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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

平溪天燈(ランタン)飛ばし祭だ!!

2011-02-15 21:56:24 | 台湾の風習
 今年も元宵節がやってきます。元宵節には台湾各地で様々なお祭が開かれますが、台湾北部で最も有名な平溪天燈(ランタン)飛ばし祭に参加してきました!

 今年度は6日、12日、17日も3日に分け、平溪線の沿線沿いの町でランタン飛ばしが行われます。我々は初日の6日に行ってきました。

 天燈(ランタン)というのは紙と竹籤でできた雪洞のような形をしたもの。紙の部分に願い事を書いて、天燈(ランタン)の下部に結わえ付けた燃料に火をつけます。火が燃えてくると中の空気が膨らみ、紙も風船のように張ってきます。やがて天燈(ランタン)はふわっと浮いてきますから、そこで手を放すと天燈(ランタン)が空へ舞い上がります。
 平溪はこの天燈(ランタン)飛ばしのメッカ。元宵節になると、大勢の人が集まって、一斉に天燈(ランタン)を飛ばすのです。



 当日は午後2時からランタン飛ばしの申し込みが始まるというので、その30分前に会場の菁桐小学校に到着しました。この運動場で夜6時から天燈(ランタン)一斉飛ばしが行われるのです。



 しかしこのお祭、年を追うごとに人気が出て、この日は早くも大勢の人が詰めかけたようで、時間を繰り上げ申し込みが始まっていました!ほ~ら、線路沿いに、申し込みの人がこーーーんなに並んじゃって、長い長い列ができていました。 私達も列に並び、辛抱強く順番を待ちました。



 第8グループの整理券をもらい、ようやくホッ。夜までの間、平溪沿線をぶらつくことにしました。



 この日はいいお天気だったので、物凄い人出!昼間から既に天燈(ランタン)を揚げる人々で大いに賑わっていました。



 列車が来たら皆さん急いで脇に逃れます。線路が老街に迫っている平溪沿線ならではの光景です。



 今年の干支、ウサギの絵を描いている人もいれば・・・


   
 こちらの方は・・・・おやおや、「宝くじで1等賞が当たりますように!」ですって。当たればいいですね。


   
 韓国の留学生もハングルでランタンに願い事を書き入れていました。なんて書いてあるのかな??


   
 最近の紙ランタンは一色だけとは限りません。2色のものや、各面色の違う4色のランタンもあります。


   
 これまた最近の流行りなのか、ランタンに紐状の細い爆竹をつけて飛ばしている人も少なくありませんでした。ランタンが舞い上がる直前に爆竹に火をつけると、ちょうど空に揚がっていった頃にバチバチバチッと鳴り始めます。



ところで、平溪沿線沿いの町は「幸せの町」と呼ばれています。どうしてかっていうと、ほら、このお宅のようにこの辺りには胡さんが多いんですよ!中国語で“姓胡(胡という姓)”という発音と“幸福”という発音が似ているからなんです!面白いですね。



 夕闇が迫ってきたので天燈(ランタン)飛ばし会場に戻りました。午後6時から一斉飛ばしが始まります。まずは第一グループの天燈(ランタン)飛ばしです。宙に天燈(ランタン)がふわあっと舞い上がった瞬間、周りからワーーーッと声が上がりました。



 途中でショーを挟みながら、天燈(ランタン)飛ばしは次々と行われました。


 天燈(ランタン)は夜空に吸い込まれていくように、だんだん小さくなっていきます。みんなの願いが天に届くといいな!



 さて、いよいよ私達の番が来ました!天燈(ランタン)にマジックペンで願い事を書き入れます。係の方に指導してもらいながら上の四隅を引っ張り、準備OK~!!



 は~い、用意はいいですか?



 火をつけ、天燈(ランタン)が膨らみ、少し浮いてきたところでみんな一緒に手を放します。そ~ら、飛んでけ、飛んでけ~~~!!やったあ、大成功!きっと願い事が叶うよ!
 ゆっくり夜空に舞い上がっていく天燈(ランタン)はファンタジックでロマンチックでした~。

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林語堂故居

2011-02-11 22:16:51 | お勧めスポット
   
 陽明山に向かう仰徳大道沿いに素敵な佇まいのお宅があります。ここは文学者であり、言語学者でもある林語堂氏の邸宅だったところです。




 玄関はこんな感じ。白い壁に黒の門。中の柱は西洋風です。でも、屋根のあたりを見ると西洋風ではありません。中華風の屋根になっています。中洋折衷の造りになっているようですね。



 中に入ってみると、小さな庭を囲むように廊下が巡らされていました。お庭には鯉が泳ぐ小さな池もありました。



 お宅の中は展示室になっていて、林氏が生前使用していた道具などが見られます。だけど、写真撮影は禁止!残念ながら展示物は写真に撮れませんでした。
 しかし部屋の一部はレストラン兼喫茶店になっていましたので、そこに入ってティータイム。



 ワッフルと・・・・



 ミルクティーを注文しました。



 テラス席もありました。ここから台北市内の景色が一望できます。



 ほ~ら、いい眺め!!


   
 外のお庭もいろいろな植物が植えられていて、素敵なお庭になっています。
 驚いたのはお庭に林氏のお墓があることです。よっぽどこのお宅がお気に入りだったのでしょうか、自宅にお墓とは!お墓にはきれいな花束が添えられていました。

林語堂故居:台北市仰徳大道二段141号

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