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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

蜜棗(みつナツメ)の季節だよん

2006-12-27 16:50:28 | 野菜、果物
      

 この時期、市場やスーパーの果物売り場に並んでいる果物の一つに「蜜棗」というのがあります。上の写真のがそうですが、なんだか青リンゴみたいに見えるでしょう。でも、写真ではわかりにくいかもしれませんが、サイズはリンゴよりも小さくて、玉子よりちょっと大きい感じかな。

      

 見ためはリンゴっぽいのですが、中身は大違い!このように半分に割ってみると、梅干しみたいに、まん中に一つ種が入っているのですね。また、果肉もリンゴというより梨みたいにショリショリとした歯触り。甘みがあってさっぱりしたお味はまさに梨!見かけはリンゴで、中身は梨というおもしろいフルーツです。

 棗にもいろいろな種類があるようですが、これは「ミルクナツメ」という種類だそうで、果物屋さんではこう表記して売っています。冬に台湾に来られたら、是非食べていただきたい果物です。

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ビーフン

2006-12-18 16:53:02 | 台湾B級グルメ
台湾名物の食べ物といったら、まずはビーフンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。日本人も大好きな焼きビーフンはここ台湾じゃ、至る所で食べられます!

        

ビーフンの故郷は大きく分けて二つ。新竹と南投縣の埔里(プーリー)。
というわけで、新竹にはおいしいビーフンのお店がたくさん!上の写真は新竹駅前の焼きビーフンやさんで食べたもの。豚肉のそぼろが上にかかっている割には、もやしやニラの効果かお味は意外とあっさりしています。コクのあるスープが麺に染みこんでいて、いくらでも食べられる感じがします。

        

こちらは宴会料理に出て来た大皿に盛られたビーフンです。具だくさんの焼きビーフンは迫力満点!

一般に新竹のビーフンは強い風でしっかり乾燥処理がなされており、弾力があってぷりぷりした歯ごたえがあるのが特徴です。それで、炒め料理に向くと言われています。反対に埔里のビーフンはこしがあって太めなのが特徴だとか。汁ビーフンやあんかけビーフンには埔里産のが適しているのだそうです。

ところでビーフンは漢字で「米粉」と書きますが、これを台湾語(ミンナン語)で“ビーフン”と発音します。ビーフンは実は台湾語だってこと、私も台湾に来てから知りました。

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年賀カード

2006-12-12 16:44:24 | 台湾の風習
      

 年の瀬もだんだん押し詰まって参りました。12月と言えば誰しも年賀状書きに追われている頃ですよね。台湾は旧正月でお祝いするので、まだまだ年末という雰囲気ではありませんが、年賀状は新暦のお正月には出すのが習わしとなっています。

 それで今、文房具店では年賀状が売り出されています。こちらでは年賀葉書ではなく、カードになっているのが一般的。来年の干支は豚(日本ではイノシシですね)ということで、豚さんをモチーフにしたカラフルなカードが何種類も出ています。

 中華圏ではお正月の色はおめでたい赤!ということで、赤を基調にした派手なデザインが目を引きます。見ているだけで楽しくなっちゃうくらい、いろいろなカードがあってどれを買おうか迷ってしまいます!

 写真は今回買ったカードの一部です。なかなかユニークでしょ?

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朱記餡餅粥店

2006-12-08 00:31:39 | レストラン、喫茶店、茶芸館
 台北には各地の中華料理レストランが集まっています。台湾料理はもちろん、上海料理、客家料理、広東料理、北京料理・・・・たくさんの料理店があって中華料理好きにはたまらないでしょう。

 さて、最近のお気に入りは大陸北方料理の部類に入る『朱記餡餅粥店』というレストラン。牛肉麺や刀削麺、肉巻、餃子などのメニューがあって、中国北方の食べ物と台湾人の好みの味がうまく融合したお店だなと感じます。

        

 看板メニューは牛肉餡餅と花素餡餅。(写真左奥がそうです)肉汁たっぷりの餡餅で、気をつけて食べないとビューッと肉汁が飛び出しちゃうから、レンゲで受けてそーっと食べてくださいね。まん中に赤い点がついている方が花素餡餅。細かく刻んだチンゲンサイと春雨がどっさり入っていて、結構ボリュームがありますよ!

 私個人としての一押しは「小米粥」!!粟、米、麦をミックスしたお粥です(まん中の黄色いの)。これにザラメの砂糖を入れて食べるのが正しいんですが、日本人にはこの食べ方が不評のよう。お粥に砂糖を入れるなんて気持ち悪いという意見が多いのですね。だけど「小米粥 」には断然砂糖があうのよ~ん、騙されたと思ってお試しください。

 また小皿に盛りつけた「小菜」も各種ありますので、好みのものを棚から撮ってきて食べましょう。ちなみにこの日私が選んだのはニガウリと煮干しの炒め煮。不思議とニガウリは苦くなかったです!

 本店は仁愛路にありますが、三越デパート南京西路店のフードコートにも支店がありますので、是非味わってみてくださいな。

データ 本店:台北市仁愛路三段106号
支店:三越デパート南京西路店(MRT中山駅下車すぐ)B2Fフードコート内

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仙人の果物?

2006-12-03 00:18:45 | 野菜、果物
         
 
 さて今回は「仙桃」というフルーツの紹介です。写真をご覧くださいませ、これが仙桃でーす。「仙」という字がつくからには仙人のように高貴で、仙女のように繊細でみずみずしいフルーツに違いないと思ったのですが・・・・。

 切ってみると、果肉はアボガドのそれと似ています。食べてみてびっくり!甘みがあることはあるのですが、柿に共通するような渋みというか、えぐみのようなものが感じられました。そして食べれば食べるほど喉につっかえるんです。バナナを食べているような、もっと言えばふかし芋を食べているような食感で、水分がないんですよ!何か飲み物がなくちゃ呑み込めないような。変なの。果物なのに飲み物が欲しくなるなんて。

 後で調べてみたら、エッグフルーツという果物だということがわかりました。(本名はカニステルというのだそうです)なるほど、ゆで卵を食べるがごとき感覚は確かに“エッグフルーツ”。日本でも沖縄で栽培されているらしいです。しかし、なんで台湾では「仙桃」と言うのかな。こんなに水分がない果実は蟹も捨てる(カニステル)なのに何故仙人や仙女の桃なのかしら。謎です。

 台湾では1920年代に栽培が始まったとのことですが、マンゴーやパパイヤなんかと比べるとまだまだマイナーなフルーツのよう。アイスクリームの原料やスイーツの着色などにも用いられていると聞きます。

 が、ナマでは食べにくい感が否めません。どなたか食べたことがある方はおいしい食べ方などお教えいただけたらありがたいです。

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