ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

配布ポケットティッシュ

2007-08-30 23:02:44 | 生活に関する話題
 道を歩いていると、よくビラだのポケットティッシュだのもらいませんか?

      

 このポケットティッシュ、よく見るとなかなかおもしろいです。
コンビにあり、不動産屋さんあり、塾あり、美容院あり、ケーキ屋さんあり、警察局まで・・・・・

      

 中でもおもしろいのは、ちょうど選挙活動時期にもらう、立候補者のポケットティッシュ。
 候補者の皆さん、必死で配っています。選挙の時期になると、急にポケットティッシュが増えちゃいます。

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澎湖南海ツアーだよ~

2007-08-22 23:06:14 | 町を訪ねて
 澎湖の旅最終日は南海へ。本島の南に点在する島々を巡るツアーに参加しました。前日に引き続き、小型船に乗って馬公の港から出発です。

      

 船はまず桶盤島へ。この島には火山の跡が残っていました。昔火山が噴火し、玄武岩を激しく吹き上げた様子を今も留めています。この島の玄武岩群なかなかも迫力がありました。

      

 次に虎井島へ。この島には日本統治時代、山本五十六が作らせた地下の戦闘基地があります。ガイドさんの話によると、地下壕を作るのに1年以上かかったそうで、島の石をふんだんに使い、頑丈な造りにしたのだとか。

      

 虎井島の高台から海を臨むととってもいい景色。凛とそびえる玄武岩の壁が印象的。ガイドさんが「てっぺんにポコンと突き出ている岩はちび丸子ちゃんに似ているでしょう」と言っていました。

      
           
 桶盤島もそうですが、ここ虎井島にもあちこちでサボテンとアロエが群生していて、風が強く日射しの厳しい風土がうかがえました。サボテンの葉にくっついている紫色のものは実。サボテンの実は「澎湖赤りんご」と呼ばれ、ビタミンCが豊富に含まれているとのこと。爽やかな酸味があって、ジュースやお酒やアイスクリームに加工され、澎湖島の名物になっています。

      

 続いて望安島へ。この島には『中社村古厝』という集落があります。この集落の住宅は島の石(菊花石など)で造られた塀に特徴があり、300年以上そのままで残っていて、まだ人が実際に住んでいます。ここの住宅を見ていて、どっかで見たような風景だなァ~と思いましたが、そう、沖縄の離島なんかもこんな雰囲気ですよね。
 『中社村古厝』にはのんびりした南国の風情が漂っていて、台湾映画の「桂花巷」や「殺夫」の撮影ロケが行われたそうです。

           
 
 最後に七美島へ。この島にも玄武岩とこの地方の気候が作り出したおもしろい風景が見られました。獅子に見える岩や、龍がくねっている姿に見える岩(写真上)、妊婦が仰向けに寝ている姿に見える岩などがそうです。

      

 が、メインの見所は何といっても『雙心石滬(ツインハート)』!!これを見るの、すっごくすっごく楽しみにしていたんです~!!七美島の北岸にある二つのハート形の石囲いは、昔地元の漁師さんが作ったもの。満ち潮の時にハートの中へ入った魚が、引き潮の時に逃げられなくなって残るという、伝統的な漁です。定置網漁の簡単版とでも言いましょうか。
上から見ると、エメラルドグリーンが混じった青い海に、ぽっかりと浮かび上がったツインハートが何とも愛らしく、とってもファンタジックでしょう?このハート石をこの目で見たくて、はるばるやってきたのですよ~。

      
      

 澎湖の島々には地面に赤い可憐な花があちらこちらに咲いています。これは「天人菊」という花で、澎湖縣の縣花なんだそうです。夏になると開花するのだとか。 
 南海ツアーも他のツアー同様、ホテルのフロントや馬公市の旅行代理店などで手配できます。小島までは小型船に乗りますが、島に着いたらバスで移動するかバイクで移動するかを小型船の責任者にはっきりと告げてください。バイクの方が安いですが、暑い日は疲れるのでバスでの移動をお勧めします。澎湖本島から七海島までは1時間10分かかりました。天候により船の走りが変わりますので、時間は参考まで。

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澎湖東海ツアー

2007-08-16 16:20:49 | 町を訪ねて
 澎湖島本島の周りにもたくさんの島々が浮かんでいて、それぞれの島を訪れるツアーがあります。今回我々は「東海一日ツアー」に参加し、澎湖島本島の北東部に点在する島で遊んできました。

      

 ツアーは上の写真のような30人乗りくらいの小型船で出発。沖へ出ると、真っ青な海!!風を受けて気持ちいい~!

           
      

 最初に着いたところは澎澎灘という白い砂浜の丘。鳥島と員貝島の間にある珊瑚礁の丘です。港がないので船にはしごを掛けて下りました。この辺りは引き潮になると、「珍道物語」の歌詞のごとく
 ♪ 海が割れるのよ~  道ができるのよ~
   島と島とが~    つながるの~ ♪
というように砂浜の道ができるとのこと。(写真ではわかりにくいのですが、遠方に道が細くつながっているのが見えるでしょうか)しかし、ガイドさんの話では“昨年の台風で道がめちゃくちゃになっちゃった”というから、ちょっと残念。

      

 次に員貝島へ移動し、島のぐるりの浅瀬で魚捕りをしました。5人一組になって網を使い、魚を追い込んで捕まえます。が、魚の方はなかなかどうしてすばしっこく、結局捕まえられたのは7匹。もっといっぱいいたのに~。それでも自分たちで捕まえるのっておもしろいものです。海にはウニやでっかいナマコもいました。

      

 その後、海上に固定された魚釣り台に行き、今度は魚釣りに挑戦。私は釣りの方は全然ダメでしたが、主人は赤い魚をゲットしました。ここではカキやウニを炭火で焼いて食べたり、さっきみんなで捕まえた魚でスープを作って食べたりしました。

      
      

 員貝島には島の暮らしが窺えます。丁香魚(おじゃこ)を盛ったカゴが並べてあったり、とれたての魚が干してあったり。

      

 また、澎湖名物の「小管麺線(イカの汁そば)」もあって、これがなかなか美味しかったです!

      

 風の強い島ではカボチャの栽培も盛んです。これまた澎湖名物の「金瓜米粉(カボチャビーフン)」もカボチャの甘みが出ていて美味でした。

      

 さて、食事のあと、船でいろいろな離れ島を巡って見ましたが、実はこれは私が最も楽しみにしていた澎湖島旅行の目玉!!澎湖は玄武岩でできた島。島の土台はすべて玄武岩と言っても過言ではないでしょう。海から島を見ると、玄武岩の縦長の石柱がきれいに並び、まるで壁のようにそびえ立っているのがよくわかります。岩のカーテンという感じで、実に迫力があり、自然の神秘に心打たれます。写真の島は鶏善島ですが、どの島にもこのような規模の玄武岩の壁が大なり小なり存在し、その眺めは圧巻です!

 現在澎湖島の玄武岩群は世界遺産に申請中だそうです。個人的にはそれに匹敵する価値がじゅうぶんあると思いますので、是非世界遺産になってほしいものです。 

  午後5時過ぎにツアーは終了し、解散。ツアーで仲良くなった人達と写真を撮ったり住所交換したりしてお別れしました。

 東海ツアーはホテルや民宿のフロントの他、馬公市内の旅行代理店でも申し込めます。ツアー内容は何種類かありますので、よく確認の上、自分にあったものを選んでくださいね。

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行け行け!澎湖島!

2007-08-10 14:16:48 | 町を訪ねて
      

 台湾の離れ島の中でも最も大きな澎湖島へ行ってきました!見所の多いこの島の魅力がじゅうぶんお伝えできればな、と思います。上の写真は澎湖島のシンボル『跨海大橋』!全長2160メートルの橋の両端にある白いアーチが印象的です。

      

 澎湖島唯一の市、馬公市には『老街』と呼ばれる古い通りが残っています。中央街がそれです。

      

 その中でも『四眼井』という穴が四つ並んだ井戸は、今でも水が枯れることなく活用されているというので、珍しく思いながら見学しました。三級古蹟に指定されていて、市で一番古い井戸だそうです。

      

 『四眼井』のすぐ前にあるのが『乾益堂中薬行』というお店。このお店の建物も古いもので、日本統治時代に建てられたのだそうです。お店の名物薬膳玉子は味が濃く、旅のお供に最適!

      

 これも三級古蹟に指定されている『萬軍井』という名の井戸です。清朝の頃、島に上陸した軍が水がなくて困り果て、媽祖の神様にお祈りしたところ、ここから水が湧き出たという伝説があるのだとか。

      

老街のわきっちょに『模乳巷』という細い小路がありました。ここも100年の歴史がある道だそうで、人とすれ違ったら必ず体が触れあってしまうほどの小道です。

      
   

 島の北部、白沙島の西に大榕樹という台湾で一番大きなガジュマルの木があるというので見に行きました。これを見るのが楽しみの一つだったのですが、実際見てみて更にびっくり!ここのガジュマル、島に吹き付ける強風に煽られ長い時間を掛けて広がっていったとかで、枝分かれの数が尋常ではないのです。あまりにも広がりすぎて石で作った棚に支えられており、その下を人が歩いて通れるようになっていました。藤棚は見たことがありますが、“ガジュマル棚”は初めて見ましたから驚きました。このガジュマルの幹はどんなに太いのかと思いましたが、意外と細くてまたびっくり。(赤いリボン状の紐で結わえられているのがもともとの幹)しかし、ガジュマルは枝葉を伸ばし、影を作って涼を呼び、島の人々の憩いの場となり、観光名所となっていました。

      

『跨海大橋』を渡って西島へ。西島の北にある小門島には海辺に『鯨魚洞』があります。玄武岩が重なって巨大なオブジェのようになっていますが、鯨に見えるでしょうか?引き潮の時は洞窟に波音が低く響くのだそうです。さしずめ鯨の声ってところでしょうか。

      
      

 澎湖島の最南端に移動してみましょう。ここには『風櫃洞』というおもしろスポットがあります。玄武岩がゴロゴロしている浜辺ですが、ところどころ岩場がV字型になっているので、そこに波が勢いよくあたると激しく水しぶきが上がります。勢いが強いと水しぶきが水柱のように高く上がり迫力があります。また、波が洞穴の部分に打ち寄せたとき、その勢いで空気が岩と岩の隙間からこだまするように発せられ、ドォーン!!とすごい音がします。まるで大砲か何かを打ったみたいな、重くてお腹に響くような音でした。

      

 風の強い澎湖島には風力発電の風車が風を受けてくるくる回っていました。自然の有効活用、大いに結構!

      

 夜には馬公市に戻り、西瀛虹橋を見に行くのをお勧めします。夜暗くなってきたら、橋の欄干部分が虹の七色にライトアップされてファンタジックです!海にもこのライトが映ってとってもきれい!
 
 澎湖島へは台北、台中、台南、嘉義、高雄からそれぞれ飛行機が出ています。嘉義と高雄からは澎湖島行きの船もあります。
 宿泊先のホテルや民宿に馬公空港まで迎えに来てくれるサービスがあるか、確認した方がいいでしょう。是非、空港まで送迎のサービスのある宿を選びましょう。
 澎湖島の本島観光は見所が多いので、バイクか車をレンタルしたほうが効率よく回れると思います。暑い時期や寒い時期はバイクはきついので、車を使った方がいいでしょう。車の手配はホテルのカウンターや市内の旅行代理店でできます。

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