ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

大唐温泉物語

2011-09-28 21:48:03 | 温泉

 新北市八里にある八仙樂園の中に「大唐温泉物語」という温泉施設があります。そこへ行ってきましたー!
 この門をくぐると入り口となります。



 受付で入場料金を支払い、ロッカーの鍵を受け取ります。靴を脱いだらこちらのカウンターへ。ここで好きな浴衣を選んでそれを受け取り、ビニールのかばんに入ったタオルセットももらいます。
 なんだか日本のどこかの温泉施設に酷似しているシステムですね。



 ロッカールームで着替えたらこの広場に出ます。



 こちらのドアを開けると露天温泉につながります。「大唐温泉物語」というだけあって、昔の中国の壁画が描かれていますね。


 
 でもその前に、ちょっとトイレに行っておきましょうか。トイレの手洗い場はこんなふうに日本風になっていました。 



 さ~て、いよいよ温泉です~。入口に近い温泉はややぬるめの設定。広い岩風呂ですね。



 そのお隣は、ひえぇぇぇぇぇ~、冷た~い!それもそのはず、25度ですよ。水風呂に近い感じでした。



 こちらのお風呂は33度とずいぶんぬるいのですが、おや!お湯の中に何かいます!おっとこれはドクターフィッシュっていう足湯の魚さん達がたくさん!



 ほーら、こうやって足を浸けると魚がいっぱい寄って来ます!うひゃひゃぁ~、くすぐったーい!!


  
 もう一つ、40度以上の熱いお風呂もありますよ!



 奥の方のエリアにはまた違ったお風呂がありました。ほ~ら、紫色のお風呂と水色のお風呂!紫色のはラベンダーの湯で、水色のはミントの湯。



 こっちは赤いお湯と黄色いお湯です。赤いのはローズ風呂で、黄色いのはショウガ湯でした。



 まだありますよ~!こんな緑色のお湯も!ハーブのお風呂です。



 SPAコーナーもありました。広い造りになっていて、打たせ湯やジャグジー、泡風呂などが楽しめます。



 お風呂を楽しんだ後は浴衣に着替えて施設内をぶらぶらするのもよし。



 お土産も各種販売しています。おやつやおつまみ類も充実していました。



 この広間は食事スペース。テーブルの上に置いてあるメニューの中から食べ物を選んで係りの人に注文します。



 右奥には喫茶コーナーも。飲み物やデザートがほしい場合はこちらへ。



 更に奥にはゲームセンターもありました。昔懐かしい輪投げや、くじ引き遊びなどもできますよ~。



 浴衣や下駄も販売されています。



 もっと奥には映画上映も!モノクロの昔の映画が見られて、まさに唐代の気分?



 これはチェス!?だけどコマは中華風ですね。

 お風呂に入って、食事もして、ゲームなどで遊んで、一日中ここで遊べるシステムになっていますから、朝から来られることをお勧めします。
 東京の「大江戸温泉物語」ほとんど同じようなシステムじゃないか!と思われるでしょうが、楽しかったら真似てもOKだと思います。

大唐温泉物語のサイトはこちらです。


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太麻里の金針花

2011-09-22 22:31:16 | お勧めスポット
    
 8月から10月にかけて台湾東部の山々には金針花というオレンジ色のユリが咲き乱れます。それを見に行こうと今年は台東縣の太麻里へと向かいました。



 太麻里の駅から金針花が咲く金針山は13キロほどの道のりだそうです。



 では駅をスタートにして出発です。



 ずんずん山を奥へと走っていくと眼下に美しい景色が現れます。青い太平洋を見ながらさらに山奥へと向かいます。



 途中で台東名物のシャカトウを売っているお店がありました。う~ん、美味しそうだな。



 どんどん上を目指して進みますと、ようやくオレンジ色の花々が見えてきました!おおっ、咲いてる咲いてる!!




 今年も金針花に出会えてうれしい~~~!!




 オレンジ色の絨毯って感じです。



 こちらの山の斜面にはまだつぼみの金針花ばかりが並んでいました。



 金針花が開いて花を咲かすのはたった一日だけ。英語ではデイリーリリーと言われているそうです。



 金針山散策の途中でお昼になりました。小さな食堂でお昼ご飯を食べましたが、そこではこの金針花を使ったおかずもありました。
 こちらは金針花の入ったスープ。



 そしてこちらが金針花のてんぷら。てんぷらこにちょっとだけカレー粉が混ぜてあるようでした。てんぷらは胡椒塩をちょいとかけていただきますと美味しいです!



 再び金針花の道をお散歩!



 ちょっと霧が出てきて寒くなってきたので下山しました。

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花蓮の海でイルカさんとご対面!

2011-09-17 22:26:23 | お勧めスポット
 日本でもすっかりおなじみになったホエールウォッチングやイルカウォッチングですが、台湾でもそれができるところが何か所かあるんです~。
 というわけで、この夏花蓮の港へ行ってきました!



 あらかじめ花蓮の港にあるホエールウォッチングの船会社に申し込んでいたんですが、当日はこの場所に集合となりました。



 午前10時発のこの船に乗り込みましたよ~!



 船に乗ると、まずは救命胴衣を着るように指示がありました。



 それでは出発進行!船は港を離れます~。



 今日はとってもいいお天気で、波も静かな状態。コンディションは◎!船も滑るように進みます。

 しかし・・・・・



 クジラさんもイルカさんも一向に現れてくれません。ポイントと言われるところに行って待っていても空振り。こんな状態が1時間近く続きました。



 ようやく「あっ、あそこに見えた!」という係の人の声で、船は一斉にその方向へ向かいました。



 え?どこどこどこどこ??
 あ、あ、あ、いたーーーーーーーーーーっ!!!確かにイルカ君です!!



 たくさんいます!すごくたくさん!
 でも、動きがすばしっこいため、うまく写真が撮れません・・・・




 あ、待ってイルカ君!




 シャッターチャンスを何度も逃し・・・・



 ようやく撮れた(これでも会心の)一枚。

 すっかり野生のイルカ達に魅了されたひと時でした。いや~、癒されました。ただ、出てきてくれたのはみんなイルカ君達で、クジラさんは1頭も見られませんでした。
 だけど、初めてこんなにたくさんのイルカが見られたのでとってもハッピー!!



 船が港に戻ると、もうお昼になっていました。そこで港近くの海鮮レストランでお昼ご飯です。
 海瓜子という貝の炒め物と・・・



 花蓮名物マンボウと、中国セロリの炒め物!マンボウは食感がすごくプリプリしていて美味しかったです。



 そして名前は何だったか忘れちゃいましたが、この赤いお魚の蒸し焼きも美味でございました~!

花蓮港でのホエールウォッチング、イルカウォッチング情報のサイト(中文)はこちらです

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中和の圓通寺

2011-09-08 21:54:34 | お勧めスポット

 新北市中和にある禅寺、圓通寺に行ってみました!



 入口の階段の下には大きな狛犬さん(?)がいてお出迎え。



 石段の上が正門です。なかなか立派な門構えではありませんか。



 門の中央にあるアーチの中に入ると、メタボの弥勒様とご対面~~!



 その奥には本殿がありました。


    
 本殿の両脇には石灯籠。なんだか日本的ですね。


    
 石灯籠の後ろ側には「昭和九年六月建之」と刻まれていましたが、「昭和」の文字は消されていました。これは台湾ではよく見られる傾向です。初期のころの国民党が消したものと思われます。


    
 本殿の正面にはゾウさんをデザインした線香立てがありました。



 更にお寺の奥へと進むと、登山道へとつながります。その入り口の絶壁に、なんとこんなに可愛い弥勒様のお姿が刻まれていました~!


    
 更に奥へ行きますと、なんとも不思議な岩が聳え立っていました。上の方が大きなこぶみたいになっていますが、落ちてきそうでちょっと怖いな。



 更に進んでいくと祠のような洞穴がありました。中には神様が祀られているのでしょうが、おやあ?これはいったいなあに??獅子のようにも見えますが、顔がありませんねえ。いったいどういう動物なんでしょうか?



 またこの変な動物の神様の前には線香が立てられているのですが、よく見ると線香じゃなくてタバコ!!これはいったい何なんでしょう!?獅子のような動物の神様といい、タバコの線香といい、謎のスポットでした。


    
 更に進むと長い階段がありました。階段は岩山のトンネルの中へと続いています。気になるので上ってみました。


    
 岩山のトンネルは上れば上るほど細くなっていて、狭ーい!!太っている人には無理な階段です。


    
 階段を上りきるとそこはちょっとした公園になっていました。ここから先は山の遊歩道にも続いています。



 階段の終点からの眺めは最高でした。台北の町が一目で見渡せます!わ~い、絶景だ~!



 また来た階段を下りてお寺の奥に進みますと、巨大な岩壁が現れました。写真ではどれくらいの大きさかわかりにくいのですが、10メートル以上の高さがあったと思います。この岩壁に大きく「佛」という字が刻まれているのですが、いったい誰がどうやって刻んだんでしょうねえ??



 「佛」の字の左下にはちゃんと刻んだ方の印までありました。お見事・・・

圓通寺:新北市中和區錦和里圓通路367巷64號
242のバスに乗り、中和駅で下車,その後圓通路367巷を歩くこと約1.3キロ。

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亀山島へゴー!

2011-09-02 14:56:55 | お勧めスポット

 宜蘭縣の離れ島、龜山島に行って見ましょうと、烏石港から船に乗り込みました。



 船に乗ったらまずは、救命胴衣を身につけるよう指示があります。船は走りだし、一路龜山島を目指します~!



 真正面に龜山島が見えます。待ってろよ~~~!!!



 徐々に近づいてきました~。もうすぐだぁ~~!



 もう島が目の前に迫って来ました。間もなく島の港に到着です!



 はい!龜山島に着きました!皆さん、気をつけて下りてください~。だけど、港と言っても小さな船着き場って感じですね。ホント誰もいないのよね、周りに。



 下船したら橋を渡って上陸します。写真を撮っていたら、「写真に夢中になりすぎて海に落ちたらいけないから、ここでは写真を撮らないで!」と、島の人に言われました。



 上陸してすぐにこんなものが目に入りました。龜山島は観光地として開放されるまでは軍の基地でした。今もその名残でこういう見晴らし台が残っています。



 草むらには野生のユリが一面に咲いていました。



 島にはお寺もあります。普陀巖(拱蘭宮)という寺院だそうです。



 龜山島に16歳まで住んでいたというおじさんがガイドをしてくださいました。おじさんの話によると、昔から龜山島は何もなくて、台風が来たら食料の入手も困難になり、生活が大変だったとか。おじさん、写真の草を指差して、「この草は台風が来て食べ物が何もなくなった時、お母さんがこの草を採ってきて炒めて食べたもんです。でも、確かにこの草は食べられるけど、渋くてすっごくまずいんです」と、お話してくださいました。



 以前この島に人が住んでいたころの住居跡です。簡単にこさえて家だったから、台風が来たらすぐに壊れたとのこと。



 この建物は以前の小学校の校舎。平屋建てになっています。



 龜山島にはカメのしっぽの部分から上陸しましたが、平地はこのしっぽ周辺くらいしか見当たりません。しっぽの陸地には龜尾湖がありますが、この水は海水が混じっていて少しだけしょっぱかったです。



 龜山島には遊歩道がありますが、道にはこんな看板が・・・「落石注意!速く通過すること!」「毒蛇に注意!」わお!ちょっと怖いですねえ。
龜山島のてっぺん401高地まで行く遊歩道もあるのですが、そこは険しいため、緩やかな環湖歩道を散策しました。



 途中にこんなものがありました。軍事基地の名残ですね、なんだか物々しい・・・



 少し高い所から龜山島のしっぽが見えます~。海にせり出している長い陸地がしっぽというわけです。潮の満ち引きによって、しっぽの長さやしっぽの先の見える位置が変わるため、しぽが動いているように見えるんですって!



 おや、ここにも要塞の跡地を発見!迷彩模様ですが、これも基地関係?



 そうです、奥はトンネルになっていました!早速入ってみましょう!



 トンネルは意外と長かったです。しかも1本だけじゃなくて、割と入り組んでいました。



 トンネルの中には弾薬庫の跡もありました。



 突きあたりには真っ青な太平洋が広がっていました!



 トンネルの突き当たりには緑色に塗られた機関砲が海のほうに向けて置いてあります。



 天井には無数の突起があるのですが、これは消音効果なんだそう。だけど、機関砲を発射したら物凄い音でしょうから、やっぱり大きな音がトンネル中に響き渡るでしょうね。


    
 トンネルを出て再び環湖歩道を歩きます。観音様と竜の像のところに出てきました。記念写真スポットです。



 更に遊歩道を進むと池がありました。池の水は澄んでいてきれいです。よく見てみると「冷泉」と石に刻まれていました。池の底から泉が湧き出しているようですね。



遊歩道を一周し、我々は再び船に乗りました。



 今度は龜山島をぐるっと一周するクルージングです。船は走りだすと、カメの頭のほうに向かいました。ほ~ら、ほらほら、カメさんの頭が見えてきた!



 船は誰も舵取りしていませんでした。だ、大丈夫~?自動操縦に切り替えてあるから大丈夫だということでした。



 ガイドさんがマイクで島の案内をしてくれますので、それを聞きながら龜山島のお勉強をしましょう!



 カメの頭の部分の海域には温泉が湧き出しています。ほら、わかりますか?海の色が白っぽくなってるでしょ。これが温泉なんですって!



 これは龜石巉壁という山の絶壁です。草も生えていない山の斜面に筆が突っ立っているように見えますね。龜山島八景の一つだそうです。



 おや?山に三つ穴があいてる!そう、これはさっき見学したトンネルの突き当たりでした。ふた昔ほど前だったら、あそこから攻撃受けてるかもね。



 本当ならこの時期、龜山島の沖でクジラやイルカが見られるらしいのですが、残念ながらこの日はその姿を見ることはできませんでした。あらあ、残念。
 でも龜山島に上陸できたし、クルージングもできたので楽しかったです!日が傾きかけ、龜山島一日ツアーは終了です。夕日に導かれ、台湾本島に帰って行きました~。

 亀山島は1978年まで住民がいましたが、軍事基地にするためみんな台湾本島に移住させられました。その後兵隊さん以外立ち入り禁止となった亀山島ですが、2000年に観光地として開放されました。

以前の亀山島住民の暮らしは貧しく、台風が来たら食べ物に事欠くこともあったとか。また、伝説によると、竜王宮の亀将軍が竜王の姫と恋仲になったことがばれ、竜王によって亀山島にされてしまいました。姫も父の魔法によって蘭陽平原(宜蘭の平原)に姿を変えられ、二人は海を隔てて永遠に引き離されることになったということです。

そんな物悲しさが漂う亀山島ですが、今では軍の基地という物々しい雰囲気も薄らぎ、なんだかのんびりとした島になっています。

龜山島ツアーについては台北ナビのサイトをご覧ください。

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