
台北市の龍山寺の近くに昔の町並みを復活させたエリアがあります。以前の萬華の老街を再現させた通りがあり、その並びには当時の萬華の歴史資料館が建っています。当時は「萬華」ではなくて、「剥皮寮」と呼ばれていたそうです。

このレンガ造りの建物が萬華の歴史資料館「台北市郷土教育中心」です。

建物の脇の歩道にもレンガと、同系色の敷石が用いられていて、レトロな味わい。じゃ、ちょっと中に入ってみましょう~。

おや、小さな帆掛け船が展示してありますね。この船は昔、萬華沿いに流れていた淡水河を行き来していた船の模型だそうです。

お隣の部屋にはこんな古~いラジオがありました。当時はラジオを聞きながらお茶してたんでしょうか。

人力車も展示されていました。実際に使われていたものなんでしょう、ずいぶん年季が感じられました。

館内には各種資料も展示されています。この地図は台湾の古いお寺の場所を示しています。

こんな写真撮影コーナーもあって楽しいですね!

布袋戯の舞台装置もありました。お客さんが自由に人形を操って遊べるようになっていました。

日本統治時代の教育に関する資料も興味深かったです。当時使われていた鐘も展示されていました。

当時の医療関係の資料もありました。これは当時の証明書でしょうか。日本語で書かれています。“右第一期種痘ヲ完了シタルコトヲ證ス”ですって。

「台北市郷土教育中心」の西隣には剥皮寮の歴史街区(歴史的町並み)ができています。当時の町並みを再現させていて、とっても興味深いですね。
その一角に人だかりのできているコーナーがありました。建物の中は広そうです。ちょっと入ってみましょうか。

なんだかレトロなお宅っていう感じですね。お客さん達はしきりに写真を撮っていますが、ここはいったい・・・・

実は今年のお正月に台湾で公開された「艋舺」という青春やくざ映画のロケ地だったのです!この建物は映画のセット!!というわけで映画に関する道具や小物が展示されているのでした!
上の写真は祭壇と、俳優さん達が身につけていた衣装!台湾映画ファンは必見ですよ!

で、こちらがテーブル。上に並べてあるのは台湾のカードゲームです。

歴史的町並みもぶらっと見てみました。昔はこの通り沿いにたくさんのお店があって賑わっていたようですね。勿論、今は模型だけで、実際に商売しているお店はないのですが。

ん?ここは何のお店?「愛仕」ってなあんだ?このハートマークがなんだか悩ましい??入ってみると、床屋さん風でしたが・・・・

MRTの駅からも近いので、機会がありましたら「台北市郷土教育中心」と再現された昔の萬華の町並みを見に行ってみてください~!!
今でも萬華には古い建物が残っていて、レトロな気分が味わえまーす!
台北市郷土教育中心:台北市廣州街101号 TEL(02)2336-1704
MRT龍山寺駅(和平路西出口)から徒歩5分
