平日 :10:00,14:30
土日祝:9:30,10:30,11:30,12:30,13:30,14:30,
    15:30,16:30(10:30発の先頭列車は蒸気機関車)

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奇観!台南縣の「水火同源」!

2010-06-04 22:55:07 | お勧めスポット
 台南縣白河鎮に奇観スポットがあります。それを見てきました!


       
 關仔嶺温泉から南へ延びる175号線を途中で西に折れると、南96号線の道路となります。この道を進んでいくと、ありました、ありました、「水火同源」!


       
 岩山の下にある池から火が燃えだしているのが見えます。水と火が同時に存在する、何とも不思議な光景が目の前に!!


       
 説明によりますと、ここは特殊な地質になっており、岩壁の下から天然ガスが噴き出しているんだそうです。そのガスに火をつけてから、火は消えることなく燃え続けているんだとか。同じ岩壁からは泉も湧いているため、こういう面白い光景が見られるんですね。


       
 日本語による説明もありました。これによると、1701年にこの奇観が発見されたと書いてあります。発見されるよりも前から天然ガスが出ていたんでしょうから、歴史ある景観なんですね。


       
 間近で見ると、なかなか迫力があります。ホント、水の中に火有り、火の中に水有りという不思議な眺めです。


       
 「水火同源」の手前には臘腸樹(ソーセージの木)がありました。大きな豆のさやみたいなのがブランブランぶら下がっていて、ちょっと重そう・・・・

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