ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

昔の萬華に出逢えるスポット

2010-09-30 22:42:07 | お勧めスポット
       
 台北市の龍山寺の近くに昔の町並みを復活させたエリアがあります。以前の萬華の老街を再現させた通りがあり、その並びには当時の萬華の歴史資料館が建っています。当時は「萬華」ではなくて、「剥皮寮」と呼ばれていたそうです。


       
 このレンガ造りの建物が萬華の歴史資料館「台北市郷土教育中心」です。


       
 建物の脇の歩道にもレンガと、同系色の敷石が用いられていて、レトロな味わい。じゃ、ちょっと中に入ってみましょう~。


       
 おや、小さな帆掛け船が展示してありますね。この船は昔、萬華沿いに流れていた淡水河を行き来していた船の模型だそうです。


       
 お隣の部屋にはこんな古~いラジオがありました。当時はラジオを聞きながらお茶してたんでしょうか。


       
 人力車も展示されていました。実際に使われていたものなんでしょう、ずいぶん年季が感じられました。


       
 館内には各種資料も展示されています。この地図は台湾の古いお寺の場所を示しています。


       
 こんな写真撮影コーナーもあって楽しいですね!


       
 布袋戯の舞台装置もありました。お客さんが自由に人形を操って遊べるようになっていました。


       
 日本統治時代の教育に関する資料も興味深かったです。当時使われていた鐘も展示されていました。


             
 当時の医療関係の資料もありました。これは当時の証明書でしょうか。日本語で書かれています。“右第一期種痘ヲ完了シタルコトヲ證ス”ですって。


       
 「台北市郷土教育中心」の西隣には剥皮寮の歴史街区(歴史的町並み)ができています。当時の町並みを再現させていて、とっても興味深いですね。
 その一角に人だかりのできているコーナーがありました。建物の中は広そうです。ちょっと入ってみましょうか。


       
 なんだかレトロなお宅っていう感じですね。お客さん達はしきりに写真を撮っていますが、ここはいったい・・・・


       
 実は今年のお正月に台湾で公開された「艋舺」という青春やくざ映画のロケ地だったのです!この建物は映画のセット!!というわけで映画に関する道具や小物が展示されているのでした!
上の写真は祭壇と、俳優さん達が身につけていた衣装!台湾映画ファンは必見ですよ!


       
 で、こちらがテーブル。上に並べてあるのは台湾のカードゲームです。  


       
 歴史的町並みもぶらっと見てみました。昔はこの通り沿いにたくさんのお店があって賑わっていたようですね。勿論、今は模型だけで、実際に商売しているお店はないのですが。


             
 ん?ここは何のお店?「愛仕」ってなあんだ?このハートマークがなんだか悩ましい??入ってみると、床屋さん風でしたが・・・・


       
 MRTの駅からも近いので、機会がありましたら「台北市郷土教育中心」と再現された昔の萬華の町並みを見に行ってみてください~!!
 今でも萬華には古い建物が残っていて、レトロな気分が味わえまーす!

台北市郷土教育中心:台北市廣州街101号  TEL(02)2336-1704
          MRT龍山寺駅(和平路西出口)から徒歩5分

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ 

碧逸会館の個室温泉

2010-09-21 23:47:20 | 温泉
       
 台北縣新店市の温泉会館「碧逸会館」に行ってきました!


       
 新烏路から左に折れる道を行くと碧逸会館に着きます。温泉施設は四方を山に囲まれたいいロケーションにぽつねんと建っています。


       
 ここは個室風呂専用の施設です。こういう“湯屋”に案内されました。


       
 大きな蛇口からお湯がたっぷり流れます。湯船に満タンにお湯を張り、ゆっくり体を沈めて温まりました。


       
 サービスにお茶を持ってきてくれますよ~。この日のお茶は「香葉」のお茶。ちょっと柑橘系の香りのするお茶でした。ふやけそうになったらお湯から出てお茶を飲み、また体を冷ましてお湯に入る、というのを繰り返します。


       
       
 お風呂もいいですが、外の景色もとってもいいのがここの魅力!庭の前には緑の山とゆったりと流れる川。


       
 テラス席から美しい山を眺めながらお茶するのもいいですよ!


       
 碧逸会館:台北縣新烏路三段寶島巷11号
      精緻湯屋 平日1時間300元  休日1時間450元
      豪華湯屋 平日1時間400元  休日1時間550元
      宿泊用個室もあります。
      ホームページはこちらhttp://lavilla.com.tw/ (中文です)

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ

スターフルーツとったどぉ~!

2010-09-18 00:13:50 | お勧めスポット
       
 果物天国台湾!台湾各地には果物農園がたくさんありますが、今回は彰化縣の花壇郷にある果物農園を訪れました!
 目指す農園は74号線沿いにあります。湾福路という道を走っていくと・・・・


       
 農園のゲートがありました。ここは楊桃、つまりスターフルーツの農園なんです!


              
 さっそくスターフルーツの果樹園に案内していただきました!おっ!たわわに実っていますね!


       
 スターフルーツは一つ一つ丁寧に袋がかぶせてあります。


       
 山全体にスターフルーツの木が植えられているんですねえ。


       
       
 ご主人に今ちょうど食べ頃の実がある場所へ連れて行っていただきました。ここです。


       
 一つ袋を外していただきました。さあ、これをどうぞ!


             
 よ~し!もぐぞぉ~!よいしょ、よいしょ!背伸びをして・・・・


       
 やった~!スターフルーツ、ゲットしました~!嬉しい~~!!


       
農園の奥さんにカッとしたスターフルーツをいただきました。もぎたてのみずみずしいスターフルーツはジューシーで、とっても美味しかったです!果肉の上にかかっている黒っぽい粉は梅味の粉です。台湾ではこの甘酸っぱい梅の粉を果物にかけていただくことがあります。
 本当はお皿に山盛りのスターフルーツだったのですが、だいぶ食べてから写真を撮ったのでちょっと寂しくなっちゃいました・・・


       
 この農園ではスターフルーツがお値打ち価格で販売されていました。ご主人のお話ではスターフルーツも今では品種が2種類あるおすです。薄い黄色のものは甘みがやや薄目だけど長持ちするし、もう一つオレンジ色の果肉のものは甘みが強いのですが軟らかいので傷みやすいとのこと。
 スターフルーツは1年を通じて台湾の果物屋さんで見かけますが、7月8月以外はおいしく食べられるそうです。真夏は旬じゃないってことですね。
 私達もお土産に7,8個スターフルーツを買って帰りました。


             
 ここにはスターフルーツ以外にもいろんな果樹がありました。桑の木には桑の実がなっていました。


             
 リュウガンの大きな木もありました。

 スターフルーツ狩りをするなら、この農園を訪れてみてください。

 廖昌國楊桃園:彰化縣花壇郷東村湾福路189巷8号 (04)786-8584

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ

廃線上のカフェ

2010-09-13 23:58:13 | レストラン、喫茶店、茶芸館
       
 彰化縣の田中という町にやってきました!まずは駅前から散策開始です。田中の駅は何故か駅舎が二つ。どうして?


       
 この町にも老街がありました。レンガ造りのレトロな建物が並んだ姿はいいですね。


             
 この建物もレトロです。店舗のようですが、昔から商売を営んでいたのでしょう、女兒牆と言われる屋根の部分の彫刻がそれを示しています。


       
 さて、駅の南の方に続く道をまっすぐ行くと、蔦の絡まる門構えが見えてきました。いったいここは何でしょう?


             
 看板には「石頭魚室内設計」と書いてあります。設計事務所ってことは会社でしょうか?それともインテリアコーディネイトのお店?


       
 おや、確かに屋号通り、垣根には石でできた魚の飾りがありますね。


             
 門をくぐって中に入ってみると、ドアの前にはこんな木札がありました。ここには「彰化縣農会田中肥料配合厰」と書いてあります。古そうな木札ですが・・・・・


       
 中のお宅もかなり古めかしい木造建築です。だけど、お庭は綺麗に整備されていて、鉢植えもたくさんあります。ここはいったい????


       
 はい、実はここはレストランなのでした!レトロ感いっぱいの白黒写真が飾ってありますが、なんとも雰囲気のいいお店です。


       
 飾り棚には本や、陶器の湯飲みなども飾ってあります。古書や詩を書いた色紙なんかもありますね。


       
 私達もここで軽くランチをいただくことにしましたが、テーブルについてびっくり!テーブルにはめ込まれたガラスの下には小石がいっぱい!これっていったい何でしょう?


       
 実はここ、昔は穀物倉庫だった建物を改装したレストランだったのです。それを手がけたのがインテリアコーディネイトのお仕事をしている方々でした。
 そして、この場所は穀物や砂糖などを運んでいた貨車が通っていた線路上にあります。今は廃線となったこの線路も上手にお店のインテリアとして活かしているのがなんともニクいですね。


       
 ほら!線路上はテラス席になっていたりします!というわけで、先ほどのテーブルの小石も、線路の砂利を活用したんですね!


       
 お店の敷地はこのようにグリーンで美しくコーディネイトされています。


       
 線路沿いにはお花畑もあって美しくコーディネイト!眺めていると心和みます。 


             
 木製のベンチには立派な硯が置いてありました。硯はお隣の町、二水の名産品です。郷土の芸術を展示してあるんでしょう。


       
 お庭を眺めていたらランチが登場しました。海鮮スパゲティーと、


       
 グラタンをいただきました。正直、食事のほうはそこそこというお味でしたから、このお店を利用するのはティータイムにした方がいいようです。だけど、このお店の内装やお庭は一見の価値がありますよ~!

石頭魚鐵道珈琲館 : 彰化縣田中鎮興工路  TEL(04)875-6849 火曜定休

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ

お花でいっぱい田尾の町

2010-09-08 23:03:37 | 町を訪ねて
       
 彰化縣の田尾という町にやってきました!聞くところによると田尾はお花が咲き乱れ、その花を見ながらサイクリングができるという、いかにもレクリエーション的な活動ができる町だとか。しかし!しかしですよ!実際田尾に着いてみて本当に本当にびっくりしました!田尾の町の実態は私達の予想をはるかに上回る素晴らしさだったのです!

 町には公路花道というエリアがありました。そのエリア内には花、植木、盆栽などの緑が溢れ、心和むロケーション!


       
 けれど、もっと凄いのはこの町のほぼ全体が花市になっていることでした。この町を訪れた人という人は町で貸し出しされている幌付きの自転車に乗って、公路花道を走りながら各花市を見て回る仕組みになっているんです!


       
       
 このアイデア、ナイスだと思いました。貸し自転車は普通の自転車もありますが、主に2人乗り、3人乗り、4人乗りの幌付きのもので、中には面白い形をした自転車もありました。自転車の後ろにはかごがついていて、お気に入りの花や植木を買ったらそこに入れるようになっているのです。


       
 町にはこのような幌付き自転車の貸し出し店が何店舗かありました。ほ~ら、すごい数の幌付き自転車でしょう!


       
 私達も一台借りて町を走ってみることにしました。


       
 子どもを後ろに乗せ、親二人が前に乗り、必死にこぎこぎします~。


       
       
 町はたくさんの花屋さん、植木屋さんで溢れていました。


       
       
 気に入ったお店に立ち寄って、お花を眺めてみます。


             
 田尾の町を走ってみましょう!という看板もありました。マイカーでこの町に来たお客さんはたくさんお花を買っていました。


       
 これも売り物なんですよ。道沿いの並木ではありません~。


       
 こちらも植木屋さんですね。お客さんが熱心に植木を見ていました。


       
 町には素敵なカフェもありました。お花や鉢植え、植木で飾ったお庭がご自慢のカフェに入ってちょっと休憩。


       
 テラス席でお庭を眺めながら、ワッフルとフルーツティーをいただきました。

 町ごと花市にしちゃうっていう田尾の町のシステムって活性化にもなるし、お客さんも喜ぶし、素晴らしい町興しじゃないですか!観光客の心をくすぐるこういう町作りっていいじゃないですか!
 台湾だけじゃなく、日本でも寂れちゃった町やシャッタータウンになった町は田尾のこういう試みを参考にして、いいアイデアを考え出してほしいなあ、なんて思っちゃいました。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ

渓湖糖廠

2010-09-02 22:29:21 | お勧めスポット
       
 彰化縣渓湖縣に行ってきました~!ここでは「渓湖糖廠」を訪れました。

 渓湖糖廠はかつて砂糖を生産していた工場で、砂糖作りに欠かせない原料のサトウキビを運搬していた列車、五分車も活躍していました。今ではすっかり観光地となり、五分車もサトウキビではなく観光客を乗せて走っています。


 
 お!ありました、ありました、蒸気機関車!


       
 煙を吐きながら走る姿は鉄道ファンにはたまらないでしょうね~。


       
       
 さて、五分車ですが、やはりガイドさんが一緒に乗り込んで解説してもらいながら出発進行~!!のどかな列車の旅です。


       
 五分車は一般道も横切っちゃいます。その間通行中の車は遮断機の後ろで待っています。


       
 五分車を引っ張るのはこのディーゼル。年季が入った感じがしますね。


       
       
 20分ほど走ったら駅に着きます。駅といってもここは観光用。いろいろな食べ物屋飲み物を売っていました。


       
 中でも人気があったのはこのゆでトウモロコシ!見た目は普通のトウモロコシなのですが、食べてみるとモチモチしていて美味しかったです!


       
 五分車は出発時間によって先頭が蒸気機関車の時もあります。汽笛を鳴らし、煙を吐きながら、さあ、いってきま~す!


       
       
 工場跡には、当時砂糖の生産に使われていたシステム、機械などが展示されていました。  


       
 工場というと機械ばっかりあってお堅いイメージがありますが、コスモスの花が咲くのどかな敷地。


             
 ところで「糖廠」というと、アイスクリームが必ず売ってるんですが、こちら渓湖糖廠のオリジナルアイスクリームはこちら。蓋に蒸気機関車が描かれていますね。


       
 そしてここ渓湖糖廠では、もう一箇所の売店で渓湖糖廠だけの特別なアイスクリームも販売されていました。いろんなトッピングのあるアイスが数種類あるのですが、「明月冰」というのを買ってみました。バニラアイスにレーズン、ナッツ、卵黄が入ったものでした。お味は・・・・・・うーん、やっぱり生卵は冷たいアイスと混じると固まっちゃうから、あんまり合わないかも・・・・
 だけど、食のチャレンジャー精神には敬服いたしました。

 渓湖糖廠で五分車に乗ってアイスを食べ、楽しいひとときを過ごすのも悪くないなあ、と感じたごごでした。

渓湖糖廠:彰化縣渓湖鎮彰水路二段762号
     営業は8:00~17:00

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ